●インラインホッケーに出会うまで
大学時代から趣味でスキーをしていたが、シーズン末には結構自分で納得できる滑りになっていても、来シー
ズンまで期間が開くため、シーズン初めは勘を取り戻すために費やしてしまっていた。
夏に南半球までスキーをしに行ったこともあるが、時間的にも経済的にも無理があった。何か良い方法はない
だろうか?
以前から会社の後輩たちが、インラインホッケーをしている事は知っていたし、何度か誘われたこともあった。
しかし、一度スキーで膝の靭帯を断絶したことがあってアスファルトの上でプレーをするインラインスケート
に対して恐怖感があった。また道具を一式そろえると結構な金額になるのも躊躇させた原因の一つだった。
たまたま後輩の一人が、「新しい靴を買ったので古いのがあまっている。使いませんか?」と言ってくれた。
ヘルメットや防具も貸してくれるとの事なので、一度は体験してみることにした。
●インラインスケート初心者
毎週木曜日に仕事が終わってから地元の某駐車場で後輩たちは練習していた。靴を貸してもらって防具を身に
付けて滑ってみた。ドタッ!すぐに尻餅をついた。再度挑戦したがまたすぐに尻餅をついた。これはスキーの
トレーニングどころではない。この日は一時間ぐらい練習していたが、結局ヨタヨタ歩くくらいしかできなか
った。週末にインラインスケートのハウトゥー本を早速購入。後輩たちはスティックを持って練習しているが、
僕はひたすら歩く練習をした。暇を見つけては日曜日のも一人で練習したが、もともと運動音痴なのでなかな
かうまく滑れない。結局なんとか試合に出れるようになったのは、八ヵ月後の4月になってからだった。
●インラインホッケー初体験
ついに試合デビューの日が来た。後輩たちもまだこの一年で二回しか試合を経験していない。正真正銘の初心
者チームだ。試合会場は尼崎にあるスポーツラボ。ここのコートはコンクリート地に塗装がされているので、
普段僕たちが練習しているアスファルト駐車場にくらべてかなりグリップが効きにくい。
試合形式は3on3で前半後半各5分ハーフタイム1分。相手チームはおそろいのチームウエアーでびしっと
きめている。我がチームは白色Tシャツでそろえているが、柄はばらばら。そして、いよいよプレー開始。
相手チームがボールを先取した。僕は必死で喰らいついたが何せ試合初体験、相手を巻き込んで転倒してしま
った。「ピーッ!」ホイッスルが鳴った。僕のペナルティーだ。故意ではないが相手にぶつかって転倒させた
からだ。インラインホッケーはラフプレー禁止である。30秒間の場外待機、時間が経つのが遅く感じる。
結局、この試合はぼろ負けしてしまった。この日はもう1試合あったがこれもぼろ負け。くやしいが仕方が
ない。やはり練習不足なのだろう。