JANET AGREN
(a.k.a. ジャネット・アグレン)
1949年4月6日、スウェーデンの港町Landskrona生まれ。モデル業を経て1968年のイタリア製コメディー映画DONNE...BOTTE E BERSAGLIERIを以ってデビュー。LA VITA, A VOLTE, E MOLTO DURA, VERO PROVVIDENZA ? (1972年、イタリア=ドイツ=フランス)
★★★☆☆☆
(a.k.a. LIFE IS TOUGH, EH PROVIDENCE ? / ON M'APPELLE PROVIDENCE / PROVIDENZA: MAUSEFALLE FUR ZWEI SCHRAGE VOGEL / SOMETIMES LIFE IS HARD, RIGHT PROVIDENCE ? / YA LE LLAMAN PROVIDENCIA)
[イタリア公開:1972年10月、ドイツ公開:1972年12月、フランス公開:1973年5月]

(STAFFs/CASTs) 監督・共同脚本:Giulio Petroni、原案・共同脚本:Piero Regnoli、音楽:Ennio Morricone、撮影:Alessandro D'Eva、編集:Nino Baragli、主演:Tomas Milian(=Providence)、Janet Agren(=Stella)、Gabriella Giorgelli(=牧師の娘)
(STORY) 賞金稼ぎProvidenceがHurricane Smithと云う犯罪者を捕らえ、馬車を以って護送を試みる。が、町の近くに来るとHurricane Smithは逃走してしまう。止むを得ず、1人で町に入ったProvidenceはHurricane Smithがギャンブルで大金を稼いでいる様を目撃。そこで、馴染みの娼婦Stellaに協力を求め、Hurricane Smithを寝室に連れ出したProvidenceは再び相手の身柄を拘束することに成功する。が、この騒動を契機に2人は大物犯罪者らに目を付けられてしまい、皮肉にも2人して逃走せざるを得なくなる。しかし、この状況にあっても、2人は御互いを出し抜こうと試みることを決して止めず...
(解説) 強烈な個性を持つ賞金稼ぎと犯罪者と云う珍コンビの繰り広げる騒動劇を描いた異色の西部劇ですが、Ennio Morriconeによる奇妙に印象的なテーマ曲に加えて、終盤の教会崩壊シーンを初めとする意外な見せ場を以って全体にパワフルさを付与することに成功しています。尚、この映画の「ヒロイン」であるはずのJanet Agrenは実際には余り目立たず、むしろ準ヒロイン役のGabriella Giorgelli(=上)のほうが大きな存在感を示しています。
L'ASSASSINO HA RISERVATO NOVE POLTRONE (1974年、イタリア)
★★★★☆☆
(a.k.a. EL ASESINO HA RESERVADO NUEVE BUTACAS / THE KILLER RESERVED NINE SEATS)
[イタリア公開:1974年5月]

Eva Czemerysコーナーを参照して下さい。LA POLIZIA INTERVIENE: ORDINE DI UCCIDERE ! (1975年、イタリア)
★★★★★☆
(a.k.a. AAN BEIDE ZIJDEN VAN DE WET / DIE LINKE HAND DES GESETZES / LA MANO SINISTRA DELLA LEGGE / LA MANO VIOLENTA DELLA LEGGE / POLISKOMMANDO 1 UTANFOR LAGEN / THE LEFT HAND OF THE LAW)
[イタリア公開:1975年9月]

Antonella Murgiaコーナーを参照して下さい。A CHI TOCCA, TOCCA...! (1978年、イタリア=イスラエル=ドイツ)
★★★★☆☆
(a.k.a. CONSPIRACION DEL URANIO / KESHER HA'URANIUM / THE URANIUM CONSPIRACY / THE URANIUM CONSPIRATION / YELLOWCAKE OPERAZIONE URANO)
[イタリア公開:1978年8月、ドイツ公開:1979年4月]

(STAFFs/CASTs) 監督:Gianfranco Baldanello、原案:David Paulsen、音楽:Coriolano Gori、撮影:Antonio Modica、編集:Enzo Monachesi、主演:Fabio Testi(=Renzo)、Janet Agren(=Helga)
(STORY) イスラエル防諜局で働くイタリア人Renzoは原爆の材料となる「イエローケーキ」の密輸計画を探る為にスイス入りし、其処の化学工場で働くスウェーデン美女Helgaに接触。しかし、犯人グループはHelgaを連れてアムステルダムに向かってしまい、Renzoも現地入りせざるを得なくなる。そして、一旦はHelgaを解放したRenzoも遂には犯人グループに捕まってしまい、間もなくアントワープ港にまで連行された彼は「イエローケーキ」を密輸する為のタンカー内で尋問を受けるハメに。一方、アラブ圏に「イエローケーキ」が渡ることを何よりも恐れるイスラエル防諜局はタンカーごと全てを爆破する準備を開始し...
(解説) イタリア映画史上最大規模のオランダ・ロケを実行したことで知られる本作に於いてはアムステルダム中心部で繰り広げられる大掛かりな追跡劇が最大の見所となっており、其処にはどちらかと云うと冷静沈着型の役柄を得意とするJanet Agrenの動的な姿も登場します。IL COMMISSARIO DI FERRO (1978年、イタリア)
★★★☆☆☆
[イタリア公開:1978年12月]

(STAFFs/CASTs) 製作:Renato Angiolini、Roberto Bessi、監督:Stelvio Massi、原案・脚本:Roberto Gianviti、音楽:Coriolano Gori、撮影:Sergio Rubini、編集:Mauro Bonnani、主演:Maurizio Merli(=Mauro Mariani警部)、Janet Agren(=Vera Mariani)
(STORY) Mauro Mariani警部と面会を求めて警察署を訪問して来た青年Sergio。しかし、別の事件に追われて忙しいMariani警部は何時になっても現れず、痺れを切らしたSergioは拳銃を以って刑事部の部屋に立て籠もるのだった。しかも、それから間もなく問題の部屋を訪れて来たMariani警部の妻Veraと息子Claudioまでもが人質になってしまい..
(解説) Poliziescoブームの終焉期にあってアクション描写以上にドラマ描写を重視した作品であり、其の数少ないアクション部分を個性的に見せようと云う努力こそ見え隠れするものの、全体としては凡作の域を出ません。IL COMMISSARIO VERRAZZARO (1978年、イタリア)
★★★★★☆
(a.k.a. DEADLY CHASE / POLICEMAN LUC MERENDA)
[イタリア公開:1978年12月]

(STAFFs/CASTs) 製作:Pino Buricchi、監督:Franco Prosperi、原案:Franco Ciferri、脚本:Franco Bottari、音楽:Lino Corsetti、撮影:Cristiano Pogany、編集:Alberto Gallitti、主演:Luc Merenda(=Verrazzano警部)、Janet Agren(=Giulia Medici)、Luciana Paluzzi(=Rosy)
(STORY) ギャンブル狂にして目下は人妻Rosy相手に不倫さえも行っている警部Verrazzanoの許にGiulia Mediciと云う美女が訪れて来て、2ヶ月前に市警が自殺と判断した兄Walterの死は実は他殺だったと主張する怪文書の存在を明かし、其の再調査を申し出る。すると、近所の住民でもあるGiuliaの熱意に心打たれたVerrazzano警部は取り敢えず「非公式」に引き受けるものの、間もなく「半公式」と云うべき形態で捜査を開始。其の後、Giuliaと再開した彼は彼女からWalter Mediciの年下妻Coraに対する疑惑の存在を聞かされ、其の許に向かう。すると、CoraはWalter死亡の直後にMarco Verelliと云う男と再婚していたと云う事実が判明。しかし、この後の捜査は難航し、Verrazzano警部は情報通のRosyに協力を依頼するのだった。が、其の後も事件が相次ぐ中でRosyまでも殺されてしまい...
(解説) 白昼の暴行魔(1978年)の制作陣によるPoliziesco(警察映画)的な外見を持つGiallo映画の秀作であり、非典型な主人公役のLuc Merendaの熱演と、負け劣らず非典型的なヒロイン役のJanet Agrenの好演も良い味を出しています。食人帝国 (1980年、イタリア)
★★☆☆☆☆
(a.k.a. ANTROPOFAGOS: COMIDOS VIVOS / DOOMED TO DIE / EATEN ALIVE! / EATEN ALIVE BY THE CANNIBALS / EMERALD JUNGLE / MANGIATI VIVI ! / MANGIATI VIVI DAI CANNIBALI)
(STAFFs/CASTs) 監督・原案・脚本:Umberto Lenzi、音楽:Carlo Maria Cordio、Maria Fiamma Maglione、編集:Eugenio Alabiso、主演:Janet Agren(=Sheila Morris)、Paola Senatore(=Diana Morris)、Robert Kerman(=Mark Butler)、Ivan Rassimov(=Jonas Melvyn)、Mel Ferrer(=Carter教授)
(STORY) 行方不明の姉Dianaを探す為にアラバマ州から遥々ニューヨークまで遣って来たSheila Morrisは事件担当の刑事から意外な話を聞かされる。即ち、ナイアガラとニューヨークで計3名の男性を吹き矢で殺害した挙句の果てにトラックに轢かれて死亡した東南アジア人がJonas Melvynなる男の率いるカルト宗教のメンバーとなったDianaの姿を撮ったフィルムを所有していたと云うのである。そして、フィルム内容を詳細に分析する為に文化人類学の権威Carter教授の許に向かったSheilaは同教授経由でMelvynの元信者Almaに出会い、其の口からDianaがニューギニアに居ることを知るのだった。こうして早速ニューギニアに飛んだSheilaは元軍人のMark Butlerを2万ドルで雇い、ジャングルの奥地に向かう。そして、道中で思わぬトラブルに巻き込まれてガイドを失った2人を救ってくれたDickなる男の案内でMelvynの許に辿り着いたSheilaは遂にDianaとの再会を果たすのだった。ところが、それから間もなく今度はSheilaがMelvynの魔力に魅せられてしまい...
(解説) Umberto Lenzi監督にとっては2本目となる人喰モノですが、映像的インパクトは薄く、又Carlo Maria Cordio+Maria Fiamma Maglioneの音楽も弱い為に出来はイマイチです。L'ONOREVOLE CON L'AMANTE SOTTO IL LETTO (1981年、イタリア)
★★★☆☆☆
(a.k.a. LE PROF D'EDUCATION SEXUELLE)
[イタリア公開:1981年8月]

(STAFFs/CASTs) 監督:Mariano Laurenti、共同原案・共同脚本:Francesco Milizia、音楽:Gianni Ferrio、撮影:Federico Zanni、編集:Alberto Moriani、主演:Janet Agren(=Anna Vinci)、Lino Banfi(=Armando Battistoni)
(STORY) 高校で自然科学を教える美人教師Anna Vinciは先輩格のArmando Battistoniの邸宅滞在を経て、教育関係者の一団と共にスキー・リゾート行きの夜行列車に乗る。しかし、Battistoniを初めとする関係者は彼女の歓心を得ようとしてドタバタ騒動を繰り広げ、Battistoni邸、夜行列車、そしてリゾート・ホテルは混乱の嵐に襲われるのだった。そして、元々クールな性格故に、この騒がしい状況にウンザリ気味になったAnnaはホテルのロビーに於いて、先の列車内で知り合った若き車掌と再会を果たし...
(解説) 珍しくも女教師役を担当するJanet Agren(=上)がランジェリー姿は云うまでも無く、シャワー・シーンまでもを披露して魅せてくれる作品ですが、内容的にはおバカ映画の域を出るものではありません。バイオ・モンスター (1983年、イタリア=スペイン)
★☆☆☆☆☆☆
(a.k.a. BAKTERION / I VIVI INVIDIERANNO I MORTI / PANIC / PANIQUE)
[イタリア公開:1983年3月]

(STAFFs/CASTs) 監督:Tonino Ricci、原案・脚本:Victor Andres Catena、Jaime Comas Gil、音楽:Marcello Giombini、撮影:Giovanni Bergamini、編集:Vincenzo Tomassi、主演:David Warbeck(=Kirk Dune大尉)、Janet Agren(=Jane)

(STORY) UKのNewton市に本社を置く大手製薬会社「CHEMICAL」は政府の要請を受けて化学兵器の開発をも手掛けていた。しかし、或る日に同社の研究所で重大な事故が発生。研究主任のAdams教授が吸血モンスターと化した挙句の果てに、ボーイフレンドと性交中の女子高生Bettyを惨殺すると云う事件を起こすのだった。この事態を受けて、ロンドンから派遣されたKirk Dude大尉はAdams教授の助手Janeの協力を得ながら同教授を追跡し始める。しかし、次々と犠牲者が増える状況を見かねた政府はRAF(王立空軍)に対してNewton市に原爆を投下するように命じ...
(解説) 映像的にも音楽的にも限りなく脱力的な本作はイタリア=スペイン合作映画史上に汚名を残した世紀の駄作であり、ストーリーとは何の関係も無い巨大ネズミ(=上)がマンホールから顔を出した矢先に永久退場してしまう等の意味不明な展開を以って観る者を呆れさせます。アバンチュールはデュエットで (1983年、イタリア)
★★★☆☆☆
(a.k.a. DAGGAR EYES / MURDER NEAR PERFECT / MYSTERE)
[イタリア公開:1983年11月]

(STAFFs/CASTs) 監督・共同脚本:Carlo Vanzina、原案・共同脚本:Enrico Vanzina、音楽:Armando Trovajoli、撮影:Giuseppe Maccari、編集:Raimondo Crociani、主演:Carole Bouquet(=Mystere)、Janet Agren(=Pamela)
(STORY) ローマで発生した政治家暗殺事件の現場を撮影したドイツ人カメラマンがフランス人Mystereとイタリア人Pamelaと云う売春婦コンビを買う。ところが、先の写真の存在故にカメラマン当人のみならず、Pamelaまでもが殺害されてしまうに至る。この状況に於いて、Mystereは野心的な警部Coltに出会い...
(解説) コメディー系映画を得意とする監督・脚本家コンビによる所謂「おしゃれ系Giallo」であり、作風の軽さ故に作品其のものの出来はごく平均的なレベルに留まっていますが、少なくともPriscilla Moonの歌う主題歌MYSTEREは印象的です。片腕サイボーグ (1986年、イタリア)
★☆☆☆☆☆
(a.k.a. ATOMIC CYBORG / FISTS OF STEEL / HANDS OF STEEL / MANI DI FIETRA / RETURN OF THE TERMINATOR / VENDETTA DAL FUTURO)
[イタリア公開:1986年4月、日本公開:1987年5月]

(STAFFs/CASTs) 製作:Luciano Martino、監督・原案・共同脚本:Sergio Martino、音楽:Claudio Simonetti、撮影:Giancarlo Ferrando、編集:Eugenio Alabiso、Alan Devgen、主演:Daniel Greene(=Paco Queruak)、Janet Agren(=Linda)、George Eastman(=Raoul Morales)、John Saxon(=Francis Turner)
(STORY) Francis Turner率いるTurner財団のHOSプロジェクトによってサイボーグ化された元兵士Paco Queruakは財団と対立関係にある科学者Arthur Moselyの暗殺を命じられる。しかし、30%の人間部分の作用により暗殺を急遽中止したQueruakは人間時代の故郷であるアリゾナ州に向かい、Lindaと云う女性の経営するモーテルで働き始めるのだった。一方、FBIのよるMosely暗殺未遂事件の捜査開始を知ったTurnerは証拠を隠滅する為にQueruak破壊を決定し、人間とサイボーグの2チームを派遣した上で自ら特別チームを率いてアリゾナに向かう。更に、現地でQueruakと対立関係に陥っていたRaoul Moralesなる男も財団側に付いたことから、QueruakとLindaは次第に追い詰められていき...
(解説) 1970年代半ばから急速に力を失い始めたSergio Martinoがブロンクスからの脱出(1983年)やターミネーター(1984年)と云ったSF系傑作群の諸要素をごった煮的に組み合わせて制作したB級映画であり、Janet Agrenが健全振りをアピールしてくれることぐらいしか取り柄はありません。
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