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鎌倉時代から江戸時代初期まで根城南部氏が拠点とした根城(青森県八戸市)。後の八戸藩の拠点とは少し離れている。現在は根城跡が復元され、往時の姿を垣間見ることが出来る。
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根城の歴史と位置

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根城南部氏については「南部家とは」を参照して頂きたい。 その根城南部氏が拠点とした根城は現在の八戸支庁(江戸時代の八戸城)の南西およそ2kmに位置する。間にはかつて売市堤(今の長根運動公園)があり、江戸時代中期以降の感覚的には分断された地域であった。
この根城、建武元(1334)年に南部師行(なんぶもろゆき)が築城したとされ寛永四(1627)年遠野への領地替により利用されなくなるまで約300年八戸地方の中心だった。
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根城跡模型。
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馬淵川沿いの段丘に位置し、現在もその形状は良く残っているため国史跡(昭和16年)となっている。昭和53年から約11年間で発掘調査、その後9年間で整備事業が進められ平成6年現在の史跡公園が完成している。
調査では、掘立柱建物跡354棟、竪穴建物跡82棟をはじめ門、塀、柵跡などが多数発見されている。根城は、大規模な建て替えだけで16回、合わせて17の時期に分かれる事が判明している。
本丸跡には、安土桃山時代(16期)の建物配置が復原されている。当主が儀式を執り行った主殿を中心に、工房(こうぼう)、板蔵(いたくら)、納屋(なや)、馬屋(うまや)などが復原されていて、内部には正月の儀式の様子や、様々な民俗資料を見ることが出来る。
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根城

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根城は馬淵川右岸の段丘上に築かれた城で、本丸・中館・東善寺・岡前舘・沢里館の5つの館(郭)から構成されていた。
博物館前の道路で分断された東側(岡前館、沢里館)はすっかり住宅地となっており遺構は残っていない。ここにはかつても建物が建ち並んでいた。北西には八戸市博物館が隣接している。
根城からは、発掘調査によって、よろいや刀などの武器・武具の部品や、陶磁器などの生活用具が発見されている。
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根城図。
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根城 本丸跡
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本丸跡へのアクセスは空堀に架けられた木橋からで、渡って斜面を上ると復元された東門に至る。この門は本丸に入る正式な門と考えられている。
本丸中央には「主殿」が復元されている。
なお、主殿南側には当主の日常的な居館で、政務を執っていた常御殿跡がある(柱跡が復原)。
主殿の北側には「中馬屋」がある。ここは来客の馬を繋いでいた建物。その北側に大いちょがあるがこれは築城当初からのものといわれる。
主殿南側(常御殿の廻り)には武具の修理を行っていた「工房」、鎧などを作っていた「鍛治工房」や「野鍛冶場」、当主や家族の使う道具類を納めていた「板蔵」が並び、それぞれの内部は往時の様子がうかがえるように様々なものが展示されている。
また、東門のすぐ側にある3棟の「納屋」は酒や味噌など食料を貯蔵していたところで、萱葺の竪穴式住居のような建物が復原されている。
他には生活に必要な数ヶ所の井戸跡も残っている(埋められているが)。
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本丸東門。

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館
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本丸中央には「主殿」が復元されている。主殿は城主の接見するなど、儀式を執り行った最も重要な「ハレ」の場所。
内部には詰之間、茶之間、二之間、広間、祈祷之間などがあり、板敷きの廊下でつながれている。広間には南部氏が正月十一日に行った儀式の様子が人形で再現されている。
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主殿。

主殿入り口。
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根城 中館跡

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東善寺跡からさらに西側に進むと中館跡。ここにも規模の大きなV字型の空堀が残っているが、現在でも1mほど掘ると水が湧くという。ひょっとしたら空掘ではなく水が流れていた可能性がある。
中館跡には萱葺きの大きな四阿(あずまや)が建ち、内部は休憩所。東善寺跡と中館跡一帯は広々としており、「史跡根城の広場」と名付けられたのもうなずける。
現在ではグランドゴルフの大会が行われるなど生活に密着した形で活用されている(遊具があっても良い位だ)。
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中館から本丸を望む。
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根城 東善寺跡

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移築された八戸城東門をくぐると東善寺跡東側の深い空堀に目を奪われる。東善寺跡の南には薬草園があり、その西側には梅や桃などの実のなる木、シダレ桜などの鑑賞の対象となった木が植えられている。いずれも往時には欠かせなかったものであろう。
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東善寺跡の堀。
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門

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東善寺跡入り口には旧八戸城から移築した東門が残っている。根城復元前からこの場所にあり、半ば朽ちていたものだが修復されている。
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東善寺跡東門。
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