サイバード趣意書 

平成8年10月3日

在宅障害者にも就労を

障害者就労支援組織「CyBird」(準備会)
サイバード 
     

 ここ数年、連日マスコミはインターネット関連の話題で賑わっています。インターネットとは全世界規模のコンピューターによる通信網です。各企業ではインターネットを利用した在宅勤務やサテライトオフィスの実用化を模索しています。通勤時間・会議時間の短縮、モラルアップ等により生産性が向上することが企業の試行の結果、明らかになっています。
 これまで私達、障害者は就労にあたって仕事をする能力があっても通勤手段や職場環境が大きな障壁となることがしばしばでした。しかし、社会的インフラとしてインターネットが普及し、企業レベルで在宅勤務ということが論議されている現在、電話回線とパソコンを利用して在宅の障害者が仕事をするということが決して夢物語ではなくなろうとしているのではないでしょうか。事実、パソコン通信等では、今まで、何の問題もなく意見交換をしていた方から「私は全盲の障害者です」の旨の電子メールを頂き、驚くことがしばしばです。パソコンとその補助入力装置が障害の障害たる意味を軽減しうる道具であり、インータネットは時間と空間を超越する道具と成りうるのです。
 私達はこの様な考えのもとにパソコン利用を核とした障害者の就労支援組織を発足させるべく準備を進めています。具体的には、パソコンの知識の乏しい方には各種セミナーを受講する機会を提供し、仕事を行えるだけの力を持っている方には企業との仲立ちをしようと考えています。
 今日、高齢化社会が到来し全人口に対する就業人口の比率が低下しています。そうした中で、従来、生産の現場からはじき出されていた障害者が生産に携わることは、社会の活性化といった観点からも大きな意義を持つと考えます。
 私達の組織は障害者、障害者の親等が自然発生的に集まって準備活動を開始しました。既に、多数の大学関係者、企業からボランティアとして協力を頂いておりますが、特定の団体、企業に依存する組織ではありません。活動資金、事務所、人的資源、技術的問題等、解決すべき問題は山積しています。貴組織におかれましては、私どもの上記趣旨を御理解頂き、あらゆる面において協力を頂けるようお願いする次第です。

障害者就労支援組織 CyBird

代 表

広岡  馨
副代表 佐藤 俊彦
副代表 山口 浩二


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