CARRLL BAKER
(a.k.a. キャロル・ベーカー)
デボラの甘い肉体 (1969年、イタリア=フランス)
★★★★★★
(a.k.a. IL DOLCE CORPO DI DEBORAH / L'ADORABLE CORPS DE DEBORAH / MARRIED TO KILL / THE BODY / THE SOFT BODY OF DEBORAH / THE SWEET BODY OF DEBORAH)

Ida Galliコーナーを参照して下さい。狂った蜜蜂 (1969年、イタリア=フランス)
★★★★☆☆
(a.k.a. ORGASM / ORGASMO / PARANOIA / UNE FOLLE ENVIE D'AIMER)
[イタリア公開:1969年2月、日本公開:1970年1月]

(STAFFs/CASTs) 製作:Salvatore Alabiso、監督・原案・共同脚本:Umberto Lenzi、音楽:Piero Umiliani、撮影:Guglielmo Manconi、編集:Enzo Alabiso、主演:Caroll Baker(=Catherine West)、Colette Descombes(=Eva Donovan)
(STORY) ニューヨークで夫のRobert Westに先立たれたCatherineは顧問弁護士Bryan Sandersの勧めで訪欧し、ローマ郊外の別荘に滞在することに。それから間もない或る日に、其の別荘前の路上で一台の車が故障を来たす。すると、CatherineはメイドTeresaの反対を押し切って、車を運転していた貧乏青年Peter Donovanを別荘に招き入れる。そして、このことを契機にCatherineはPeterと肉体関係を持つようになるのだった。しかし、家賃滞納等を抱えるPeterの貧乏さ加減を眼前にするに至ったCatherineは彼に別荘で滞在することを提案する。が、Peterは単身ではなく妹のEvaをも連れて別荘に遣って来た。この事態を知ったSandersら周囲は懸念を示し、又Catherine自身も兄妹の言動に何処かしら奇妙なものを覚えるものの、2人を追い出すことは出来ない。そのうちに、Catherineは別荘の指導権をPeterとEvaに奪われてしまい...
(解説) 強欲な男女の立てた完全犯罪計画と其の皮肉な結末を描いた本作はUmberto Lenzi監督による水準作であり、Caroll Bakerの熱演も見どころの1つですが、動物的雰囲気を持つColette Descombesのほうが遥かに強烈な印象を以って魅せてくれます。殺意の海 (1970年、イタリア=スペイン=フランス)
★★★★★☆
(a.k.a. A BEAUTIFUL PLACE TO KILL / A QUIET PLACE TO KILL / PARANOA / THE SPIDER)
[イタリア公開:1970年2月、スペイン公開:1971年2月、日本公開:1971年9月]
(STAFFs/CASTs) 製作総指揮:Bruno Bolognesi、監督:Umberto Lenzi、原案・共同脚本:Marcello Coscia、Rafael Romero Marchent、音楽:Gregorio Garcia Segura、Nino Rota、撮影:Guglielmo Mancori、編集:Enzo Alabiso、Antonio Ramirez de Loaysa、主演:Carroll Baker(=Helen)、Marina Coffa(=Susan Sauvage)、Jean Sorel(=Maurice Sauvage)
(STORY) スペイン在住の夫Mauriceと別れて、イタリアでレーサーに転身したHelen。しかし、或る日に彼女は事故を起こしてしまい、入院を余儀なくされる。そして其の直後に、Mauriceからスペインへの招待を受けたHelenは悩んだ末に、スペイン入りを果たす。しかし、実は彼女を招待したのはMaurice当人ではなく、彼の新妻にして女性資産家のConstanceだった。そして、其のConstanceからMaurice殺しの手伝いを依頼されたHelenは又もや悩んだ末に引き受ける。しかし、いざ殺人実行と云う段階になると硬直状態に陥ってしまったHelenは当初の予定とは正反対の殺人、即ちMauriceによるConstance殺しを眼前にしたのみならず、其の手伝いまでするハメに。そして結果的には、Constanceの遺産を入手する権利を得たMauriceとHelenは昔の関係を取り戻せたかのようにも見えた。しかし間もなく、2人の前にConstanceの娘Susanが現れると事態は急変を遂げ...
(解説) デボラの甘い肉体(1969年)の主演コンビと若手女優Marina Coffaと云うユニークな組み合わせのもたらす新鮮なキャスティング効果も魅力的な作品であり、後半に来る緻密な犯罪描写も良く出来ています。IL DIAVOLO A SETTE FACCE (1971年、イタリア)
★★★★☆☆
(a.k.a. BLOODY MARY / DER TEUFEL HAT SIEBEN GESICHTER / DIE DIAMANTENLADY / LE DIABLE 7 FACES / NIGHTS OF TERROR / THE DEVIL HAS SEVEN FACES / THE DEVIL WITH SEVEN FACES)
[イタリア公開:1971年12月]

(STAFFs/CASTs) 監督・共同原案・共同脚本:Osvaldo Civirani、音楽:Stelvio Cipriani、撮影:Walter Civirani、編集:Mauro Contini、主演:Carroll Beker(=Julie Harrison/Mary Harrison)、George Hilton(=Tony Shane)、Lucretia Love(=Margaret)
(STORY) インド航空アムステルダム支店に勤務する美女Julie Harrisonは或る晩に参加したパーティーの席で弁護士Dave Burtonに出会う。しかし、其のBurtonと別れた直後にJulieは見知らぬ男に追跡された上で写真を撮られると云う不愉快な思いをする。翌日、インド航空支店にJulieの双子の妹Maryから電話が入る。その内容はロンドンに居るMaryが何らかのトラブルに巻き込まれていることを告げていた。そこでJulieはBurtonの許に相談に行くのだが、彼女は其の事務所前で数人の男たちの襲撃を受けて誘拐されそうになる。そして、其の彼女を救ってくれたのは2人の男性、即ちBurtonと其のクライアントにしてカーレーサーのTony Shaneであり、間もなくJulieは後者のShaneとデートするようになる。一方、1人取り残された形になったBurtonはJulieの美人秘書Margaretとデートするのだった。しかし、この晩にShaneと2人して帰宅したJulieは武装した2人組の待ち伏せを受け、脅迫される。結局、Julieはパトロール中の警察官の訪問を受けて助かるものの、身の危険を感じた彼女はShaneの協力の下で新しい家を見つけて其処に引っ越すことに。しかし、間もなく其処の家主Herst夫人が惨殺され、Julieは死体の第一発見者になるのだった。そして、この一連の事件の背後にMaryの夫Cragの奪った100万ドル相当のダイヤモンドの存在があることを知ったJulieはアムステルダム国際空港に到着したダイヤモンドの受け取りをShaneに依頼するのだが、其のダイヤモンドは偽物だった...
(解説) オランダを舞台に100万ドル相当のダイヤモンドを巡る争奪戦を描いた本作は特に後半に於いてアクション色が濃厚である為にGialloとしては中途半端ですが、オランダ特有の低湿地帯を舞台にミニスカート姿で攻防戦を繰り広げるCarroll Bakerの熱演と、Stelvio Ciprianiによるテーマ曲は手堅くも良い味を出しています。IN FONDO ALLA PISCINA (1971年、イタリア=スペイン)
★★★★★☆
(a.k.a. DEATH AT THE DEEP END OF THE SWIMMING POOL / LA ULTIMA SENORA ANDERSON / THE FOURTH MRS.ANDERSON / THE FOURTH VICTIM)
[イタリア公開:1971年2月、スペイン公開:1971年4月]

(STAFFs/CASTs) 監督・共同脚本:Eugenio Martin、原案:J.B.Gilford、音楽:Piero Umiliani、撮影:Guglielmo Mancori、編集:Enzo Alabiso、主演:Carroll Beker(=Julie Spencer)、Michael Craig(=Arthur Anderson)
(STORY) 3人の妻に相次いで先立たれたUKの富豪Arthur Andersonは妻たちの死に伴い16万5千ポンドの保険金を受け取る権利を得るものの、この一連の流れに不審なものを感じるスコットランド・ヤードの警部は彼を法廷に引き出す。すると、Andersonは其の場で自らに不利になるような言動を取り、一度は窮地に立たされるものの、彼の家に長年仕えるメイドElizabeth Dawneyの偽証によって辛うじて救われるのだった。それから間もない或る晩にAndersonはJulie Spencerと云うミステリアスな美女に極めて不自然な形で出会う。そして、捉えどころの無い不思議な魅力を持つJulieの素性を調べていくうちに、いつの間にか彼女に惚れ込んでしまったAndersonは周囲の反対を押し切ってまで彼女と結婚するに至る。が、結婚してから間もない或る日にAndersonはJulieの前夫が変死を遂げていたことを知り...
(解説) 前妻殺しの容疑者と前夫殺しの容疑者と云う異色カップルを巡る事件模様を描いた本作はPiero Umilianiによる深みのある名テーマ曲をも持ち合わせた秀作であり、スペインの名手Eugenio Martin監督作品の中では最良の出来を誇ります。IL CORPO (1974年、イタリア)
★★★★☆☆
(a.k.a. LE CORPS / THE BODY)
[イタリア公開:1974年3月]

(STAFFs/CASTs) 監督・共同脚本:Luigi Scattini、原案・共同脚本:Massimo Felisatti、Fabio Pittorru、音楽:Piero Umiliani(兼音楽監督)、撮影:Antonio Borghesi、編集:Graziella Zita、主演:Zeudi Araya(=女王)、Carroll Baker(=Maddalena)
(STORY) 自らと同じくアルコール中毒症の妻Maddalenaと別居中の中年男Antonioは「女王」と呼ばれる若い黒人女性と2人して人里離れた別荘に住んでいた。そして、或る日にベイルート出身の青年Alainに命を救われた彼は其のAlainをエンジニアとして雇い、別荘に招く。それら間もなく、町で妻Maddalenaと口論したAntonioは帰宅するや否や「女王」に暴行を加え始める。ここに至って以前から暴行され続けて来た「女王」はAlainに対してAntonio殺害を依頼。この段階では既に「女王」と愛し合うようになっていたAlainは密猟者対策の為に外出したAntonioを射殺しようとするものの、失敗してしまう。更にこの後、Antonioと2人して町に出たAlainは其処で出会ったMaddalenaからAntonio殺しの計画を探り当てられるに至って激しく動揺。結局、Alainと「女王」は密猟者の仕業に見せ掛けてAntonioを射殺すると云う当初の計画を断念し、海上での事故に見せ掛けて殺害する方針に転換。が、いざと云う場面になると実は其の新計画を察知していたAntonioは2人に銃を向ける。ところが、其の直後にバランスを崩したAntonioは海に転落してしまうのだった。すると、この展開を眼前にして戸惑いを隠せないAlainに対して、Antonioが泳げない身であることを知っている「女王」は彼を見殺しにすることを強く訴え、結局2人は其の場にAntonioを残したまま、別荘に戻る。が、間もなく、この「犯罪」の全貌を知る唯一の人物であるMaddalenaが2人の許を訪れて来て...
(解説) 1960年代末から1970年代初頭に掛けて「Giallo映画界の女王」の1人としての地位を確立したCarroll Bakerがアルコール中毒症を患うダーティー・ヒロイン役に挑戦した意欲作です。とは云えども実はGialloとしての本作はストーリー的には少々弱いのですが、名作曲家Piero Umilianiによる味わい深いテーマ曲はストーリーの弱さを補っても尚余りあります。大竜巻 サメの海へ突っ込んだ旅客機 (1978年、イタリア=メキシコ)
★★★★☆☆
(a.k.a. CICLON / CYCLONE / CYCLONES / TERROR STORM / TORNADO)
[メキシコ公開:1978年10月]

Stefania D'Amarioコーナーを参照して下さい。BACK TO THE MAIN