- HP 2133 mini-note PC with Puppy Linux 動作状況 -
※ 元の頁へは、ブラウザの戻るボタンにて戻ってください
( Last Update : 2009-12-02 )
Puppy Linux 4 系 と HP 2133 mini-note PC
2008年末頃から Puppy Linux を気に入って使い出しているのだが、2009年夏頃に、HP 2133 mini-note PC に Puppy Linux 4.20p1JP を載せたところ、
ヘッドフォン端子にプラグを挿しても本体スピーカの音声出力がOFFにならない。 という問題に遭遇した。
モバイルマシンなのに、これでは公共の場に持ち出すのに難がある。 これを解決すべく、4.3x 系を試用したところ、無線LAN使用時にシステムフリーズする。
試行錯誤と パピーリナックス日本語フォーラム の奇特な方々の好意により、カーネルの入れ替えで問題を解決できた。状況は、こちらの掲示板に報告しているが、本頁にまとめておく。
※ 現状 Puppy Linux 4.20p1JP改/4.3.1stdJP-RC6改 4.3.1stdJP改 稼働中(2009-12-02)
|
Puppy Linux on HP 2133 動作状況一覧
( 2009-11-01, 07 )
| Puppy version | 4.1.2.1-JP | 4.20p1JP | 4.20p1JP改 | 4.30JP / 4.3.1JP-RC2 | 4.30stdJP / 4.3.1stdJP-RC2 | 4.3.1stdJP -RC2改/RC3改 リリース版改 | Browserlinux 354 |
| Boot-Drive | SD-Card | HDD | HDD | SD-Card | Live-CD / SD-Card | HDD | Live-CD |
| Kernel version | 2.6.25.16 | 2.6.25.16 | 2.6.28.5 | 2.6.30.5 | 2.6.25.16 | 2.6.28.5 | 2.6.30.5 |
| Flash Player | 10.0.12.36 | 10.0.22.87 | 10.0.22.87 | 10.0.32.18 | 10.0.32.18 | 10.0.32.18 | 10.0.32.18 |
| Xorg (vesa) | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
| Xvesa | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Xorg (openchrome) | | ○ | ○ | ○ | | ○ | |
Headphone Plug (--> Spk OFF) | × | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
| Wired LAN | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| Wireless LAN | ○ | ○’ | ○ | ※ | × | ○ | ※ |
HDD へは、frugal install です
| 症状: |
| Xorg (vesa) | △ | Xサーバとして Xorg (driver "vesa")を選択しても、1280x768 に設定できない。Xvesaサーバ なら可能。(→ こちら の openchrome ドライバをインストールすると Xorg が 1280x768 で使えるようになる) |
| Headphone | × | 420p1JP, 430stdJP (k 2.6.25.16)ではヘッドフォン端子にプラグを挿しても本体スピーカOFFにならない |
| Wireless LAN | ○’ | default では bcm43xx が読み込まれてしまい動作せず、b43 ドライバを読み込むように設定。 |
| Wireless LAN | ※ | 接続可能だが、seamonkey での flash 動画再生 などでシステムフリーズする。 Live-CD だと接続Wizardで。( b43 でも Broadcom 純正の wl でも同じ。また、flash 10.0.22.87 に落としても同じ) |
| Wireless LAN | × | 430stdJP:有線LAN/eth0、無線LAN/wlan0 (b43 ドライバ)が認識されている。しかし、無線LAN接続に失敗する。 接続Wizard の アクセスポイントスキャンをしようとしても、無線インターフェイスの WakeUp に失敗する。(Broadcom 純正の wl では未確認) |
まとめ ⇒ 現状問題なく安定動作できているのは
4.20p1JP改、
4.3.1stdJP-RC2改, RC3改, RC4改
(但しヘッドフォン端子問題解決のため、カーネルを
2.6.25.16 --> 2.6.28.5 へアップデート)
4.3 系の標準版(カーネル 2.6.30.5)では、無線LAN接続時にシステムフリーズする。有線LANなら問題なし。
【 420p1JP の Kernel アップデート k2.6.25.16 → k2.6.28.5 】(Puppy Linux 4.20p1JP 改造版)
パピーリナックス日本語フォーラム の みのむし サンの記事 : 「4.1.2.1-JP カーネルのアップデート 2.6.25.16 > 2.6.28.5」 を参考に作業。
こちら(http://mland.dip.jp/work/kernels/42x/2.6.28.5/)から、
initrd.gz
lib-modules-2.6.28.5.tgz
vmlinuz
の三点を入手し、記事記載の手順実行。
【 4.3.1stdJP-RC2 の Kernel アップデート k2.6.25.16 → k2.6.28.5 】(Puppy Linux 431stdJP-RC2 改造版)
みのむしさんの記事「Re: 4.3.1JP-RC2(+SP2.1031)」、及び、 シノバーさんのフォロー記事「Re:2.6.28系カーネル」 を参考に作業。
みのむしさん作成の
frugal インストール用ファイルから initrd.gz、vmlinuz と、
Puppy Linux 4.3.1stdJP-RC2 Live-CD 内の pup-431JPRC2-sfs3.sfs、及び、
シノバーさん提供の zp431285.sfs (
こちら)
の四つのファイルを 内蔵HDD のext2 パーティションに切ったディレクトリ(/pup431)へ配置し、Grub による起動に成功。
(なお、SD-Card へインストールした 431stdJP-RC2 のファイルの入れ替えでは、pup-431.sfs が見つかりませんとのエラーで起動せず。)
zp431285.sfs に収録の無線LAN用ドライバモジュール b43 では、 無線LANが動作しないので、みのむしさん作成の4.2系k2.6.28.5用モジュールライブラリ(lib-modules-2.6.28.5.tgz)の中の2.6.28.5/kernel/misc/wl.ko なる Broadcom 用のワイヤレスドライバ wl をコピーして、lib/modules/2.6.28.5/kernel/drivers/net/wireless/ あたりへいれることで動作させている。
なお、不要なモジュール b43, ohci_hcd, ssb あたりを BootManager にてブラックリスト化しても、 ssb が読み込まれてしまい、wl の動作を妨げるので、下記の応急処置で解決。これで、起動時に自動で無線LAN接続できている。
ブートプロセスで実行される /etc/rc.d/rc.network スクリプト の path 設定の直後くらいに、以下の3行を書き入れる。
rmmod ssb
rmmod wl
modprobe wl
【 4.3.1stdJP-RC2改 → 4.3.1stdJP-RC3改 アップデート 】(Puppy Linux 431stdJP-RC3 改造版)
まず、4.3.1stdJP-RC2改に当てていたサービスパックをアンイストールしておく。)
こちらからダウンロードして入手した、pup-431stdJP-RC3.iso から pup-431JP-RC3-sfs3.sfs のみを frugal install している HDDのディレクトリ(/mnt/home/puppy431)にコピーし、pup-431JPRC2-sfs3.sfs は削除して再起動。
難なくアップグレードに成功。431stdJP-RC3 が Kernel version 2.6.28.5 で動作している。
(2009-11-07)
同様に puppy本体ファイルを pup-431JP-RC4-sfs3.sfs に入れ替え、4.3.1stdJP-RC4改 へアップデート。正常動作確認。(2009-11-20) pup-431JP-RC6-sfs3.sfs に入れ替え、4.3.1stdJP-RC6改 へアップデート。(2009-11-28)
puppy本体ファイルを pup-431JP-sfs3.sfs に入れ替え、4.3.1stdJP改 (正式リリース版改)へアップデート。Kernel version 2.6.28.5 にて正常動作。 (2009-12-02)
参考:
HP 2133 mini-note PC (High-Performance model) の 仕様
(英語キーボード、MS-Windows Vista Business 日本語版 プレインストールモデル、BIOS のヴァージョン F.06)
| プロセッサ | : | VIA C7-M ULV processor (1.6 GHz, 128 KB L2 cache, 800 MHz FSB) |
| チップセット | : | VIA CN896 North Bridge / VT8237S South Bridge |
| メモリ | : | 2GB (2048MB x 1) PC2-5300 DDR2-SDRAM (max. 2GB) |
| ハードドライブ | : | 160GB 内蔵 (Serial ATA、5400rpm、SMART機能対応、HP 3Dドライブガード対応) |
| ネットワークコントローラ | : | Broadcom NetLink Gigabit Ethernet PCI Controller (BCM5788M) (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)、自動認識、Wake-on-LAN、PXE 2.1リモートブート |
| 無線LAN | : | Broadcom 4311AG 802.11a/b/g Wi-Fi Adapter(WiFi準拠、Cisco Compatible Extensions (CCX Version 4.0)準拠、オン/オフボタン付き) |
| 無線LANセキュリティ | : | 最大128bit WEP, WPA, WPA2, hardware-accelerated AES, 802.1x authentication types EAP-TLS, EAP-TTLS, PEAP-GTC, PEAP-MSCHAPv2, LEAP, AES |
| グラフィックスタイプ | : | VIA Chrome 9 (チップセットに内蔵 デュアルモニタ対応 拡張デスクトップ表示サポート) |
| ビデオメモリ | : | 最大 256MB (メインメモリと共有 使用状況により変動 システムメモリに2GB搭載時) |
| ディスプレイタイプ | : | 8.9インチワイドTFTカラーWXGA液晶ディスプレイ (1,280×768 / 最大1,677万色)
HPスクラッチ・レジスタント・ディスプレイ 19.39 x 11.63 cm |
※
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/mini_note2133/specs/v1689w2048160mvbr_jk.html より抜粋。
【 雑 感 】
メイン機の Dell Latitude D600 (LCD:SXGA+ 1400x1050) では、Puppy Linux の 各version (4.1.1JP --> 4.1.2JP --> 4.20p1JP / 4.30JP --> 4.3.1JP-RC2 )が大きなトラブル無く動作している。 現在は、下記の Puppy Linux を併用中(grub で選択起動)。
Puppy Linux 4.3.1JP-RC2(+SP2.1031)
Puppy Linux 4.20p1JP
2003年3月発売のやや旧式なノートPC( CPU:Pentium-M 725(1.6GHz))だが、Intelベースで枯れた仕様だからか、Linux系OS とは相性がよく安定しているように思う。Video-Memory が 32MB と固定なので、新しいOSには対応難ありなので、MS-Win Vista へは移行せず、Linux 系OSをメインに使用中。
この Latitude D600 に英語キーボードを接続して、Desktop Machine として使用しているが、外出時に持ち歩くには大きく重い。 そこで、上記の HP2133 を(中古にて)入手したのだが、事前調査を怠ったためか、結構問題のあるマシンだった。
HP 2133 mino-note PC は、
キーボードや筐体が
とても熱い。
巷の 噂 では、 故障率が高いらしい(「突然死」とか呼ばれている。幸いにも手元の物は使用頻度が低いからか、死亡経験無し)
Ubuntu 9.04 Netbook Remix の
相性リストでは、「Tier 3 動作に難あり」に分類されている。
すでに、生産終了品。後継の HP2140 は Intel atom ベースで 熱くないらしい。また、充電池の持ちも2倍とか。
そんなには軽くない。6セルバッテリ装着時は 約 1.44kg (3セルで 1.27kg)
などなど。そんなわけで HP 2133 mini-note PC は、 これからミニノートPCを入手しようとする人にはけっして薦められないマシンではあるが、筐体の質感はよく、なんといっても英語キーボードモデルだ。 当面は、この HP2133 と Puppy Linux の組合せをお出掛けのお供に愛用していくであろう(、滅多にないけど)。
( 2009-11-04 )
【 リ ン ク 集 / 覚 書 き 】
[ 0.Puppy Linux 関連 リンク集 ]
[ 1.Puppy 日本語版 での 英語キーボード の使用 (その1)]
(注! 4.3.1JP-RC3 + SP3.1118 や 4.3.1JP-RC4 以降ではこの問題は解消されています。 [2009-11-19] )
Puppy Linux 日本語版(4.2系、4.30JP) では、英語キーボード使用時に 『チルダ(
~ )やバッククォート(
` )が入力できない』ということがある。該当のキーは、日本語キーボードでは Zenkaku_Hankaku (全角/半角) に割り当てられていて、日本語入力のIM(input method)がトグル起動する。
<4.3JP、4.3.1JP-RC2>
~/Startup ディレクトリに、setuskbd (中身は、『 xmodmap -e "keycode 49 = grave asciitilde" 』)なるスクリプトファイルを置いて対処。
<4.1.1-JP 、 4.1.2-JP、4.20p1JP>
/root/Startup/StartIme なるシェルスクリプトに、次の一行があって日本語キーボード用に、全角半角キーが追加定義されていた。
xmodmap -e "keycode 49 = Zenkaku_Hankaku"
この場合は、/root/Startup/StartImeを右クリックして「テキストとして開く」、そしてエディタで編集し、
該当の行頭に、"#" を付加して、コメントアウトする。 X-Window を再起動してもそれだけでは、「バッククォート/チルダ」キー が 反応しない場合は、下記の一行を付加する。
xmodmap -e "keycode 49 = grave asciitilde"
[ 2.Puppy 日本語版 での 英語キーボード の使用 (その2)]
backslash / vertical-line がキーを押しても反応せず入力できないときは、キーボードのタイプが日本語106キーになっている可能性がある。
/etc/X11/xorg.conf
の Section "InputDevice" の記載を確認し、/etc/X11/xorg.conf の Option "XkbModel" "jp106" を "pc101" に変更する。
(なお、 Section "InputDevice" の記載に 「Option "XkbLayout" "us"」 が有ることも確認しておく。)
また、セットアップ→マウス/キーボードウィザードでも設定できる
(このあたりの挙動は、X-server として、Xorg を使っているときと、Xvesa を使っているときとで違うようだ。要確認!)
[ 3.Puppy での Desktop 背景画像(壁紙)の変更 ]
(0)変更したい画像データは /usr/share/backgrounds ディレクトリに入れておく。
(1)[メニュー]→[デスクトップ]→[JWMの設定]で、「JWM設定マネージャ」を起動し、
[デスクトップ]タブの画面で表示される[デスクトップ背景]ボタンを押して、[デスクトップ背景]ダイアログを表示させる。
(2)[デスクトップ背景]ダイアログで、デスクトップの背景にしたい画像を選択して、「適用」ボタンを押して、背景画像を切り替える。
[ 4.起動したいプログラムのボタンをトレイに配置する ]
(1)/root/.jwmrc-tray を編集する。
(2)[メニュー]→[デスクトップ]→[JWMの設定]で、「JWM設定マネージャ」を起動し、
今すぐJWMをリスタートしますか? の Yesボタンを押すと、変更が反映される。
編集例: 「端末を起動」するボタンと「Seamonkey」を起動するボタンを設置するには下記の二行を追加する。
(注意!)[メニュー]→[シャットダウン]→[JWMのリスタート]すると、変更がリセットされて元に戻ってしまう(4.3JP)。 --> 4.3.1JP-RC3 では解消されている
[ 5.端末で表示される文字を大きくする ]
( 工 事 中 )
※ 元の頁へは、ブラウザの戻るボタンにて戻ってください
4.3.1stdJP改 (正式リリース版改)へのアップデート実績追記 : 2009-12-02
4.3.1stdJP-RC6改へのアップデート実績追記、他 : 2009-11-28
4.3.1stdJP-RC4改へのアップデート実績追記、他 : 2009-11-20
[ 英語キーボードの使用(その1)]4.3.1JP-RC3+sp3.1118にて "grave asciitilde" 問題解消の旨 追記 : 2009-11-19
[ 「4.3.1stdJP-RC2改 → 4.3.1stdJP-RC3改 アップデート ]記載追加 : 2009-11-07
[ 4.起動したいプログラムのボタンをトレイに配置する ]記載修正 : 2009-11-06
一部記載修正 : 2009-11-05
初 稿 : 2009-11-04