ここでは かかりつけ歯科医制度についてのべます。 「ヒトは歯のことばかりを考えて生きているわけではない」といわれています。しかし あなた あるいは あなたのお子様に 「かかりつけ歯科医」という立場の 行き付けの歯科医があったとしたら 少なくとも お口の健康に関しては安心できるでしょう。 ただし この 「行き付けの歯科医」が従来型の早期発見早期治療を いまだに行っているのではいけません。ぜひ 早期発見長期経過観察を行い、最悪の場合でもミニマール・インターベンション(最小侵襲療法)ということを実践していなくてはなりません。
下の写真は ある姉弟の口腔内です。
弟は6歳4ヵ月から18歳7ヵ月まで定期的な健診を受けていました。

あるとき 受付で「僕のこと覚えているかい?」と言ったそうです。「○○君でしょ」 というと 嬉しそうに「どこも悪くないと思うけど診てくれますか」と言ったそうです。下の右側の写真がそのときのものです。最後の定期健診時と変わっていません。この間 一度も歯科にかかっていないということです。

つぎの健診時です。

2004年2月14日の健診時です。

変化していないのがわかります。
問題は 姉です。 8歳7ヵ月から18歳0ヵ月まで健診を受けていました。 弟が来院したときに「お姉ちゃんはfどうしている?」と聞きました。すると{お姉ちゃんは去年の夏ごろから歯医者にかかっている。ギンギラギンになっちゃった。」と言うのです。「一度 みたい と言っていた」と伝えてと話しました。
下の写真が 姉の口腔内です。向かって左下の奥から2番目(左の写真)、奥から3番目(右の写真)の歯は乳歯ですが後から生えてくるべき永久歯がないために はえかわらずに残っています。

問題としたくなるのは 下の写真のように 手入れがよいにもかかわらず 昔ながらの考えで 早期発見早期治療を いまだに行っている歯科医が近くにもいる という 事実です。もし このような歯科医があなたやあなたのお子様の「かかりつけ歯科医」であったなら まじめに歯科にかかるたびに 歯を削られ 詰められ 外れ また削られ また外れ・・・神経をとられ かぶせられ 外れ ・・・ 中のほうが悪くなり 根の治療を受け かぶせなおされ また外れ もたないからといって 抜かれ 抜かれた歯の両隣を何でもないのに削ってブリッジを入れられ 外れることを 何回か繰り返し ブリッジができなくなり 部分入れ歯になり やがて 入れ歯を支えていた歯がだめになり もっと大きな部分入れ歯になり やがて 総入れ歯 になる という 悪循環に 陥る可能性があることを 頭に入れておかなくてはなりません。
できれば こうは なりたくないものです。 つい 余計なことを 書きました。
この子が来院したときにも まだ歯科にかかっていて 次に銀を詰める予定だと言っていました。見ると下の一番奥の歯が 浅く広く削られていました。

次回の 健診時です。削ってあったところには セメントを入れてあります。それだけで充分もっています。

姉の最近の口腔内です。

姉のほうも まったく変化がありません。 歯は削ってはいけないと思います。
この「かかりつけ歯科医」制度は2000年4月1日から始まりました。歯科医師会でこの制度の説明を受けたのは始まる前の週だったと思います。会から帰ってきて これは すごくいい制度が始まることになった ぜひ 初日から この制度で いきたい と思ったことを 覚えています。 この制度 とは まず 患者さんが 来院されたときに かかりつけ歯科医制度の説明をし、利用するかどうかをききます。利用されるなら この制度では 口腔内写真か歯の石膏模型で治療について説明することになっていますから 私の場合には (いつも通り)口腔内写真を撮りプリントを作り 診査結果と治療計画を記入したものを2部作ります。(一部は保管、一部は患者さんにお渡しします。) 始まった時の説明用プリントです。 しばらくたった時のプリントです。 この制度を 使って 3ヵ月が過ぎた頃 このまま続けるわけには いかないと感じました。



しかし、定期健診のたびに他のファイルを開くのは不便です。それで 現在の方法 ハードディスクに保存する方法に変更しました。「必ずプリントをとっておく」ことはしていませんから 「かかりつけ歯科医」 ではなくなります。(と 思っていました 最近ハードディスクに保存してあればいいらしいと聞きました)
しかし パソコンに保存してあるので いつでも 必要な状態を見ることもプリントをつくることもできます。そのかわり ハードディスクは 増設を繰り返し 現在 255GB(2001年当時) となっています。またバックアップのために DVD-RAM、CD-R を備えています。
やめ現在の方法にいたしました
プリントアウトしたものをすべてカルテの
ファイルに保存しなくてはならない
7月1日以降「かかりつけ歯科医」を やめましたが せっかくのプリントを一度だけ渡しておわりにするわけにはいきません。そこで 保険の制度上は 「かかりつけ歯科医」 ではなく 従来のもので行い ただプリントは ○○様の口腔内状態 という プリントを お渡ししていました。 2001年4月1日からは 院内でプリントアウトしたものを保存しなくてもハードディスクなど電子的に保存すればよいということをきき 再び「かかりつけ歯科医」制度を取り入れることにして 現在に至っています。
2004年2月12日現在 パソコンにつながっている 外付けハードディスクは560GBとなっています。
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