SONY TR714 AM/SW トランジスタラジオの修理
2006.12.29
ダイヤル糸を掛けなおして、ケースの清掃をして終わりました。ケースは元々状態が良かったので、時間はかかりませんでした。SWは仮のアンテナをつけて聞いてみましたが、かなり感度が落ちてます。まあ仕方がないですね。
というわけで完。
2006.12.28
TR714 7石トランジスタラジオです。
これはまた歴史的なラジオです。トランジスタの型番が2TxxのTR714です。裏蓋とかを見ると、型番にハイフンは入らないみたいですね。何というかいかにも職人さんがひとつづつ手作りしましたという感じがします。残念なのは、このころの短波ラジオのロッドアンテナは内蔵ではなく、外付けだったため、いつのまにか無くなっていることが多く、このセットにも付いていませんでした。
症状はまずガリオーム(ボリュームがガリガリするのでこう呼ぶ)がひどい状態です。ゆすっただけでもガリが入るような状態です。それからダイヤルがスムーズに動きません。バンド切り替えはガリはないようです。一応BC帯は何か受信しているようです。それから何となく誰かが一度修理をしようとした感じがありますが、手作り時代のものですから、こんな感じなのかも知れません。完品を見たことが無いので何とも言えません。
はずせねぇ!
ではさっそくボリュームをはずそうと思ったら、ボリュームを止めてあるネジが基板に干渉してはずせません。このネジはシャーシの支柱に止めるようになっているので、支柱のシャーシ側を緩めようと思ったら、さらにダイヤル糸が干渉しているという、なかなか難儀な構造をしています。さすがソニーとしか言いようがありません。
このボリュームは例によって?分解できるタイプでしたので、分解清掃で復活を試みます。さらに半田付けもはずさないでやってみました。なるべくなら半田をはがさないほうが良いわけで。で、結果はガリはほとんどなくなりました。しばらくこれで使えるでしょう。
つぎにダイヤルです。スムーズに動かない原因はすぐにわかりました。ダイヤル糸が硬くなってしまっていたのです。糸そのものも劣化していますが、糸についた汚れが固まったという点もみのがせません。これも分解清掃し、あとはしごいたり揉みほぐしたりしてやわらかさを取り戻します。完全に乾かすため一日おくことにします。
あと今日はIFTと感度の調整をしておきました。ダイヤルはそれほど狂ってません。IFTは調整できますが、発振コイルのコアがエナメル塗料で完全に固められてしまっていたので、ダイヤルを完全に合わせるのはあきらめましょう。
つづく。