シン日記
6:00 起床。薬を飲んで早めに寝たおかげか、すっかり体調がよくなっている。
6:30 調子がよくなったとわかればムラムラしてくるのが、人の性というもの。
   早速ルナマリアの部屋のドアをロックを解除し、犯ろうと思ったが、妊娠していることを思い出し
   胸を使うだけにすることにした。俺って優しいな。
8:20 格納庫に向かうと、ちょうど議長とオーブ代表と護衛がやってきた。
   何故か整備士たちは未だに殺気立ってるし、オーブ代表はわめているし…最悪だ。
8:25 オーブ代表の言葉に、遂に切れて「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」と叫んでしまう。
   お前とウズミのせいで、マユは死んだんだ…。
   この直後、レイが胸倉を掴んできたが、警報がなったから振りほどいて持ち場へ。
8:50 今回はブラスト装備でボギー1を追う。ルナマリアがデブリ戦の成績ってよくないのよね、とか言っている。
   安心しろ。デブリごと撃ち抜いてやるから。そういえば、後ろから付いてくるゲイツRには誰が乗ってるんだ?
9:00 ボギー1の反応がロスト。どうやらデコイだったらしい。ミネルバから戻れ、と通信が入るがそれは厳しい…。
9:10 いきなりゲイツR2機とも撃墜。ルナマリアがパイロットの名前を叫んでいたが、記憶に残らなかった。
10:00 宇宙空間にも拘わらず、デブリの上を疾走するガイアを確認。ザフトの技術は宇宙イチィィィィィィ!!
10:30 建物内を移動してると、ルナマリアのザクがガイアに吹っ飛ばされて、こちらに向かってきた。
    もちろんザクに狙いを定めてヴェスバー発射。
13:00 戦闘終了。帰還。今回の戦闘は厳しかったようで、ミネルバもボロボロだ。
13:15 ルナマリア、レイと一緒に部屋へ戻ろうとすると、メイリンが声をかけてくる。
    メイリンが名前を呼んだ順は俺、ルナマリア、レイ。実姉のルナマリアより先に名を呼ばれたことに優越感を得る。
    ちなみにルナマリアは笑顔だったが、アホ毛がしおれていたから、軽くショックだったようだ。
13:20 オーブ代表の護衛は、やはりアスラン・ザラだったらしいとの話だが、その後のヅラが漂っていたという発言で
   アスランだったいう事実は吹き飛んでしまった。
14:00 4人で談笑しながら歩いていると、「でも、本当にヅラまでしなきゃいけないものなの?」「いくら、前にふさふさだったからって」
    とメイリンとルナマリアが言っているところで、塞ぎこんでいる様子のアスラン・ザラに出くわしてしまう。
    気まずい空気が流れる中、表情ひとつ変えないレイはさすがだ。
15:00 自室に戻る。マユの携帯に録音されている声を使って、マユブリッジ大佐になる。
16:00 廊下を歩いてるメイリンを発見。議長が来る前にトイレに連れこんでヤッた。
    ルナマリアの妊娠が本当がどうか言っていた。俺は知らん。どっちでもいいさ。
17:00 休憩室の前を通るとまだ護衛がいた。
    アスラン・ザラとの噂とズラという事実を合わせてアスラン・ズラと勝手に命名。
19:00 夕食。またルナマリアが弁当を作ってきた。セロリとマズ弁当の二者択一。やっぱりセロリは嫌だ。
    !?べ、弁当が普通の味だ。な、何が起きた。整備士たちが弁当を凝視してくる。
20:00 ルナマリアが自ら俺の部屋に来た。何故だ?とりあえずヤッた。もう妊娠なんておかまいなしだ。
    妊娠中は子供はできないので、もちろん中出し。妊婦相手っていうのもなかなか新鮮だ。
    っていうか、相手はいいのか?ついでに子供の名前に付いてアドバイスしてやった。
    ネーミングセンスが無さそうだからな。
21:00 艦内掲示板を覗く。ルナマリアの相手はS・Aという奴らしい。誰だ?
    ついでに「アスラン・ズラ、ジャスティス出る」と書き残してやる。
21:30 今日は疲れたので早めに就寝。久しぶりにマユの夢が見たい。


レイ日記
6:00 起床。早起きの習慣は身についた。
7:30 艦内を巡回。ボギーワンを捕捉するのもそろそろだろう。MSの確認に格納庫へ。
8:10 ザクの整備は完璧だ。ここの整備士たちの腕にかかれば当然だろう。
8:20 ギルと共にアスハ代表とその護衛がやって来る。ギルの説明にアスハ代表は声を荒げ反論する。
   違う。ギルはプラントの平和の為に…。
8:25 アスハ代表の言葉にシンが突如、声を上げる。憤る声にシンを止めなければならないと思い近づく。
   アスハ代表を睨みつける彼の目には、炎が。思わず胸座を掴み、止めさせる。
   その時、警報がなり響く。シンは、僕の手を払い、インパルスへ。
   僕は、防衛の為に艦に待機。
8:35 シン、ルナマリア、ショーン、ゲイルが発進した。何か嫌な予感がする。
9:00 艦が衝撃を受け、揺れる。くっ、ボギーワンからの攻撃か。
11:45発進命令が下る。進路が確保できない為にカタパルトが使用できず走って発進することに。
    こんな事態は想定してなかった。自分の甘さ感じる。
12:00敵MSの迎撃を開始する。その時、何かが脳に響く。するとあのMAを発見。
    MSを1機破壊するが、もう1機がミネルバに。追おうとするがあのMAが邪魔をする。
12:10なんとかもう1機のMSも破壊。あとはあのMAだけだ。
12:15ミネルバが動く。MAを墜とそうとするがなかなか当たらない。
13:00戦闘が終了。直後にシンたちと合流。しかし、帰ってきたのは、シンとルナマリアのみ。
    ショーンとゲイルはいなかった。ルナマリアと共にゲイツ・Rの回収に向かう。ゲイツ・Rは2機とも大破していた。
    口下手な僕は、あまり話したことはなかったが2人は仲間だ。
    だけど、ここは戦場だ。死は常に隣り合わせ。そう自分に言い聞かせる。
13:15シンとルナマリアと部屋に戻ろうとする。シンはいつも変わらない。シンの強さには敬服する。
    やってきたメイリンによると、護衛の方は前大戦の英雄、アスラン・ザラであるということ。
13:20そのアスラン・ザラに出くわす。彼も前大戦では仲間を失ったはず。素早くその場を去る。
14:00自室で体を休めることにする。
18:00格納庫へ行くと、大破したゲイツ・Rが解体されている。とてもツラい。
18:15ヨウランが「ショーンとゲイル、どこにいるんだ?」と問いかけてくる。
    彼はまだ現実を受け入れていない。何も言えない。ただ首を横に振る。
    目頭が熱くなり人気がないところへ行く。
19:00夕食。シンとルナマリアはいつもと同じ様に仲良く食事している。
    艦に明るさを戻そうしていると気付く。シンの表情がいつもと違う。僕も見習わなければ。
20:00ルナマリアがシンの部屋を訪れていた。子供の父と母である彼はできるだけ2人でいたいのだろう。
    今の艦内で唯一明るい話題だ。2人、いや3人を守ってあげたい。
23:00ショーンとゲイルに黙祷を捧げる。目から何かが溢れ続けているが、それは拭わない。
    必ずプラントに彼らが望んだ平和を。そして就寝。


ルナマリア日記
07:00 起床。また夢を見た。私が胸でシンのを…。今度してあげたら喜ぶかな?
08:00 シンと一緒にガナッピの微調整。ヨウカンにも手伝ってもらう。
    そこに議長とオーブ代表らがやってくる。シン、急に不機嫌。どうしたの?
08:25 シンがキレた! 大変。オーブ代表に「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」
     なんて、怒鳴りつけてるの。どうしよう、仮にも相手はお姫様…不敬罪なんて事ならないよね…
     レイがシンに掴みかかったその時、警報!
08:30 スクランブル。カタパルトのGがかかる。お腹の子が心配。
08:50 目標デブリ地帯に到着。正直、デブリ戦は苦手。不安からそれが口に出た。
     そしたらシンが「安心しろ、デブリごと撃ち抜いてやる」って言ってくれた。
     確かにシンのブラストインパルスなら、敵機をデブリごと破壊するのもたやすい。
     今日こそはシンの足手まといにならないようにしないと。
09:00 ボギー1ロスト。囮に騙されたらしい。
09:10 ショーン、ゲイルがたて続けに落とされた。怖い。
     ミネルバから、電文。敵本隊に襲われている。早く戻らないと…
10:30 ガイアに追いつめられた! 怖い。でも、この子を生むまで死ねない。
     たまらず、シンの名を叫ぶ。そこにシンのインパルスが来てくれた。やっぱりシンは頼りになる。
     普段は素っ気ないけどちゃんと私のことを見てくれているんだと確信した。
13:00 戦闘終了。帰還。何とか生き延びた。早くシンの顔を見たい。
13:30 シン、レイと一緒にレストルームへ向かう途中、メイリンが飛んできた。
     「シン、お姉ちゃん、レイ」…ちょっと悲しい。
14:00 4人でレストルームへ。メイリンがやたらとグラサンの話しをする。
     どうやらズラだったらしい。でも正直どうでもいい。
     と、噂のズラがレストルームにいた。
     気まずい空気が流れる中、表情ひとつ変えないレイはさすがね。
14:20 シンがズラを見て険しい顔。シンの思ってることはわかる。
     伝説のエースがいれば、ショーンもゲイルも死なずにすんだかもしれない…
     多分そう思っているに違いない。私もそうだ。
     それを「そんなものじゃない、俺はアレックスだよ」だなんて、ムカつく。死ね。
15:00 自室で休憩。気分転換に艦長にもらった料理本とレシピを見ながら、今日のお弁当のメニューを考える。
17:00 食堂の調理場を借りてお弁当を作る。シンとの夕食が楽しみ。
18:00 レイが食堂に放心状態のヨウカンを連れてきた。まだ二人の死を受け入れられないらしい。
     ショーンとゲイルはどこかと、しつこく聞いてくる。私は何も答えられない。
     死んだ二人の事は悲しいけど、いつまでも引きずっていられない。
     今はこの子を護るだけで精一杯だから…
19:00 夕食。セロリをかじりながら、シンの様子を眺める。幸せ。
     美味しいと言いながら全部食べてくれた。嬉しい。これから毎日作ろうと思う。
20:00 夕食後、二人でシンの部屋へ。即ベットへ誘われた。ちょっと照れくさい。
     終わった後、ベットでシンが子供の名前を考えてくれた。
     私が考えた名前を言ったら「センスがない」と凸ピンされた。ちょっと悲しい。
     でも、これでシンも子供のことを真剣に考えてくれていると確信できた。
     私は今、幸せだ。
21:00 お腹の子のためにも今日は早めに就寝。
23:00 うなされて目が覚める。僚機が撃墜された瞬間が何度も浮かぶ。いつか私も…怖い。
24:00 眠れず、レストルームへ。と、通路でヨウカンと出会う。またしつこく、問い詰められる。
     我慢できずに泣いた。泣きながら「二人は死んだの!」と叫んでいた。
25:00 自室でシンとお腹の子の事を思いながら気を静める。
     教官がよく言っていた。「迷いのあるヤツから死ぬ」と。 私は死ねない。
     だから、二人のことは忘れるんだ。
26:00 ようやく眠れそうだと思ったら、ヨウカンが尋ねてきた。目が真っ赤だった。
     さっきのことを謝りながら、また泣いていた。去り際、ショーンの日記を手渡される。
27:00 …ずるい。ヨウカンはずるい。こんなの見せられても…私、困る…
     眠れそうにない。


ギルバート日記
6:00 起床。うむ、今日も目覚めは良好だな。
7:00 日課のランニング。途中凸とカガリタンに会って3人で話しながらすることに。
   凸がしきりに頭を気にしていた。そのせいか、今日は頭の調子が優れないので訓練は休むと。
   カガリタンも凸の頭を気にしている。うーむ、やはりこの前のバケツが原因か、悪い事をしたものだ。
7:30 ランニングの後は盗撮の干渉。ルナマリアは今日はピンクか、ぬふふ今日はこれに決定する。
8:00 そういえば、凸とカガリタンは正式にはまだこの艦を案内していなかったな。
   暇そうなレイと共に艦内を案内させる事に。
8:10 まだドックの全ては見せていなかった事を思い出し、普段行かないような一般MSの格納庫に案内させる。
8:20 説明をしていると私の言葉が気に入らなかったのだろうか、カガリタンが反論してくる。
   …!私はそのちょっと怒った顔に戦慄が走った!・・・・も・・萌えたッ!
   その顔があまりにも可愛かったのでもう少し怒らせるてみる。
   おぉ!何というかわゆさだ。くそ!ここにも仕掛けるべきだったな!
8:25 ハァハァしながら安らぎの会話をしていると、シンが口をはさんできた。
   しかもあろう事か、カガリタンに暴言を吐くとは・・・ゆ・許せんッ!!
   殴りに行こうとした瞬間敵襲の放送が鳴る。ちぃ、運の良いヤツめ!
   だが、レイはそんな暴言を許さなかったらしく、ヤツの胸ぐらを掴んだ。がヤツはふて腐れてさっさと持ち場に行ってしまった。
   レイが代わりに謝罪をした。安心しろレイ、ヤツは私自身の手で鉄槌を食らわしてくれる。
8:45 調子が悪いらしい凸とカガリタンを連れてブリッジへ。
   そこで私は気づいてしまったのだ!ず・・・ズラぁ!凸がズラを付けているではないか!しかもずれている!
   その下はむしられた後のようになっていて、その上にただ似たような色のズラを乗せているだけだった!
   これは困った。どうやって伝えようか。「ズラがずれていますよ。」なんて言えるわけもなく、遠回しに行ってみる事にした。
   意味ありげな前文の後に「『それ』が偽りだとしたら、『それ』は、『それ』は存在そのもののも偽り、ということになるのかな?」
   我ながら即席にしては上出来だ。・・・・・気づかん!気付よ!カガリタンは知っていたらしく
   「議長『それ』は」と言い返してきた。だがまだ気付かん!えぇい!
   そうか、朝のはこれだったのか。だから今日は休む事にしたのだな。
   カガリタンが心配の顔で満ちあふれていたので、安心させる事に。
   「ご心配には及びませんよ、アスハ代表。私は何も彼を咎めようという気はない。」。よし!何気ないセリフだ!
   ・・・・まだ気付かないのか!
   やっと気付いたようで、急に席をたった。そしてこういった。「デコイだ!」
   違うぅ!凸いのはお前だー!えぇい、なんて鈍いヤツだ!さっさと気付かんか!
9:00 どうやらピンチらしくロストがどうのこうの言っているが、ヤツの頭が気になって全然集中できん!チラチラみるが気付く気配はない!
9:10 敵艦のミサイルが襲いかかる。やめろ!そんなに揺らすな!こっちは一大事なんだぞ!
10:00MSまで出てきてしまったではないか!さっさと気付かんか凸!
10:15またミサイルが接近したらしく、艦が揺れる揺れる!チラチラ見るが気付く気配すらない!
11:20ってこんな事をしている間に、ピンチになってしまったらしい。
    というか凸!お前MS乗れるのではないか!ズラ>艦の命か!
11:25時々、あ、やら、う、やら唸るが依然として出て行かない!えぇい、そんなにズラを隠しとうしたいのか!
12:00とうとう意を決したらしくとんでもない作戦を提案する。だがその方法だと艦にも衝撃が伝わり
    その衝撃でお前のズラは・・・ 
12:15艦内に凄い衝撃が走る。そしてヤツのズラも走る。だが、これは情けだ。皆が目を眩ましている隙に
    空中に漂っているズラをカガリタンに投げ渡してやる。うむ、誰も見てないな。
13:00戦闘は終了したらしい。しかしなんて危ない艦だ。こんな所にカガリタンを置いておくわけにはいかないと考え、
    なんとか下ろして貰うよう提案する。
13:15 カガリタンとついでに凸を部屋まで送った後、私も部屋に戻る。
22:00 その後、これと言った事もなく就寝。今日は疲れた・・・。


アスラン日記
6:00 起床。悔しさを堪えながらカツラを被る。自分が情けない。
7:00 カガリとランニング。途中でギルバート議長と会い、一緒に走る。
   どうしても頭が気になってしまう。
8:10 MSの格納庫に案内される。
8:20 ギルバート議長の説明にカガリが反論する。
8:25 カガリの言葉にインパルスのパイロットの黒髪が「さすがキレイゴトはアスハのお家芸だな」と叫ぶ。
   カガリは何も言えない。俺も何も言えない。金髪が止めようとしたが、黒髪はそのまま去った。
   ギルバート議長は異様に怒った顔をしていた。
8:45 !!ギルバート議長が俺の本当の名に気付かれていた。なんて鋭い人だ。
   ズラのことも気付いているのかもしれない。しかし、ここはズラのことは、忘れる。
   気にすると周りの人間にもバレるかもしれない。カガリが何か言ってるが聞こえない。
8:55 ズラのことを忘れる為に戦闘に集中する。ボギー1の様子がおかしい。
   こ、これは、「デコイだ!」思わず叫ぶ。凸い、でズラのことが頭に浮かぶ。
   くそ、今は忘れるんだ。
9:00 ミサイルをうけ艦に衝撃が走る。
10:30 ボギー1からミサイルが発射される。狙いが小惑星だと気付き、艦を離すように言う。
11:20 ギルバート議長が「MSはないのか」と言う。それに対して艦長は「パイロットがいません」と。
    くそ。俺は、アレックスはもうモビルスーツには乗らないんだ。
12:00 俺は、とんでもない策を考え出し、それは艦長に告げる。副長が反論してくる。
    バカはあなただろう。議長がこちらを見てくる。
12:15 右スラスターを全開にし、砲門を開く。凄い衝撃が走った。
    っと、俺の頭が解放された感じがする。ま、まさかズラが外れたのか!?
    ズラが宙を舞っている。しかし、俺は恐怖で動くことができない。
12:20 動けない俺の頭に何かが乗る。カガリがズラを乗せたようだ。た、助かった。
13:00 戦闘が終了した。ギルバート議長に部屋まで送ってもらった。
    議長はきっと俺のズラに気付いてる。
14:00 休憩室で前の大戦で死んでいったものが頭に浮かぶ。
    すると「でも、本当にヅラまでしなきゃいけないものなの?」
    「いくら、前にふさふさだったからって」との声が。
    バレてる…。お、俺は…。赤髪が何か言っている。もうほっといてくれ。いっそ死にたい。
20:00 ズラがバレたことで俺は何も考えられない。気付けばもうこんな時間だった。
    休憩室の前を通ったものはきっと俺のズラを笑ったに違いないだろう。死にたい。
22:00 部屋で頭のことを考える。しかし、自分が情けなくなるだけだ。
    あの時、あんな作戦を考えず艦がやられいれば…全ては闇の中に。
    い、いけない。こんなことまで考えてしまうなんて。
21:00 艦内掲示板を開く。「アスラン・ズラ、ジャスティス、出る」こんなことが書かれていた。
    誰がこんなことを。もう嫌だ。
23:00 カガリが寝たの確認して、ズラを外す。解放された頭から髪がパサリと落ちる。死にたい。
23:30 寝ようとするがなかなか寝つけない。気になって頭を触る。また抜ける。
    思わず涙が流れる。これが夢だったらいいのに。明日が来なければいいのに。
    そんなことを思いながら就寝。


ヨウラン日記
7:00 朝だ!・・・?何故か今日は体の調子が優れない。どうしてだ?
7:15 いつものをする気にならない。風邪でも引いたのか?悪寒がして止まらない。
7:30 格納庫に向う。挨拶した途端主任に修正された。
   今日は早番だったっけ。
   謝罪をしてルナマリアたんのMSの整備に向かう。
8:00 パイロット達がやってきた。
   あまり戦闘では目立たない存在だが良いヤツらのショーンとゲイル。
   ショーンは寡黙で熟練のパイロット。
   無口なように見えるが結構顔に出るタイプで整備士のみんなに面白がられる存在。
   ゲイルは俺より年下の新米パイロット。親思い、友達思いと本当に良いヤツだ。
   若いながら立派なもんだな。
   彼らは端から見ると本物の親子のようだ。見ていて和む。
8:10 彼らとしばしの談笑。ヴィーノが大富豪の話を持ち出す。
   お?てめぇ、俺に大富豪で勝てるつもりなのか?
8:20 ギルバート議長が、オーブ代表と側近の凸と何やら話している。
   こんな所を見せても良いのか?
   急にシンの馬鹿がオーブ代表に向かって暴言。嫌な空気になってしまう。
8:25 敵襲の警報が鳴り響く。ふぅ、とりあえずは逃れたようだな。
9:00 艦内に大振動。あっちこっちにぶつかってとても痛い。
9:10 大揺れの中モニターを見ると撃墜マークが二つ点滅していた。
   ショーン、ゲイル!?くそッ、脱出していてくれよ!
9:30 艦が被弾したようであっちゃこっちゃに穴が開く。
   とりもちをもって奔走していると大破損している危険な区画に行くように命令される。
   宇宙服はどこだよー!
9:45 宇宙服は見つけたがサイズがあわない!ちぃせー!
   仲間に目の前に飛んでいる金魚鉢を被るように言われるがそりゃ無理だ!
10:00とりもちを抱えて到着!だがとりもちが宇宙に吸い込まれる。しまったー!
10:15とりもちが圧倒的に足りないのでみんなでインナーにとりもちをくっつけて応急処置。
10:30とりもちを無くした責任を問われて俺だけ下着まで詰める事に。助けてルナた〜ん!
12:00気付いたら裸で宙に浮いていた。
13:00戦闘終了。ショーンとゲイルはどうなったんだ!?
   ルナたんがゲイツ・Rとおぼしきモノを持って帰ってきた。
   う・・・嘘だろ!!いくらルナたんでもそんな冗談は許さなねぇ!
13:40奇跡的に残っていた戦闘中の記録とその日の日記を記したヴォイスレコーダーだけが残った。
   こんなのがアイツらの代わり!?信じねぇ!俺はこんなこと絶対信じねぇ!
   まだその隣の部屋からでもひょっこり出てきそうじゃないか!
13:45みんなで残った記録を聞く。戦闘中のアイツらの叫び声と断末魔が格納庫に響き渡る。
   イヤだ!もう聞きたくない!
   アイツらはさっきまでそこに居たんだぞ!俺たちと話して大富豪をやろうって……
14:00心がまだどこかに行っているがアイツらのゲイツを分解する事に。
17:00終わったらしいが時間の感覚がない。どこかその辺に隠れていそうで探し回る。
   ゲイルが「見つかっちゃったか〜。」、
   ショーンが「慣れない事はするモノではないな。」と言って出てくるはず。
   アイツらグルになって隠れてやがるんだ。きっと。
18:00いくら探しても一向に出てきてくれない。
18:15放心していると、レイがいたので尋ねてみる。だがいくら訊いても首を横に振るばかり。
   くそッ!レイのヤツいつから嘘つきになりやがったんだ。
18:30ルナたんがいて、あんな冗談はやめてくれと言うが、彼女は顔を背けるだけで何も話してくれない。
   なんだよ。ルナたんもかよ、ちくしょう!!
19:00作業が終わったらしい。何もやった気がしない。
19:30夕食。酷く味気ないモノに感じる。
20:00残業。俺は何も感じれなかった。ただ時間が過ぎただけのように感じた。
24:00作業終了。再び探し回るが出てこない。
   途中ルナたんに会ってまた訊いてみるが、やっぱり顔を背けて何も答えてくれない。
   しつこく訊いていると、ルナたんに泣きながら怒鳴られてしまった。
   ここで俺はやっと事実に直面することが出来た。
25:00主任に頼まれてアイツらの部屋に行き、遺品を整理しているとショーンの日記が出てきた。
   悪い気がするが読んでいくと、その内容に俺の目から涙がこぼれて止まらなくなった。
   ゲイルのも同様だった。
26:00遺品の整理が終わり、ルナたんの部屋に赴く。
   さっきの謝罪をして持ってきたショーンの日記を手渡して出て行く。
   これでヤツが浮かばれるかどうかは解らないけど、俺に出来るのはこれぐらいだ。
26:30色々と頭によぎるが就寝。


ヴィーノ日記
6:00 起床。いつもより早い。いつもより眠い。ふぇも・・・そんふぁこふぉは言っへらへはいはぁ。ふぁぁー。
   猛烈に眠い。顔を洗ってみる。眠い。飛び跳ねてみる。眠い。頬を叩いてみる。眠い。
   よーし、最後の手段だ。手近な壁に突進する。衝撃。あ、頭がぐわんぐわんする・・・。でも、目が覚めた。
   今日はボギー1に追いつけそうだから、裏方はいつもより早く作業を始めないといけないんだ。
6:30 格納庫へ。マッド主任がラジオ体操をやっている。側を抜けようと思ったっけど捕まってしまった。一緒に体操させられる。
6:40 体操終了。整備開始。みんなぼつぼつやって来る。ヨウランが来ない。何してるんだろ?
   この船最新鋭艦なんだから、ゲイツなんかじゃなくて緑ザクウォーリア載っけておいてほしかったな。
   でも、そんな事を言ってもはじまらない。俺達の仕事はみんなが生きて帰ってこられるよう丁寧に整備する事。
   主任が言ってた。MSの性能や整備状況が悪くて撃ち落されました、じゃパイロットに合わせる顔がないって。
   インパルスの整備は主任達に任せて、ゲイツを万全の状態に仕上げておこうっと。
7:30 ヨウランが平時のスケジュール通りにやってくる。マイペースだな・・・。主任に殴り飛ばされて壁でバウンドしていた。
   しかし、その後指示されるとさっと起き上がってルナマリアのザクウォーリアを整備しに行った。
   あの二人はあれで意外とコミニュケーションが取れているのかもしれない。
8:00 パイロット達がやってくる。ショーン、ゲイルと一緒に話をする。後で整備士仲間とみんなで大富豪やろうよ、とか。
8:20 ギルバート議長が、オーブ代表と護衛を伴って来た。艦の案内をしているらしい。軍事機密だらけだけど良いのかな?
   シンが揉め事を起こした。やめときゃ良いのに。お偉いさんに楯突くと出世に響くよ?
8:25 空気が険悪になった所に出撃命令。
   この場から逃れられるって言う意味では良いのかもしれないけれど、命のやりとりをしにいくのにこの雰囲気は嫌だな・・・。
   おまじないをする。みんなちゃんと帰ってきますように。
   格納庫内の物を固定する。
9:00 警報。少ししてから激震。砲撃を喰らったらしい。人が呻き声をあげながらその辺に浮いている。血は出ていないけれど、怖い。
9:10 大揺れ。みんな、身体を固定するのが大変そうだ。そんな中、被撃墜マーカーが二つ。
   え!?慌てて確認すると、ショーンとゲイル。・・・そうか、二人とも・・・。
9:30 艦の彼方此方に穴があいてみんなトリモチを持っておおわらわ。
   こんな感じ。「E-10区画に穴!非常扉閉じません!」「よし、そこの三人、お前等行って来い。宇宙服忘れんなよ!」
   「宇宙服って何処にあるんですか!?」「馬鹿野郎、それくらい知っとけ!」「同、9、13区画に穴!」「そこの二人も行け!」
   「宇宙服のサイズが合いません」「拒否」「F−23区画、壊滅!」「トリモチ無くしたー」「お前のパンツでも詰めろ」「脱げ」
   「金魚鉢でも被ったら?」「それ良さげ」「助けてルナた〜ん」「ヨウラン泣かすぞ!」「パンツ足りないよ」
   途中で俺も駆り出されたから後は良く分からない。帰ってきたら何故かヨウランが裸で浮いていた。意識も無いみたいだ。
   戦闘になったらみんな宇宙服を着るべきだと思った。
13:00戦闘終了。MS帰還の為の準備が始まる。
   ルナマリアとレイが大破したゲイツ・Rを連れて帰って来た。
   微かに生きている識別マーカーからすると、ルナマリアが連れ帰ったのがショーン機で、レイが連れて帰ったのがゲイル機だ。
   物に「連れて」と言うのはおかしいかもしれないけど、あれはショーンとゲイルなんだ。「連れて」で良いと思う。
13:40ゲイツの中から支給品のヴォイスレコーダー(ドラマで探偵とかが使ってる奴。時間と出来事を報告形式で纏めたりする。
   ザフト軍特性で超丈夫。)を発見。これだけでも残ってるなんて、奇跡だ。
   これは偶然なんだろうけれども、俺はそう思いたくない。二人とも、声だけになっても帰ってきたかったんだ・・・。
   起床から、8時30分までの短い記録。でも、かけがえの無い記録。
   その場にいるみんなで聞いて、しんみりする。主任は男泣きに泣いていた。ヨウランは肩を震わせて俯いていた。
   これが戦争なんだな・・・。レコーダーを主任に預ける。
13:50食堂に行く時間が勿体無いので、整備班みんな集まって格納庫で昼食。主任の奢り。みんな静かだ。
14:00悲しんでばかりもいられない。作戦は終了していないんだから。ゲイツを分解して、使える部品はスペアにする。
   使えないものは後で纏めて投棄する事になった。
17:00みんな少しずつ立ち直り始めたらしい。何人か集まって話し込んでいる。今回、主任は止めようとしなかった。
   立ち直れるなら下らない話をしていても構わない、まだこういう経験はした事がないだろうから今回は多めに見る、との事。
19:00不要部品の投棄も合わせて作業終了。
19:30夕食。
  売店前にてアーサー副長を見かけて挨拶をする。この人が休んでいる所を見た事が無い。本当に偉い人だ。ご苦労様です。
20:00残業。何人か集まってインパルス、ウォーリア、ファントムの整備。
   今日はゲイツの解体で忙しかったから、この三機はまだ上手い事仕上がっていない。
   向こうも明日仕掛けてくることは無いだろうけど、世の中何があるか分からないし。
24:00これ以上は明日、という話になった。自室に帰ってお風呂。入浴剤を入れる。いい湯だ。生き返る。
   「生き返る」に反応して今日の事を思い出し、悲しくなる。
25:00就寝。おやすみなさい。明日は酷い事が起こりません様に。


ショーン日記
4:30 嫌なざわめきを感じて目が覚める。体全体に脂汗が出ていた。
5:00 寝付けないのでヴァーチャルシミュレーション機を使い鍛錬に勤しむ。
   あのフリーなんとかのステージをクリアせねば!
6:00 数え切れないほどのやり直しの果てにクリア。誰だってやれば出来るんだ。
7:00 簡単な携帯食で朝食を済ます。
   ルナマリア・・・士官学校時代からの憧れだった・・・。
   所属が遠く離れ、所詮叶わぬ恋だと思っていたが、ひょんな事から
   共に過ごす事になった。身に秘めた想いは熱くなるばかり。
   ・・・いやいや駄目だ・・・私と彼女とでは年が離れすぎている。
   それにもう出来ているという話ではないか。
8:00 MSの整備。いつでも万全の状態にしておく。
   私がいようがいまいが戦局にはあまり変化がないだろうが、
   与えられた職務はこなさなければならない。私は軍人だからな。
8:15 ルナマリアとMSの事での打ち合わせ。
   やはりこの想いは押さえられない。どうすればいいのか・・・
8:25 敵襲の警報が鳴り響く。やはり来たか!
   そうだ、この戦闘が終わったら彼女に全てを打ち明けよう。
   断られるのは解っている。だがそれでいいんだ。
   きっと彼女はこんな馬鹿な私を笑って許してくれるだろう。
8:30 日記は帰ってきてから書く事にする。今はこの戦闘に集中せねば!
   ショーン!ゲイツ・R 出る!


ゲイル日記
7:00 起床。僕は低血圧だから朝は非常に苦手です。
   家族の写真に挨拶。「おはようございます。」
7:30 朝食。朝はゆっくりと食べる。朝食は一日の始まりのエネルギー。しっかり取ります。
8:00 MSの整備。自分の機体は自分で調整するもの。士官学校で習いました。
   愛機のゲイツ・Rをしっかりチェック。名前も似てて親しみを感じます。
   ショーンも整備をしている。彼はいつも真剣だ。
8:20 ギルバート議長とカガリ・ユラ・アスハさん、さらに護衛のアレックス・ディノさんが来ました。
   議長の説明に反論するアスハさん。あれ?シンが振るえている?
   と思ったら、突然アスハさんに暴言を!!
   彼の瞳にはオーブに対して、何か強い怒りと憎しみを感じた。
   僕に何かできることがあればいいけど…。仲間として悔しい。
8:25 出撃命令が出ました。
   シンのインパルスとルナマリアさんのガナーザクウォーリアーのサポートです。
   シンは大丈夫かな。ショーンの瞳には強い意思が宿っていました。
   彼と組めば大丈夫な気がします。
8:30 出撃です。この戦闘、きっと勝てるはず。
   ゲイル、ゲイツ・R、発進します。