北 九 州 弁



方   言


使い方の例


説      明

おらぶ
そこでおらんでみぃ


「その場所で大きな声を出してみなさい」のような意味。「おらぶ」は叫ぶという意味に近い強調語。強調が好きなのが北九州人ですよねぇ〜。

かてて
仲間にかてて


「仲間に入れて」と、グループに加えてもらう時言う言葉。「かてて」は「加えて」の意味。「かってて」とも使う。「仲間にかっててやる」「かっててやらん」勝ち負けの「勝つ」に間違えそうでもある。

がと
千円がとください


「千円分ください」と買物に行って言うとこうなる。「がと」は「分(ぶん)」の意味。はて?なんだろうね。「がと」という音って「ありがとう」の「がと」くらいしか思い浮かばないよねぇ。


かべちょろ


 


「とかげ」のこと。「かみちょろ」とも言う。

からう
ランドセルをからう

重たい荷物をからう


「ランドセルを背負う」「重たい荷物を背負う」を北九州弁で言えばこうなる。
「からう」は「背負う」の意味なのですが…。他の地方では???という顔をされるそうです。

キツイ
今日はキツかった


「今日は疲れた」の意味。キツイと言うと、たいがい「キツイお言葉」の「キツイ」ととってしまう。標準的に使われているんですが、これって標準語じゃなかったんですね。

きない

きな


きないハンカチ

きない洋服


「黄色いハンカチ」「黄色い洋服」等を北九州弁で言えば「きない…」となる。
たまごの黄身(きみ)のことを「きなみ」ともいう。黄色い蝶々のことを「きな蝶」と言ってました。きな粉って黄色い粉のこと?

こちょばい

こちょばゆい


こちょばい

こちょばゆい


「くすぐったい」を北九州弁で言うとこうなる。修学旅行の夜、友達とくすぐりっこをしてふざけていた。せっかく盛り上がってキャーキャー言っていたのに「こちょばい」の一言でシーンと静まりかえったとか。想像つくねぇー。

こまめる
こまめてください


「細かくしてください」や「くずしてください」の意味。千円札を百円玉に両替する時などに使う。東京や大阪で、いきなり「こまめて…」って言うとビックリするでしょうね(笑)

さんのーがーはい
さんのーがーはい


「いっせいのせい」や「いち、にー、さん、はい!」のような掛け声を北九州弁で言えばこうなる。
なんなのでしょうねぇー。数人で一斉に重たいものを持ち上げるときは絶対「さんのーがーはい」ですよね。

したとぉ?
勉強したとぉ?

食事したとぉ?


「勉強しているの?」「食事したの?」の質問形を北九州弁で言うとこうなる。特に女性が「〜したとぉ?」という時は相手の気持ちを汲みつつ質問する(していないという答えも想定しつつ質問する)、情緒的なやさしさが含まれているように思います。

しとってぇ
電気を消しとってぇ

電話をかけとってぇ


「電気をけして」や「電話をかけて」など依頼する言葉を北九州弁で言うとこうなる。「電気を消しとってぇ」と言ったら「何を消しとるんだ?」と聞かれたとか、「電話をかけとってぇ」といったら電話の子機を持ってきたとか、ようするに通じないんですよね。(笑)

しなさんなっ
〜しなさんなっ


「〜してはいけない」を北九州弁で言うとこうなる。子供がしてはいけないことをしたとき「しなさんなっ」。さらに繰り返しやっていると「しなさんなっちゃ」とダメを押す。これでたいがいの子供は言うことを聞く。

しゃーしぃ

せからしい


おまえたちしゃーしぃーぞ

おまえたちせからしいぞ


「おまえたちうるさいぞ」を北九州弁で言うと「おまえたちしゃーしぃーぞ」「おまえたちせからしいぞ」となる。言葉遣いがケンカごしで怖いといわれる代表的な北九州弁。

しゃっちが
しゃっちが聞いてくる

しゃっちが付いて来る

しゃっちがしなければ気がすまない


「わざわざ聞いてくる」「しつこく付いて来る」「どうしてもしなければ気がすまない」等々。「わざわざ」「しつこく」「どうしても」の複数の意味を、北九州弁で表すと一言、「しゃっちが」となる。これも強調語です。
「しゃっちが」というところと「さっちが」というところが地域によってあるようですが。

じゃんけんし

あいこでし


じゃんけんぽん

あいこでしょ


説明と言っても生まれた時からそう言う掛け声。と言ってしまえばおしまいかぁ。う〜ん。「し」というのがミソで、「しぃー」と語尾につけて促がすところがあります。「これしぃー」「あれしぃー」はこれしなさい、あれしなさい、と促がしています。強く言うと命令語になります。ここで問題。北九州弁で「しーしーしー」と言ったらどういう意味でしょうか?寝ぼけた幼い子供にお母さんが「しーしーしー」と言ったら、「おしっこしなさい」となります。これホント。

すかん


あんたすかんけ


「あなたのこと嫌いだから…」くらいの意味。「すかんっちゃ」と言って「ちゃ」とセットでよく使われる。

そーとー
そーとーおもしろい

そーとーおいしい

そーとーきれい


「とてもおもしろい」「とてもおいしい」「とてもきれい」等、強調語の「とても」を北九州弁で言うと「そーとー」となる。「そーとー」というのは相当の意味です。
「でたんおもしろい」「でたんおいしい」「でたんきれい」の「でたん」というのは「でたらめに」という意味で、「そーとー」より強い、つまり強調語の最上級の言葉です。

たう

たわん


ひもがたう

手がたわん


「ひもの長さが届く」「手が届かない」など。「たう」は届くの意味。う〜ん、説明といっても?難しい。感覚やねぇ。

〜ち
何ち?


「今、何とおっしゃいましたか?」は簡単に「何ち?」で事足りる。代表的な北九州弁です。とにかく「ち」をつけるのが好きな北九州人。ちっち、ちっち言ってます。言葉を強調させるだけでなく、「ち」をつければ省略もできる。これが『荒い、怖い』と言われる所以でしょうか。「そこはわきっち言いよるやろ」は「そこ掃いて下さいとお願いしてるでしょ」となる。

ちゃ
好きっちゃ

違うっちゃ

いいっちゃ


「好きなんだ」「違うよ」「いいですよ」等…。「ちゃ」は代表的な北九州弁です。
「ちゃ」と言う言葉を語尾につけることで、強調の強さや勢いなどを明確に表現します。
北九州人は何かと強調したがる人種なんですねぇー?。(謎)

なおす
おもちゃをなおす

ふとんをなおす


「おもちゃを片付ける」「ふとんをしまいこむ」のこと。「なおす」は片付ける(しまう)の意味。「修理する」と言う意味にとられて笑われたとの声が最も多く聞かれます。「なおす」は笑われた北九州弁の横綱級方言です。

なしか
なしか?


「どうしてなの?」とか「なぜ?」を北九州弁で言うとこうなる。くだものの梨をつい思い浮かべてしまいそうですね。

なんかかる
椅子になんかかる

柱になんかかる


「椅子にも寄りかかる」「柱にもたれかかる」のこと。「なんかかる」は「寄りかかる」や「もたれかかる」の意味。

ぬくい
今日はぬくい


「今日は暖かい」の意味。「ぬくい」は暖かいや熱い暑いの意味に使われる。

腹かく


そんなに腹かくなよ


「そんなに腹を立てるなよ」くらいの意味。「腹かくなっちゃ」と言えば、「怒るなよ」と押し付けるくらいの感じかな。

はわく
ほうきではわく


「ほうきではく」を北九州弁にするとこうなる。
標準的に「はわく」と言っているのですが、これって標準語じゃなかったんですね。

びびんこ
ビビンコする?


「肩車(かたぐるま)をする」のこと。「ビビンコ」は肩車の意味。昔は年下の子供との遊びの中でよくやったものです。言葉の意味は謎?でも北九州ではビビンコです。

ほぐ

ほがす


穴をほぐ

穴をほがす


「穴をあける」ことを北九州弁で言うとこうなる。「ほがしよんやけ、そこ危ないっちゃ」は「穴を掘っているから、そこは危ないですよ」となる。

またごす
水たまりをまたごす

溝をまたごす


「水たまりを飛び越える」「溝をまたいで越す」のこと。「またごす」はまたいで越すと言う意味。一語で二つの行動をあらわしているので、便利でよく使われる言葉です。

〜やろ

〜やん

〜やけ


お兄ちゃんやろ

妹やん

末っ子やけ


「お兄ちゃんでしょう」「妹だよ」「末っ子だから」となる。「〜でしょう」「〜だよ」「〜だから」を思い浮かべると横浜の「〜じゃん」の使い方によく似ていますね。

りぃ
食べりぃ

寝りぃ


「食べなさい」「寝なさい」というように「〜しなさい」「〜したらどう?」を北九州弁で言うとこうなる。「食べろ」「寝ろ」ほど乱暴で強い言葉ではなくて「〜しなさい」というほど丁寧でもない言葉。



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