*dark-light

穿たれた胸の傷 癒す術探し
僕は立ち上がり 脚を引き摺り 歩き始める

永い永い 一人の時を
ようやく越えて 巡り会った君
うたかたの楽園の終末はあっけなく
残されたものの怨嗟が 耳に谺する

真っ白な思考(あたま)で 真っ暗な目の前を
打ち払うために ただひたすら歩み続ける
胸の傷みに気づかぬように 逃れるよう
立ち塞ぐ茨で 四肢を切り裂き
零れる血潮が 闇に花咲き
それでも僕はどこまでも歩き続ける

明日も明後日も手にできず
ただ無為に積もる過去 振り払えず
本当の君が残した言葉はなんだったのか
記憶の底から呼びかけているのに
今の僕には届かない

塗り込めた傷口は
奥にひそめた泥濘に破られるだろう いつの日にか
解放を求め 望まぬ明日にさらされて
僕が向かう未来(さき)には何もないのか?
忘れ得ぬ夢の囁き もう一度手にするため
歩き続けよう 未来(まえ)へ

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