FX-840P ポケットコンピュータ 増設メモリ32KB内蔵計画
2007年6月26日
ネットで調べると、遥か昔のスーパーマシン・ポケットコンピュータ(通称・ポケコン)の記事がたくさん見つかります。
中には技術情報もあったり。 購入当時にそんな情報があれば遊び倒してただろうにぃ。
と思いつつ、当時のポケコン・FX-840Pが手元に有ったりして。
で、ネットオークションで他の機種を入手してみたり。
もともと持ってたポケコンは、CASIO製のFX-840Pで、販売名「FX-840PL」という、
本体と増設メモリ「RP-33」(32KB)がセットになっていたお手軽セットでした。 合計メモリは40KB。
新たに入手したポケコンは同じ流れのもうちょっと後ので、そちらにRP-33を移したくなったのだが、
それでは、FX-840Pが8KBの弱小マシンになってしまう!ので、32KB内蔵を計画しました。
ネットの記事によると、「RP-33」相当品は、ICのS-RAM「HM62256-LFP」1個でできるようなのだが、
フレキシブル基板を起こすようなパワーは無いしぃ、、、、と、弱音を吐いてる。。。。。
と、よく見ればFX-840Pの中に空きスペースがあるじゃん。
おそらく、ROMを追加するスペースなんだろうが、ピンピッチとかはS-RAMと同じなんで使ってみようかと。
まずは、各端子を検証します。
【増設メモリポート】
ネットの記事とほぼ同じなんだが、19番の座がVDD(+5V)ぢゃないんだ。
たどるとCPUらしき石とつながってるのだが。 第2の-CS(チップセレクト)なのか?
今回は19番の座は無視して何もつながないことにします。
(新たに入手したポケコンは、ネットの記事どおりVDDでした。)
(増設メモリポートの座の番号は、既出のネットの記事に合わせています。)
『※注』ICの実装方向を基準にしているので、天地が反転しています。
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【今のS-RAM】
8KB(64Kbit)の石が載っている。 pin26がHiレベルに固定されている。
(後で、32KBのS-RAMに載せ換えてpin26をA13にしてみましたが、ポケコンの表示は8KBのままでした。 自動認識しない模様。)
【ROMスペース】
pin1がVDD、pin27がA14になっている。
また、pin20の-CSは増設メモリポートのものを使う必要がある。
この3箇所は、S-RAMに合わせて配線する必要がある。
他は、そのままS-RAMに使える。
【IC・32KBのS-RAM】
通販で買おうかと思ったのですが、手元のジャンク基板に有ったので、はずして使いました。
「HM62256-LFP」相当品は、メーカーによっては全然違う型番だったりして調べるのも楽しいし。
ちなみにウチのジャンク基板は、アナログ回線のモデムカードでした。
はずし方は、全ピンにハンダをまわして、片側づつ交互にIC自体をちょっとづつ浮かせて
1mmぐらい浮いたら吸い取り線でハンダを除去して、後はクリーニング。 ピンは曲げません。
(260℃に温度制御できる60Wくらいのハンダごてじゃないとできませんが。)
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実際の実装作業
1.ROMスペースのpin1、20、27に絶縁のシールを貼る。
2.絶縁のシールの上に銅箔テープを貼る。(ICの足が載る場所です。)
3.ROMスペースにS-RAMを実装する。(ハンダづけ)
4.配線をする。
pin1 と ROMのpin27(A14)
pin27 と S-RAMのpin27(-WE)
pin20 と PAD(-CS)
5.電源ラインのチップコンデンサ(104)を実装する。
6.配線をテープで固定する。
黒カバーの仕切りの中に納まるようにする。
7.「メモリ32KB増設済」の表示をする。 (けっこう大事です。)
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確認
組み立て後、電源ONして背面の「P」リセットと前面の「ALL RESET」をした後
「FRE1+FRE2[EXE]」を実行する。
結果が「37840」なら8KB+32KBになっている。
注意! この記事は実際に私が行った作業の記録です。 よって、いかなる保証もしません。
また、これらの作業にはそれ相当の知識や技能や設備等が必要です。
この記事をもとに作業をされるときは充分に検証の上、自己責任により行ってください。
なお、改造した製品はメーカーのサポートを断られる可能性があります。
参考webサイト: CASIO PB-1000 FOREVER!
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