National T-801 MW/SW トランジスタラジオの修理
※AMかMWか:今回からバンド切り替え表示がAMの場合はAM、MWの場合はMWとタイトル表記します。今まではあいまいでした。
2007.01.18
つづき。
カーソルを取り付けようと思ってよく見たら、糸の掛け方が間違ってます。やはり一度修理しようとしたんですね。回路はどこも悪くなさそうなんですが、何をしようとしたのか最後までわかりませんでした。
ボリュームのガリは例によって分解清掃と思ったら、これは軸が取り外せないタイプ。綿棒で丁寧に内部清掃します。前にも書きましたが、あまり削りすぎて容量が変わることが無いよう注意しなければなりません。
第2端子は外側に剥き出しになっています。ここの接触も悪いので、爪楊枝をつかって接触面を綺麗にします。
スイッチ入→切がいま一つパチッとならないので、コマを少々加工しました。
終わりました。
写真を撮らなかったんですが、ダイヤル糸を正しく掛けなおしてみると、ダイヤルが重い&バックラッシュがひどいという状態でした。そこでプーリーやダイヤルの状態を見てみると、埃を吸った蝋があちこち詰まってたり、バリコンについてるプーリーに配線がぶつかっていたりしていました。このあたりを直すのに少々時間がかかりました。かなりスムーズさを取りもどしましたが、チューニングつまみの軸が曲がっている(が直せない)ので、これ以上は良くできませんでした。
作業中は基板のあちこちに詰まった埃をできるだけ取るようにしました。一番厄介だったのはダイヤルやスライドスイッチに詰まった埃でして、これはいつも難儀しますが、今回は外さないで作業したのでさらに厄介でした。ローレットの奥に詰まった埃を無理に尖ったもの、たとえば縫い針で取ろうとすると白いスジになるのです。だからせいぜい爪楊枝ぐらいのもので取りますが、どうしても取れない場合は、中性洗剤を含ませて少しずつ取ります。これは根気の要る作業です。
ケースは磨きを入れ、最後に皮カバーをラナパーオイルで汚れ取り&艶出しをして終了です。それにしてもラナバーオイルは良いですね。
ラジオの感度としてはMW/SWとも十分で、クリスター動作も問題ありません。昼間でもラジオNIKKEIがガンガン聞こえます。
ネジを使う場所を数えてみましたら、35箇所もありました。しかし一部の部品だけなぜかハトメでとめてあります。なぜなんだろうか・・・でもきっと、このセットの組立工場には職人さんが沢山いたんでしょうねぇ。
というわけで完。
2007.01.10
ナショナルT-801です。堂々たる風格です。ダイヤルライト及びファインチューニング付き、クリスター内蔵、そして、3枚目の写真をご覧ください。異様にでかいバーアンテナが付いています。
症状としては、ダイヤルカーソルが動きません。ダイヤルは効くので、カーソルが外れてるだけです。あとボリュームにガリ、全体的に汚れてます。
写真のように、ケース全体に擦れた跡があります。
写真では良くわかりませんが、埃だらけです。虫の死骸も5匹ほど。中は一度分解したような跡があります。基板を止めるネジも一本無くなってます。
どんどん分解して部品清掃します。カーソルは糸から外れてました。
ファインチューニングのつまみは外せましたが、メインダイヤルは外せません。仕方が無いのでつけたままつまみの清掃をします。
電池室です。この電池室は青いわ錆びてるわで、結構ダメージがあります。がしかし、この電池ホルダはネジが固着して外せません。しかもネジが外れたとしても半田付けをたくさん外さないとダメという面倒くささ。
しかしこのセット、ネジが異様に多い。一体全体何本使っているのか!というぐらい多いです。
ラジオとしてはそれほど問題はありませんが、清掃に時間がかかります。
つづく。