National/Panasonic R-126 AMトランジスタラジオ(赤)の修理


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見た目結構ボロです。

 写真じゃわからないけど、結構ぼろいです。前に黒いのを修理しましたが、今回は赤です。いわゆるナショナルの赤ですね。

 ボリュームがぐらぐらします。

 スイッチが入りません。ボリュームがぐらぐらして、空回りします。開けてみると、ボリュームが物理的に壊れています。これは直しようがありません。多分ボリュームがガリってつまみを強く押しているうちに壊れたのでしょう。落としたにしては、つまみのギザギザが潰れていませんので。

 ご存知3枚おろしです。

 内部は埃が多いですが、端子はさびていません。ここで電源スイッチだった部分をショートさせて無理やり電源を入れてみたところ、放送は良く受信できました。ボリュームの交換だけでよさそうです。

 はずしたボリュームです。

 ごらんのとおり、バラバラになっています。容量は16mmの5KΩDです。良く見ると軸が長いタイプで、これはちょっと見かけたことがありません。

 5kΩAをとりあえず・・・

 とりあえず手持ちの5KΩAを使うことを考えました。

 まず足の改造。

 手持ちの5KΩAはオリジナルと違い、足がまっすぐなのです。最初は折り曲げて使おうかと思いましたが、幅がいまいち合いません。そこで、壊れたボリュームから電源スイッチの足を移植しました。半田付けだと弱いので2mmのネジで固定します。ボリューム部分は今までの工作で取っておいた部品のリード線を使います。

 基板への取り付けは高さを出す必要があります。同調ダイヤルの高さを参考にして高さを合わせて半田付けをしました。このボリュームを回すトルクを十分に受け止める硬さで取り付けられました。

 これも例によって磨きます。

 ダイヤル窓を磨きます。まず磨く前の写真です。

 磨き終わってピカピカです。本当は深い傷もいくつかあるんですが、それは取りません。そこまで磨くと逆に曇ります。

 ボリュームのつまみがつかない!

 さて組み立て、と思ったら、ボリュームのつまみが付きません。オリジナルは軸が長いのでネジが短いのです。さっそく近所のDIYの店で1.7mmのネジを購入し、事なきを得ました。

調整して完成です。

 今回はボリュームの交換だけだからと、なめてかかりましたが、実は動作させてみたら、ダイヤルが80〜100KHzぐらいずれていることを確認。トラッキング調整をしなおすと、不可解な現象に出くわしました。1400KHz以上が受信できないのです。それどころか1600KHz付近でニッポン放送(1242KHz)が聞こえるのです。もちろんダイヤルで1242KHzの所でも聞こえます。最初はイメージかとおもったんですが、どうも様子が違う。発信周波数を調べたところ、何と1300KHzから上のダイヤルは、実は周波数が逆に下がっていくという状態でした。ですから1422KHzラジオ日本は聞こえません。

 で原因はというと、どうもポリバリの羽がずれているようです。同じ型のポリバリと見比べますと、ある位置のローテータとステータのあたる面積が違うことからわかりました。ずれた原因はわかりません。ずれるような構造ではないと思うのですが・・・しかしこのバリコンは手持ちが無いので、調整で逃げることにしました。

 周波数が下がっていく1400KHz直前に1422KHzラジオ日本を持ってくるようにしてトラッキングをしなおしました。ダイヤル表示は1300KHzぐらいです。最終的にダイヤルは合っていませんが、放送は良く受信するようになりました。実はこの状態は調整する前の状態です。調整はほとんど無意味でしたトホホ。

というわけで完!


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