大学の数学の授業は、わからない。仕方ないので、学校で指定された教科書を開いて自分で勉強しようとするが、やはり理解できない。例えば、解析学を最初から勉強しようとすると、実数の性質や関数の連続性の説明が始まるが、そこでいきなり挫折してしまう。
とはいえ、卒業するためには単位を取らないわけにはいかない。演習の時間には、何とか解けそうな演習問題を見つけて発表をする。すると先生がものすごい質問で立ちはだかる。ポイントを稼ごうとレポートを真面目に提出したりする。もちろん、クラスの賢い人のレポートを写したものである。
それでも、意味の分からない公式を暗記してテストに挑み、何とか単位だけは取るのが平均的な理系大学生だろう。単位も取れないのは、平均未満の学生か、厳しい先生に当たってしまった運の悪い学生だろう。
大学に入って数学が急に難しくなるのは、数学者が厳密な話を始めるからである。しかし、応用で数学を使う理工系学生にはそのような厳密な議論は必要ではない。
例えば、
![]()
を説明するのに、数学者なら、
分配法則
、
を定義して、
![]()
とやるだろう。
しかし、このように説明した方が一目瞭然である。

右図の長方形の面積を計算するのに、大きい長方形を考えて、
を計算しても、
小さい4つの長方形を考えて、
を計算しても、同じであると。数学者は面積が定義されてないと文句を言うのだろうが……
このサイトは、大学での数学の授業がさっぱり理解できないでいる学生のために作られました。先ほどの例のように直観的な説明を用いて、なるほど、こういうことだったのかと納得していただけることを目指しています。そのために、図表を多く用いて、一つの事柄に対して、可能ならば2〜3通りのアプローチを心がけています。また、対話形式で話を進めていき、学生の疑問に思う点に明快に解答できるようにしました。
このサイトによって、一人でも多くの落ちこぼれ理系学生が救われることを願ってやみません。
戻る