JETプログラムに非白人を!
英語を話すのは白人だけではありません。ガイジンも、外国人という意味であれば、白人だけではないです。当たり前ですが。そういう期待を裏切るためにも、美しい英語を話すインド人、南アフリカ人、シンガポール人から色々日本に呼んだらいいと思う。
利点はたくさんある。
英語圏は広い、ということを知る。
英語はアメリカ語だけではないことを知る。
英語がなぜこうも広まったのかを知るきっかけになる(イギリス植民地政策)。
世界の事情をよりよく知ることになる。南アフリカ人からアパルトヘイトについて、インド人からチャンドラ・ボースについて、シンガポール人から太平洋戦争について知る。などなど。
途上国出身であれば支給するお小遣いをもっと安くすることができる。
訛っている英語でも美しい英語というのがあるのだ、ということを知る。(つまりは日本語なまりも恥かしくないのだ、という当たり前のことに気づく)
何よりも、日本人を啓蒙する絶好の機会になる。
国際化=アメリカ化ではないことを知る。
等など。
別に、僕は白人が嫌いなわけでは決してありませんし、肌の色で人を判断したいわけではありません。念のため。
JETプログラム自体、親日白人を作る、という魂胆が見えて嫌いだ。むしろ、生きた英語を学ぶという本来の目的を重視すべきで、英語の先生だというから白人が来るとばっかり期待していた、というような程度の「国際感覚」の人々の期待に合わせるようなことを国策としてやるべきではない。
英語を話せることは、アメリカ化できるということではなくて、こういうもっと広い「英語圏」の世界の人と話せる機会をもたらすものだ、ということを認識することにつながる。英語が話せれば、マックでハンバーガーとコークが注文できます、というんじゃなくて、英語が話せれば、アパルトヘイトのことも話せるし、ガンジーのことも話せるし、太平洋戦争のことも話せるし、シェークスピアも少しは分かるし、アヘン戦争のことも勉強できる。そして、英語が話せない人は、いつまでもどんな程度の低いアメリカ人と喧嘩すらできないし、イギリスの帝国主義政策を批判することもできない。ただ、にこにこ笑ってガイジンと握手するぐらいしか能がないままだ。英語を学ぶことが国際化につながるというのであれば(そういうもんでもないと思うが)、それは、英語を話すということはこういうことを可能にするからなのだ。
アメリカ人に物申すためには、同じ土俵に立って同じ言葉で口喧嘩をふっかけられなければならない。そういう必要があるから英語を学ぶのだ、という発想は、決して今の英語教育の中からは生まれない。
とは言っても本気で英語を学ぶのも楽ではないだろうから(僕だったらイギリスに留学しろ!とまず言いたいけど)、とりあえずは、国民の英語理解増進を目的としているはずのJETプログラムを改善するべきだ。