今年初めヴォーカルDATCHさんに再開。そして一昨日、8年ぶりくらいでユシラの曲を聴いてみた。偶然出てきた5/12,13の2ディーズのライヴ音源。これが小さなラジカセで撮ったオープンエア録音。
お客さんの話声も入っている。出だしの曲はドラムのパターンから始まるのだが、最初は小さな音から始まって段々盛り上ってくる。
始まっているのに気がついていないで話している人もいる雰囲気が伝わってくる。録音はオープンエアだがその感じがユシラに合っていて良いと思った。
これだけ間隔を開けて聴くと曲も忘れていて自分が弾いているのか不思議な感じだが、たまに聴こえる独自のフレーズが自分のギタープレーだと分る。
ひとつ分ったのが自分のプレーを第三者として客観的に聴くためには、何年も聴かない時間が必要だということ。
それで当時やってて良かった点で今忘れていることとか思い出した。いつ速弾きするんだろう?なかなかしない。ソロも延々単純だが印象的なフレーズを繰り返している。
陰湿で毒がある未だ全部を明かせない表現が、もっともっとという欲求をそそる点が良い。
この当時はBoD.やMADEWと掛け持ちで週5回スタジオだった。ライヴも合計年25本(誤差±1)。その中でユシラでの評価が良かったのは危なさ。
メンバー同士のキャリアや実力が均衡していて、それでいて知り合って間もない、ミスも許されないし手の内も全部見せられない。
曲がドラムから始まる曲、ベースから始まる曲、ギターから始まる曲とバランス良くある。
曲順もお互いに精神を闘わせている感じで次の曲が始まる。そしてアレンジも毎回同じではない。例えばドラムがイントロ後消えて平歌だけバラードになって、サビで盛り上ってくるなどなど、打ち合せなし。
メンバー同士に張り詰める力の均衡による緊張感が、お客さんから見たら危険な魅力に見えたかも知れない。俺も必死だったのが良かったかも(笑)。
MC(しゃべり)はなかったと思った。しかし5/12のテープを聴くとヴォーカルが「明日もやるから、ここでやるから見に来て」と言っていたのが印象的。そう言えばスポットライトもしないようにしていた。
ダークで華と毒がある緊張感、MCがなく曲と曲の繋がる部分が演出していないのにすごく緊張感があって繋がっていく。どの曲とどの曲が1曲なのかとか、
テープの中で昔の俺がクリントーンで何時の間にかアルペをしていてドラムが少しずつだが確実に入って来るとか、ヴォーカルとの掛け合いで俺が一瞬歌っているとか、思い出せないところも新鮮だった。
第1回ユシラコラム・2004年8/17(火)記す。
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