SANYO RPM6800 トランジスタラジオのレストア


トップメニューへ戻る

2003.10.06
2003.10.07

by Tuning Radio


2003.10.07

 ボンドはやっぱり黄色ですね。

 ボンドを買ってきてツマミを付けます。ボンドって接着する両面に塗って、手でべたつかない状態まで乾燥させてから付けるわけですが、子供の頃からなぜか、それが納得出来ないんですよね。たしかにちゃんと着くのですが、どうも「接着剤はすぐくっつけないとダメ」というプラモデルのセメダインのイメージが強いらしく、ボンドの「すぐ着けちゃダメ」というのは頭でわかってても、ついそわそわしてしまいます。写真はピンぼけですが、このツマミも全部磨いてあります。


 さあできあがり。

 これで完成です。

最後に点電球のリペアを図解しましょう。ヤスリで削った幅というのは 2mm 無かったです。そのため作業はかなりしんどかったです。
ハンダ付けの時、もし大丈夫な方のリード線と繋がってしまったら、カッターを入れて剥がしてください。また、この方法でリペアしたものの、何らかの条件がかさなってリード線がショートする危険性もあります。リペア部品を使うときはそういうリスクを考えてつかってください。




ではひとまず


2003.10.06



 外見です。写真では良くわかりませんが、隙間という隙間に茶色いゴミが詰まっています。

 横向きでも使えます。いまのとこ全然使えません。

 SANYO RPM6800とは、デジタル表示の液晶アラーム時計がついたFM/AMラジオです。
 これを入手したときは電源が入らず、液晶のライト(これは"点電球"と言います)が根本から断線していました。それと、外見はダメージは無いのですが、アルカリ性の家庭用洗剤の匂いが強烈にします。しばらく鼻が曲がりそうで酷い状態でした。埃のつまり具合から言って、まあ鳴らないけど、外見を綺麗にしておけば売れるんじゃないか、ぐらいに考えてざぶざぶ洗ったのではと考えてみました。アルカリ性の洗剤を使わないとならないぐらい汚れていたんでしょうか。とにかく表側はいいですが、中にダメージがあったら嫌です。

 


 開けるともっと洗剤の匂いがしてきました。むむむ・・・
 このあと、いつものように三枚におろしましたが、写真撮るのをわすれてしまいました。

 時計ユニットです。

 埃と洗剤まみれです。使えるんだろうか。



 液晶ユニットです。ガラスは汚れてはいますが、磨けば大丈夫そうです。



 端子板です。液漏れだか洗剤のせいだかわかりませんが、錆がまわっています。
 端子磨きですが、今回も手で金属用コンパウンドを使って根気良く磨きました。
 これが一番疲れますね。このあとニッケルメッキを施しました。



 当然ながら配線図です。実は今回はデジカメで配線を全部写したんですが、部分部分のアップの写真はほとんど役に立ちませんでした。結局上の配線図を写真をみて起こしました。それなら最初から手書きすれば良かったわけです。でも写真も良いことがありました。再組立ての時に配線でどこを通すかわからない線が一本あったんですが、写真ですぐわかりました。というわけで、配線図は手書きがいいけど、ワイヤリングの参考のためにはやはり写真を撮った方がいいということです。

 根本からぼっきり。

 さて次にやっかいなのが点電球です。根本から折れてます。どうしましょう?実は何日か考えてLEDにしてしまうかとも考えて、スタンレーの2262Sという小さなLEDも買ってきました。しかし、レストアというなら電球も直せなきゃなあ、と思いまして、結局、折れたところのガラスを 1mm 削ってリード線を剥き出して、切れたリード線をハンダづけすることにしました。無茶かもしれませんが・・・

 時計用リチウム電池です。

 いまの規格だと CR2032 になります。



 時計ユニットの配線を調べたところ、時計の電源と点電球の配線は別々だということがわかりました。時計は3Vのリチウム電池ですが、電球はラジオの4.5Vを使うのです。写真は時計を動かし、電球の根本にテスター棒を使って通電し、点灯させたところです。
テスターは電流を表しており、この電球を点灯する回路は 25.83mA を消費します。

 電球は切れていないことが解ったので、この時点で LED に交換するのはやめにしました。そもそも直径 1mm の点電球なんぞ何処で売ってるものか、さっぱりわかりませんので、点電球を交換するという考えはありませんでした。




 時計ユニットのテストベンチです。




 点電球の片方は繋がっていますので、それはそのままにして液晶ユニットに湿らせた靴下をかぶせます。こういう場合はなるべく繋がったままでつなげないと、外してから取り付けると長さが合わなかったり、変にねじれたりして繋いだところに無理がかかって切れるからです。  次に切れた方のリード線を剥き出しにするため、平ヤスリで静かに 1mm ぐらい削り、リード線を出します。その後切れたリード線をハンダづけします。この場合の半田ごてはいつもの30Wではなく20Wの精密配線用のものを使います。



 これがハンダづけが終わって、正しい位置に取り付け直した状態です。
 ラジオ部のほうは、これもいつものように電源から追っていきましたところ、ボリューム兼用の電源スイッチの接触不良でした。これは磨いただけで直りました。



 さて部品の補修、清掃がおわりました。もう洗剤の強烈な匂いはしません。これから再組立てにはいります。

 下の写真は端子の仕上げの写真です。
 左の写真を見てわかるとおもいますが、この世のものとは思えないような色になっています。これを削ってニッケルメッキをするわけです。気持ちいいです。

 →こんなになる→ 

 しかし、手で端子を磨くのはもう面倒すぎて嫌です。そこで次回端子を磨くことがあったら、そのときは昔買った安物のリューター(あるいはルーターともいう)という電動工具で磨くことにします。これなら楽でしょう。リューターとは彫刻で使う工具でして、ちょっとしたものを削るには非常に便利です。

 ほとんど仕上がりました。下の写真、良くわからないのですが、液晶に時刻表示、向かって右側面の赤い LED が点灯しているのがわかるかと思います。LED はチューニングライトです。



 時計のアラーム機能も使えます。時間が来るとスピーカーから鋭く強い断続音が聞こえます。
 アンテナは2段折りになっており、引き出すのが結構面倒だったりします。
 正面に向かってすこし斜めに浮いていますが、底面(というか裏?)に収納可能な足がついてまして、横位置で使うときはこの足をだしてやると、写真のように置けるわけです。

 それと実はプラスチック用ボンドを買ってくるのを忘れて、時計の設定スイッチのツマミをつけていません。それをつければ終わりです。それにしても結構長くかかったんですが、全然UPしてなかったので、これじゃ日記になってないですね。


 つづく。


トップメニューへ戻る