CyBird ML,HP移転のお知らせ
 
情報・通信技術を積極的に用い、障害者の就労を促進する団体として CyBird(サイバード)が発足したのは1996年10月のことです。パソコン通信からインターネットへの移行がすすみ、1995年末にはインターネット接続の機能が標準搭載された Windows95 発売の為に深夜の大行列ができたような時代でした。多くの人がインターネットに夢を抱き、とりわけ障害者にとっては意思疎通の道具、遠隔地との連携手段として大きな意味をもつものでした。

この間、多くの個人、企業、行政等と協力を深めながら講習会、啓発のイヴェント、情報交換などの活動を行ってまいりました。こうして築かれた多くの繋がりの中で、仕事のやり取り或いは企業への就労なども実現されてきました。中には企業雇用の中で在宅就労を始めた方もおり、日常業務だけではなく新たなユーザーインターフェイスの発見や労務管理のノウハウ蓄積という面でも大きく貢献しています。

10年という月日の中で私たちを取り巻く環境は激変しています。インターネットは決してハードルが高いものでも、ちょっと身構えたりするものでもなくなっており、生活のそこここにすっかり根付いています。もう少し視野を広げると1994年のハートビル法、2000年の交通バリアフリー法制定と社会参加を広げる為の動きは着実に芽生えています。会則の中で用いられた「ノーマライゼイション」という言葉からは発足時の気負いも感じられますが、今となっては言葉にするのもちょっと気恥ずかしい感じがします。少しずつではありますが、私たちが高いハードルと考えていたものが取り払われつつあります。それぞれの思いを抱いて CyBird に集まった人々も、それぞれの歩みを始めている、節目となる10年目ですが、ここで CyBird の運営形態をリニューアルしたいと思います。

具体的には、まず会費制による運営を止めます。残存している会費の扱いについては後述します。次に、MLとHPを有料のスペースを確保しておりましたが、これを3月末で解約いたします。その後については無料のスペースで運営を継続し、MLについては有志の希望者のみ登録するという形を検討しております。新ホームページは http://www.geocities.jp/cybird2006/ ですが、MLの方はまだアドレスを案内できる段階には至っておりません。決定次第お知らせいたします。会計については \389,790 を残しておりますが、障害者の地位向上に関する活動をしている団体へ寄付したいと思います。全ての金額を一つの団体にではなく、いくつかの団体に分割しての寄付を考えております。身近でそのような活動をしている団体をご存知でしたなら御一報ください。

10年の間に起こったことは確かに前進です。しかし、前進であり漸進でもあります。CyBird 発足時にそれぞれが抱いたであろう、それぞれの最終形には程遠いのではないでしょうか。インフラ的な面では大きな前進でしたが、インターネットやパソコン操作に習熟するという範囲を超えて就労という広い範囲に目を向けた場合、課題は山積しています。企業への就職と起業の違い、労務管理の問題、業務連携の上での相互理解の問題 etc. etc。これらを解決する為にはこれからも様々な試行錯誤と年月が必要とされるでしょう。

CyBird が次の段階へステップアップする為にも、これまで以上に広範囲の方々の様々な立場の意見が重要性を増してくるでしょう。今後も新規MLにおいて、引き続き御協力、御助言頂ければ幸いです。

まずは区切りとして、これまで10年間に渡る多方面からの多大な御協力に感謝を申し上げる次第です。
 
2006年3月8日 CyBird 広岡馨  
 
おわびと訂正
3月8日に掲載した時点で会計の残高は、\208,515 と発表いたしましたが、その後、通帳の最終確認のため記帳を行ったところ合計残高は \389,790 になっていることが判明致しました。確認が遅れましたこと、お詫びして訂正させて頂きます。



CyBird トップページへ戻る