MFJ-4416Bの回り込み対策・・・?
注:このページの対策を行って怪我や機器の故障等なんらかの問題が発生しても私は一切の責任は負えません。気を付けて作業してください。
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最近の無線機は13.8Vを供給しないと定格出力が出ない、というのはお約束ですが、しかしモービル機では12Vしか使えないわけで、定格が出るわけもありません。
もうちょっと何とかしてよと言いたいところですが、予算に余裕があれば、MFJ-4416Bスーパーバッテリーブースターの出番です。こいつはなかなかの性能で、一次側が電圧低下しても出力を13.8Vに保ちますし、25Aぐらい流しても、電圧がビクともしないという点が大変気に入っています。
ところが、車に積んで1年ほどたったある日、144と430のFM送信すると、IC-7000Mの出力設定を100%にしているにもかかわらず、70%ぐらいを示すのに気が付きました。
SSBやCWでも同じです。出力をパワー計で測ると確かにパワーが落ちています。これは多分回り込みであろうと思い、最初はケーブルというケーブルにパッチンコアを付けてみましたが、多少は良くなるぐらいで、ほとんど症状は変わりません。周波数によってもまた違いがあるので、回り込みなのは間違いないなさそうなのですが・・・
あとは無線機のアンテナを外してダミーロードでやってみたら、なんとそれでも症状がでます。これで電源回りで何か問題があるだろうと、電源ケーブルを変えたり、配線位置を変えたり、まあ考えられるだけの事はやってみたのですがほとんど変化無し。しょうがないですがパワーを10%つまり5Wまで落として使っていました。これだと症状が出ません。ところが何と!しばらくすると、それでもパワー低下する現象が出てきたので、さすがにこれはもうMFJ-4416Bの不具合を疑い始めたのです。
まず考えたのはMFJ-4416Bの二次側電圧です。IC-7000Mの出力を最大にし、電源電圧、つまり4416Bの二次側電圧を測ってみると、なんと17Vになっていました。IC-7000Mのマニュアルによると、16V以上の電圧を加えると、送信出力を落としてファイナルを保護する機能があると書いてあります。どうやら送信出力が低下したのはこれが原因のようです。
次に4416Bを詳しくみるために、車からIC-7000Mと4416Bを外し、室内で安定化電源を繋いでみたら、これが何と送信出力低下の現象が出ないのです。4416Bの二次側電圧も13.8Vで正常です。
完全にわけがわからなくなってしまいました。
もうここまでくるとカンに頼るしかありません。まずは4416Bの出力電圧をテスターで測りながら、調整するボリュームを探して回してみました。そうしたら、どうもガリっていたようで、一定方向に回しても電圧が上がったり下がったりします。あ〜もしかしてこれかもと思い、つまようじで端子洗浄剤を垂らして、5〜6回回してガリを取ってみたところ、電圧が安定しました。そこで再度13.8Vに調整して車に積んでみたところ、IC-7000Mの送信出力計が100%を指すようなりました。実際の出力も問題ありません。 写真はその調整したボリュームの位置を示しています。
ではなぜ車載で問題がでたのに家の中では出なかったのかですが、これはもう良くわかりません。ただ対処療法の結果、4416Bの出力調整半固定ボリュームのガリが原因だったとしか言えないのです。もしあなたのモービルがちゃんと出力が出ていない場合、回り込み対策をする前に4416Bを疑ってみてはいかがでしょうか。
赤矢印が4416Bの出力調整ボリューム。回した感じだとかなり緩い。
というわけで完