(C)Two-Way/小学校/総合/5年生/エネルギー教育
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TOSS福岡教育研究会ネットワーク
粕屋教育サークル
渡橋 大助
今、日本ではバイオエタノールが注目されている。バイオエタノールとは、作物から作られる燃料のことである。世界一のバイオエタノールの生産量を誇るブラジルではすでにバイオエタノール専用の車や、フレックス車と呼ばれるガソリンとバイオエタノールの両方を使用できる車も利用されている。バイオエタノールのよさは@カーボンニュートラルの燃料なので環境に優しいAリニューアブル(持続的利用可能)な燃料であるB農業の活性化につながる、などが上げられる。本授業では、Bの農業の活性化という視点から授業を考えた。5年生社会科「農業」の学習の発展としても扱うことができる内容である。
【指導案】
発問1 日本の田んぼはどうなっていると思いますか?(挙手で確認)
へっている
発問2 グラフを見てみます。(クリック)どうなっていますか?
減っている
説明1 日本ではお米が余ってしまい、お米作りをやめてしまったり、しばらく休んでいるような場所がどんどん増えて います。
説明2 しかし、今このような場所を再び田んぼとして利用し、できたお米から燃料を作っているところがあります。その 燃料のことを「バイオエタノール」と言います。
発問3 バイオエタノール、みんなの知っているある飲み物の仲間です。お米からできる飲み物、何だと思いますか?
お酒
説明3 ふつうのお酒は、アルコールが20%ぐらいです。しかし、バイオエタノールはアルコールが95%以上になって います。
発問4 このバイオエタノール、何の燃料になっているのでしょうか?
車
説明4 ふつうの車はガソリンで走ります。車が走る時にはCO2を出し、地球上にたまっていきます。地球温暖化の原 因といわれています。
説明5 ガソリンの代わりにバイオエタノールを燃料として使うとします。お米からできたバイオエタノールを車が利用し ます。車から出るCO2は、もともと稲が成長するときに吸収した分を出しているだけなので、地球上の二酸化 炭素は増えることにはなりません。これを「カーボンニュートラル」といいます。
説明6 他にもいいことがあります。お米は収穫しても、稲を植えればまた何度でも収穫できます。そのため「再生可能 エネルギー」とも言われています。
説明7 また、使われなくなった田んぼを再び利用するので「農業の活性化」という面からも期待されています。
発問5 バイオエタノールは、お米以外の作物からも作ることができます。どんな作物からできると思いますか?(ヒン トとしてお酒の仲間であることを伝えると、子ども達は予想しやすくなります)
いも、麦、とうもろこし、さとうきび
発問6 このような燃料になる作物のことを「○○○○○作物」といいます。カタカナ5文字。何だと思いますか?
エネルギー作物
説明8 エネルギー作物を上手く利用することによって、環境にも優しく、日本の農業も活性化してくれるかもしれま せんね。