Mamod社 SR1a ライブスチームロードローラーの製作
2004.05.08
実は昨年のクリスマスにイギリスの友人よりプレゼントをもらっていたのですが、じっくり組み立てる時間なくて、そのままでした。
このキットはイギリスMamod社の数あるライブスチームキットの一つです。このキットのオリジナルは、イギリスには今でも沢山残っている蒸気自動車(蒸気機関車ではありません)の一つでロードローラーになります。例えばこれ。
イギリスが蒸気機関が発達した国であったことは日本でもよく知られていることですが、蒸気自動車が沢山つくられていたということは余り知られていません。これは日本では地形の問題もさることながら、自動車が導入されはじめた時期が、すでにガソリンエンジンが主流であったためと考えられ、鉄道や船などの大型のもの以外で蒸気エンジンが採用された乗り物はあまり作られなかったことも要因でしょう
(日本では国産自動車第一号といわれる山羽式自動車が蒸気エンジンでした)。
イギリスで今でもおこなわれる蒸気自動車のエキジビションやレースを見るとあまりの迫力(と煤煙)で度肝を抜かれることでしょう。専門誌もいくつかあるようです。もしイギリスに行かれるなら、ぜひとも蒸気自動車を見ることをお奨めします。郊外ならば、ナンバー付きで走る蒸気自動車を見かけることもあります。
これがキットの箱です。
中はこんな感じで、部品は殆どが真鍮とアルミです。いかにも削り出し、の感じが良いです。
ボイラーとスモークボックスと煙突は一体化してます。穴開け加工済みです。
まずはファイアボックスの組立です。
細かい部品は皿に入れておきます。なんだかワクワクしますね。
まずはファイアボックスの組立です。
ナットの取り付けがちょっと面倒でしたが、先曲がりラジオペンチで何とかOKです。
次はボイラーに水レベルの点検窓を付けようと思ったら、もう付いてました。多分ボイラーの検査をしたときに外し忘れたのでしょう。これはそのまま使うことにしました。新品はスペアに取っておきます。因みに写真の点検窓の取り付けは逆さまです。
点検窓取り付け終了です。
ボイラーをファイアボックスに取り付けます。後ろ側を2本のネジで留めるだけなので、マニュアルには壊れるかもしれないので、横にしとけ、ってかいてありましたが、いつも電子工作で使うアームを台にしてみました。なんだか組立工場っぽいです。
次にフロントのステアリングアームを取り付けます。
スチームパイプの取り付けです。真ん中に穴が開いたネジを下向きのパイプに通します。
2本のパイプを斜め45度に差し込み、下向きのパイプを差します。ボイラーの穴にはOリングが入っています。マニュアルによるとOリングを入れろと書いてありますが、これも製造の点検時に付けてそのままだったのでしょう。
フレームをファイアボックスにネジ止めします。パイプのネジも締めます。パイプが微妙に曲がっているので、全体を少しずつ締めていきます。
締め終わった写真です。パイプが付くことで、ぐっと蒸気エンジンの雰囲気が出てきました。
クランクとフライホイールを取り付けます。
クランクがスムーズに回るかどうかチェックします。
ここに真鍮ワッシャーを入れるのを忘れずに。
ホイッスルの組立てです。ホイッスルは走らせた後の蒸気抜きにも使います。
ホイッスルの取り付けです。マニュアル通りだとガスケットがボイラーに付かないので、ここから蒸気が抜けてくるような気がする。
結局ガスケットを先にしてみました。
引き紐ならぬ引きリングです。引っ張って動作確認します。ヒンジ部分が少しねじれていたので、修正しました。
いよいよ蒸気エンジンの心臓部を取り付けます。
正面から見たところです。
ネジにスプリングとワッシャーを取り付け、レバーが外向きになるようにして、シリンダーを取り付けます。
シリンダーにピストンを入れて、クランクに通します。
取り付け終了です。
リアタイヤの取り付けです。
スムーズに回るかどうかチェックします。少しバリがあったので軸を入れて回して削りました。
取り付けるとこんな感じです。写真の取り付け方向は逆(というか裏返し)ですので注意。
フロントのローラーを取り付けます。
取り付け終了です。
ドライブベルトの位置を確認しました。まるっきりずれています。フライホイールの取り付けが裏返しでした。
ほぼ完成です。
フライホイールを正しい位置に取り付けます。
正しい位置になりました。
ドライブベルトを取り付けます。
取り付け終了です。
ドライブベルトが真っ直ぐになっているか確認です。
スプリング式の安全バルブとガスケットです。
ガスケットを取り付けてからボイラーに取り付けます。給水もここからおこないます。
フト見るとガスケットが1個余っています。多分パイプのところに取り付けるのでしょう。マニュアルを見ましたが、取り付けるようには書いてありませんが、ボイラーとの間に微妙に隙間があるので気になってました。しかしここにガスケットを取り付けるためには、ドライブベルト・フライホイール・クランク・ピストンシリンダーまで外さねばなりませんでした。とほほ。
ガスケットを取り付けて、再組立てです。
本体はこれで完成です。
残りの部品です。
まず屋根を取り付けました。うおお!かっこいい!
大迫力ですね。エンジン部分の細かい感じがたまりません。重さも2kg以上あります。これに給水するともっと重くなります。
これが固形燃料をのせるモノだというのはわかりましたが、これでいいんでしょうか?
わかりました。もう一つの黒い部品(スカットル)と一つにします。
これを後ろから差し込むわけです。運転するときは、写真右上の固形燃料を2つ乗せて火を付けてからファイアボックスに差し込みます。
ファイアボックスにスカットルを引っかける爪があります。
スカットルを差し込んだ状態です。
残りの部品ですが、白いボトルはオイルです。これで可動部分に注油します。漏斗は給水用です。木の柄が付いた棒はステアリングハンドルです。もう一つがわかりません。固形燃料を挟むトングでしょうか?
ステアリングハンドルは写真のように取り付けます。
トングのようなモノの正体は、カタログの写真をみてわかりました!トラクターロッドでした。マニュアルに書いてないんだなこれが。
でも引っ張るものが無いので、居間に飾ってあった食玩の焼き芋屋の屋台を引っ張ってみました。
つづく