まずは、2次元平面上のベクトルから話しを進めていきます。

このように、2次元平面上に、2つのベクトル
があるとします。
は
を使って表すことが出来ませんし、
も
を使って表すことが出来ません。このとき、2つのベクトル
は「1次独立」であるといいます。
この平面上に、新たに、ベクトル
を置くと、このベクトルは、2つのベクトル
の1次結合で表されます(実数倍と足し合わせ、
)。このとき、3つのベクトル
は、「1次従属」であるといいます。
と
が平行ならば、
と表すことが出来るので、2つのベクトル
は1次従属であるといいます。
次に、3次元空間内に、1次独立な2つのベクトル
があるとします。

ここで、第3のベクトル
を考えます。もし、
が
の張る平面内に存在しているならば、
と表すことが出来るので、3つのベクトル
は、「1次従属」です。そうでないならば、3つのベクトル
は、「1次独立」です。
1次独立、1次従属の概念に付いては、分かってもらえたと思うので、ここで判定法を紹介しましょう。
個のベクトル、
を考えます。これらのベクトルが、
を満たすとき、1次従属ならば、いくつかのベクトルは、他のベクトルの1次結合で表すことが出来ます。しかし、1次独立なときはそのようなことが出来ません。そこで、1次独立なときは、
の関係を満たすような係数は、
に限ります。
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