「独立」の味がするカりーとは?



   




 皆さんこんにちはTAKAです。今日はラーメンから離れてカレーの話です。
 皆さんは「カレー」と言ったら何処の店を浮かべますか?有名店は色々有りますが、私は文句無く新宿中村屋のインドカりーを思い浮かべます。はっきり言って此処のカりーは"別格"です。(敢て「カレー」「カリー」を使い分けています。)
 新宿中村屋は、昭和2年に日本で最初にインドカリーを出した店であり、新宿の名店で、しかも色々な菓子類で知らない人は居ない店です。
 しかも新宿本店は2階から5階までレストランで、2階は比較的リーズナブル・3階は高級な雰囲気・4階は昼はバイキングで夜はチョット高級なバー・5階は個室と言う様に広いバリエーションで非常に充実しています。
 「中村屋2階レストラン」http://www.nakamuraya.co.jp/honten/f2.html
 「中村屋インドカリーの歴史」http://www.nakamuraya.co.jp/history/hist_02.html

 と言う訳で今日の昼は、丁度新宿にいたのでチョット奮発して中村屋のカリーを食べる事にしました。
 今日は4階のカリーバイキングと2階の洋食レストランのどちらにしようかと迷いましたが、2階の洋食レストランで単品のカリーを食べる事にしました。
 一人でなければ3階のレガルと言う選択肢もありますが、レガルにはカリーはスペシャルインドカリーしかなく、2,400円と言う金額にはチョット驚きます。流石に今日は其処までは控えようと思い2階で普通のインドカリーを食べます。

 中村屋のインドカリーの具は基本は鶏です。非常にやわらかく骨からポロリと取れ、カリーの味がしみこみなんとも言えない美味しさです。実を言うとインドカリーには鳥とジャガイモしか具は入っていません。しかしそのシンプルさが、多種のスパイスで味付けされているカリーの複雑な味とマッチします。
 米も今は期間限定の「白目米」で丁度良い感じに炊き上げられていて、白目米の控えめな個性が、カリーとマッチします。
 口に含むと中村屋のインドカリー独特の風味が広がります。それこそ至福の瞬間、なんとも言えない感激を味わえます。このカリーの味は何処の洋食店でも真似出来る物ではありません。ですから付け合せも上に掛ける粉チーズも要りません。インドカリー素の味こそ最高の味で有ると言えます。
 量も最高で「もう少し食べたい」と言う所で終わると言う最高の量です。正しく全てにわたり中村屋のインドカリーにケチを付ける要素は有りません。

 中村屋のインドカリーは上記の「インドカリーの歴史」と言う中村屋HPの中で語られている様に、インドの独立運動家ラス・ビバリ・ボーズが中村屋に滞在時に教えた味です。
 この明治末期から昭和初期と言う時代は、日本はアジアで唯一の列強でアジア各国から独立運動の支援を求めたり亡命してきたりした人々が、多く滞在していた時代です。
 中村屋の創業者相馬黒光氏は気骨の有ることで有名な人で、この時代ラス・ビバリ・ボーズ以外にも保護している人は多く居ます。その人たちが残したのが、中村屋の名物のインドカリーでありボルシチです。
 その様な歴史的背景が有るカリーですから、有る意味特別な味がすると言っても過言ではありません。正しく中村屋のカリーは「独立」の味がするカリーです。インドの独立に関しては、ガンジーやネルーの活躍が有名ですが、それ以外にも多数の人が独立に苦労しています。ラス・ビバリ・ボーズやスバス・チャンドラ・ボーズの様に、海外で客死した独立の志士も多く居ます。
 その様な歴史有る「独立」の味がするインドカリーを楽しめると言うのは非常に大切な事です。偶にはカリーを食べながら、歴史の流れを考えてみるのも良いかも知れません。





TAKA的独断評価コメント
☆☆☆☆☆中村屋のインドカリーが☆5でなければ、何が☆5になるのか?



※「TAKAのグルメ探求の部屋」へ戻る。