FT-817/817ND用直付けJ型アンテナの製作


トップメニューへ戻る


2011.06.01

※この製作記事は雑談から移動し、多少の文章変更と写真を追加しています。

 FT-817NDは夢のようなリグですが、いかんせん標準のヘリカルホイップとニッケル水素の2Wではよほど高い所でもないと全然飛びません。そこで直付けでよく飛んでくれるアンテナを作ることにしました。といっても直付け八木だと迫力は満点ですが、ちょっと嵩張って手軽さはあまりありません。肩掛けのままで歩けけるとなると、やはり単一型が基本ということになります。さらに半田付けは最小限で、調整はアバウトでも良く、再現性もいいものをと考えました。試行錯誤の結果できたのが写真のアンテナです。Jではありますが、よく見かけるショートスタブの途中で給電するタイプではありません。

 FT-817/817ND直付けJ型アンテナの寸法図です。
(本文と関係有りませんが、実はこの寸法の書き方は製図の規格上はNGです(笑)

 作り方は簡単です。用意するのはBNCのオスと5D-FBだけです。L型のマッチングエレメントも5D-FBの芯線です。まず中心の部分を作って、マッチングエレメントは写真のように曲げて網線に半田付けし、先っちょを湾曲させながら開く、だけです。このような給電のJ型アンテナは海外では見かけますが、日本ではほとんど見かけません。

 調整はラジエーターとマッチングエレメントの間が開いたり閉じたりすることでできます。5D-FBの外皮を使って作ったスペーサーを入れてあります。初代をしばらく使ってわかりましたが、このスペーサーは瞬間接着剤で止めてしまったほうが強度が出てさらにFBでした。

 給電点を817のコネクターのつけ根から5cmほど離し、さらにマッチングロッドの先を広げました。コレが実はうまくボディエフェクトから逃げられた要素です。どういう原理かは良くわかりませんが、この5cmと変形ロッドが無いとSWRの変化が激しく、あまり使い物になる感じがしません。このデザインですと本体手持ちで外部電源を使って5W出してもバンド内でSWRのバーは一本もつきません。回り込みも無し。ボディエフェクトもそれこそエレメントを握りでもしない限り変化ありません。不思議です。このアンテナを延長ケーブルで独立して使うとSWRは1.8〜2になります。寸法はそのままでラジエータとマッチングエレメントの先っぽの幅(寸法図で45mmのところ)を調整して下げられます。実際にポール(絶縁物のこと)に紐でくくりつけて外付けアンテナとして使ってみましたが、良く飛んでくれます。5D-FBの芯線は硬くも柔らかくも無く、手曲げ調整が容易です。

 飛びも良くて、打ち上げ角はかなり低い感じです。純正ホイップと比べたところSで2〜3は違うという結果です。以前はヘリカルホイップで特にFMでは呼び負けが多かったのですが、このアンテナによって応答率がかなり良くなりました。これで横浜市戸塚区→茨城県阿見町(約90km)と430SSB51/57、それから熱海市移動時に千葉県とFMで交信したときはお互い59+(約80km)の結果でしたが、いずれもこちらは817の2Wです。それと副次的な効果として、ラジエーターが長いので、FM放送の入りが劇的に良くなりました。

 817に直付けの430ホイップが欲しいが、自分で作ってみたいのならこのJ型アンテナをお勧めします。

 

写真左 初代:2年ほど使って折れました。
写真中 ニ代目:新しく作りました。ただしコネクタは高価なので流用。先っちょの黒いのはケガ防止用に巻いたビニールテープ。
           実はチョットだけ寸法を変えてTH-F7でも使ってます。
写真右 ニ代目の給電部のアップです。

注) 初代の写真でラジエーターを半田付けでつないでありますが、これは調整で切りすぎて繋いだだけの事で、深い意味はありません。


トップメニューへ戻る