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外国語の学習は可能か
皆さんが当然可能だと思い込んでいる「外国語の学習」ということは果たして可能なのでしょうか。
もし本来原理的に不可能なことだとすれば、努力をしても無駄ということになります。可能だとすれば、どのようにして可能なのでしょうか。
一般には「外国語の学習」は可能に決まっていると無批判に思い込まれていいます。「外国語の学習は不可能なことだ」と一般的に思われているのなら、それにしては、外国語を使うと殆ど必ず間違えますし、外国語の発音は殆ど必ず正確になりません。一体何故なのでしょうか。
何故外国語は間違えるのでしょうか。何故外国語の発音は正確にならないのでしょうか。
これはとても重要なことだとは思いませんか?外国語の学習はどのようにして可能なのか、外国語は何故間違えるのか、外国語の発音は何故正確にならないのか、これらの問題は余りにも当たり前のこととして、誰も考えてみようとしません。
でも、これはただ「当たり前」で済ませてよいようなことなのでしょうか。
外国語を学ぶ以上、「間違えたい」とか,「外国人丸出しの発音で、相手に前後関係でどうやら聞き取ってもらう」程度の発音になりたいと思う人はいないでしょう。
だったら、何故間違えるのが、何故正確にならないのかを考えるべきじゃないですか。そして、それを克服する方法を考えるべきではないでしょうか。
このサイトは、この最も基本的な問題について、具体的な言語として「広東語」を取り上げて、解明してゆこうとするものです。
広東語を取り上げた理由
広東語を取り上げた理由は、私が最も好きな言語であるということが一つ、今一つは、広東語にはしっかりとマスターするための手段が殆ど無いという現実があります。
発音にしても、文法にしても、単語の意味範囲や用法にしても、広東語の発想法にしても、或いはまた勉強する場所が日本であろうと、香港であろうと、マスターに至る道は殆ど提供されていません。
最もメジャーな言語である英語とは比較にならないほど貧弱な環境です。
このような状況で、広東語を学習している人たちは非常に低レベルの学習環境に満足させられ、それが止むを得ないものだと思い込まされ、片言の広東語、ガタガタの発音で満足するのが最初から当然のことのように思わされています。
でも、私は広東語を実用的な言語だと考えていますし、広東語を学習している日本人の皆さんには、やる以上は片言のご愛嬌ではなく、英語と同様に実用レベルを目指していただきたいと考えています。外国語を学習する目的は、畢竟ずるところ、その外国語で自分の考えを表明するところにあるはずですから。
そんな訳で、このサイトでは、具体的な言語として広東語を取り上げ、言語の本質論以外にも、広東語を中心にして具体的な学習方法についてもお話し、広東語に関する具体的な質問にお答えする「質問箱」も設けました。
何語にも共通した問題
このように、具体的な言語としては広東語を取り上げていますが、このサイトで述べていることは、基本的には何語にも共通する問題です。
広東語プロパーの問題を取り上げているのは「質問箱」のみで、この部分だけは広東語の知識がないと理解できないかもしれませんが、その他の部分は殆ど全て、他の外国語の学習にも共通する内容を述べています。
このサイトの限界
インターネットを利用したこのようなサイトの最大の欠点は「音」を扱うことができないという点です。
勿論、全く扱うことが出来ないわけではありません。広東語だけに限っても、発音が聞けるサイトは幾つかあります。しかしこのように狭い周波数帯域では、日本人が日本語を聞き取り、香港人が広東語を聞き取ることは出来ても、外国語の学習には使えません
私の発音をお聞かせすることも出来ませんし、皆さんの発音も聞いてあげられません。口の中のどの部分の位置がどういう風にずれているから、その間違った発音になってしまうのだということも指摘してあげられません。
今まで日本各地の方々から通信教育をしてくれないかという問い合わせを何回も受けたにもかかわらず、全てお断りしなければならなかったのも、通信教育では肝心のことは絶対伝わらないからに他なりません。
また、口で説明すれば数分で済むような内容でも、文字で伝えよう押した場合には、キーボードで叩くのに時間を要するという要素以外に、短い文で確実に皆さんに伝え、表そうとした意味以外の別の解釈が為されないような文を作らねばならず、 大変な時間を要しますから、結果的には、極めて限られた内容しかお伝えできません。
この二つの制約のために、このサイトは、直接お話する場合の百分の一、千分の一の効果しかないかもしれません。
それでも、このサイトを公開する意味はあると考えています。いえ、「意味はある」と言うほど消極的な意味ではなく、もっと積極的な意味があるのです。
理論的なことの説明は、口で説明するより文章で説明した方が、よりしっかりと理解できる面があるからです。
限界があることははっきりしています。広東語そのものの体系的説明もこのサイトでは不可能です。それでも、外国語の学習という行為の意味がしっかり理解できれば、外国語マスターという目的を達成できる可能性が大幅に高まることは確かです。
成功するかどうかは貴方しだい
具体的な学習方法についても詳しく説明します。只、このサイトを見て成功するかどうかは貴方しだいです。
私の本業は極めて多方面に渡っています。そんな関係で、色々な方面のことを、多くの方にお話してきましたが、「そんなことは分かっている」という反応を見せる方は、その[分かっている」事が実際に出来るようになる可能性は殆ど有りません。
やるか、やらないか、それだけです。
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