ベルギービールの歴史は中世まで遡ります。修道院において醸造されたビール(アベいビール)が現在のベルギービールの原型となりました。狭いベルギー国内には125箇所の醸造所が存在しており、その味も多様であるのです。

 ベルギーは元来、ドイツ、イギリス、チェコなどに次ぐビール大国であったにもかかわらず、近年まであまり注目されていませんでした。けれども90年代に入り、かの有名なマイケルジャクソン氏が世にベルギービールを紹介したことから、ベルギービールが一躍有名となりました。ベルギービールの特徴は、なんといってもその多様性です。ベルギーという小さな国の中でおよそ3000種以上ものビールが醸造されているのです。国内には少なくとも25種類以上のビールがあり、細かく分けるとその数は計り知れません。そして生産されるビールの7〜8割をピルスナーが占めています。この様な多種多様なビールが生まれる原因となったのは1919年のVandervelde法です。この法律によって蒸留酒が禁止されてしまったため、これに変わるアルコール度数の高いビールの需要が高まり、今日のような多種多様のビールを生む結果となったのであります。この法律は1983年に正式に廃止されました。

ビール純粋令を遵守しているドイツとは異なり、ベルギービールには色々な果物や香料が含まれており、そのため味も香りも見た目も非常に様々で、色々なビールを楽しむことができます。更にそのこだわりは、グラスにまで及んでいます。ビールの種類ごとにそのビールを味わうためのグラスがあることもベルギービールの特色だと言えましょう。各醸造所は、そのビールの魅力を存分に引き出せるように工夫を図っているのです。ベルギー人はドイツ人の様に豪快にビールを飲むのではなく、ワインを飲むようにちびちびと味や香りを嗜むのがカエラのスタイルです。北のワロン地方はオランダ語、南のフラマン地方はフランス語と、北と南で言語が違うベルギーは、ビールの名前よりもラベルの奇抜さや、味の特殊性を前面に押し出して、両言語圏に売り出そうとしました。そのため、この様な多種多様なビールが生まれたという説も存在します。

ここでは、わずかながら、我々の飲んだベルギービールを紹介したいと思います。

Tripel Karmeliet

≪歴史≫ トリペル・カルメリートは、1679年にカルメル修道会において醸造されていた製法をそのまま受け継いで醸造されているビールです。そのTripelという名前からも分かるように、3つの穀物(小麦、燕麦、大麦)を使って作られています。このトリペル・カルメリートは、百合の紋章で飾られたおしゃれなグラスに注がれます。もちろんこのグラスも、醸造所内で作られたものです。

≪見た目≫ 複雑な金と銅の混じったような色をしています。非常にクリーミーな泡も特徴的です。これらは、シュタイアーマルク州原産のホップや、バナナ、バニラなどの混合物によるものです。

≪匂い≫ バニラと、それから微かにシトラスの香りもします。

≪味≫ 軽く、爽やかな口当たりながら、燕麦のクリーミーさや、レモンの酸味も味わえます。(きゃっつ)

Hoegaarden Witbier

≪原産≫ フレーミッシュブラバント州、ベルギー

≪種類≫ ベルギーヴァイツェン

≪アルコール度数≫ 5.0%

≪歴史≫

≪見た目≫ グラスですが、一般的なヴァイツェンのグラスとは異なり、縁の厚いグラスになっています。これは、ビールが手の熱で暖まらないようにするための工夫なのです。

≪匂い≫ ヴァイツェン特有の香ばしい香り。麦芽臭さはあまり気になりません。さっぱりとした仕上がりになっています。

≪味≫ フルーツの風味に加えて、ほのかに蜂蜜の味がします。(きゃっつ)

Pauwel Kwak

≪原産≫ 東フランダース州、ベルギー

≪種類≫ シュタルクベルギーエール

≪アルコール度数≫ 8.0%

≪歴史≫ このビールの名前はナポレオンの時代、レストランを経営するPauwel Kwak氏に由来します。ビールのグラスは、非常に面白い形をしています。これはクワック氏が、馬車郵便の御者にビールを提供する時に、御者が馬上でもビールをこぼさず飲むことができるようにと工夫を凝らしたものです。これによって御者は馬車に乗ったままビールを飲めるだけでなく、馬車の留め具にビールを引っ掛けて保存することもできました。ちなみにこの"Kwak"という言葉は「不格好なデブのおっさん」という意味です。今日の醸造所では三種類の麦芽と氷砂糖でもって醸造されています。

≪見た目≫ ビール本来よりもグラスの形の方が有名かもしれません。けれども、ビール自体もグラスの形に負けないぐらいのインパクトを持っています。

≪匂い≫ 香ばしい麦芽臭とカラメルの香り。

≪味≫ 氷砂糖が入っているので、まるで飴のような喉越し。それからほろ苦さと甘さが絶妙に調和した、爽快な味わいのビールです。是非馬上で飲みたい!(きゃっつ)

Orval

≪原産≫ ベルギー、ルクセンブルク州

≪種類≫ アベイビール(エヒトトラピスト)

≪アルコール度数≫ 6.2%

≪歴史≫1070年以来の歴史を誇るOrval修道院で醸造されていたことから、この名が付きました。このビールには面白い伝説があります。その昔、伯爵夫人が大切な指輪を湖に落としてしまったところ、水の中から突然ニジマスが現れ、「指輪を取って来てあげるけど、代わりに湖畔にある修道院を改装してくれませんか。」と言いました。指輪を手に入れた伯爵夫人は約束通りに修道院を立て直しました。この説話にちなんで、ラベルには指輪をくわえたニジマスが描かれています。

≪見た目≫ 麦芽を特殊な方法で混合することによって、独特な濁った色を鴨志田しています。グラスは修道院技師のHenri Vaes氏が考案しました。

≪匂い≫ 軽く、しかししっかりとした酵母臭があります。

≪味≫ 辛口のホップを加えてあるので、キリッとした苦味が特徴的。(きゃっつ)

La Corne du bois des pendus Triple

≪原産≫ 西フランドル州ブルージュ Ebly醸造所

≪種類≫ ピルスナー

≪アルコール度数≫ 10.0%

≪歴史≫

≪見た目≫ まず一つ目に、この独特な角笛の形をしたグラス。ベルギーでこのグラスで飲まなくては感動は伝わりづらいが、グラスの中を覗きながらこのビールを味わうと、彎曲している部分を回って口に流れてくるのが新鮮でたまらない。

≪匂い≫

≪味≫ 味わいは非常にフレッシュでホップの味わいが中心だが、またところどころでベルギー独特の甘味も顔を出す。3.9/5(うめ)

Trap²pstes Rocherfort 8

≪原産≫ワロニア州ロッフェフォート Rochefort醸造所

≪種類≫アベイビール

≪アルコール度数≫ 9.2%

≪歴史≫

≪見た目≫

≪匂い≫アロマはチョコレート、巨峰

≪味≫味わいは初めにチョコレート、麦芽、焦がしたコーヒー豆。喉越しはドライな苦味でフレッシュ。4.2/5(うめ)

Gulden Draak

≪原産≫ Brouwerij Van Steenberge in Ertvelde, East Flanders

≪種類≫ダークエール

≪アルコール度数≫ 11.5%

≪歴史≫Gulden Draakとは、オランダ語で金の竜という意味。1998年にアメリカのベストテイスティングインスティトゥートによって世界最高賞を授与されている。

≪見た目≫ダークエール系特有の醤油のような色が特徴的。

≪匂い≫カラメル臭が強い。

≪味≫見たまんまの味。兎に角濃厚で、鋭い甘みがある。(きゃっつ)

Steen Brugge

≪原産≫Palm醸造所、シュテーンフッフェル

≪種類≫アベイビール

≪アルコール度数≫ 6.5%

≪歴史≫

≪見た目≫きれいな色。

≪匂い≫

≪味≫バニラとシナモンが入っているらしい。(きゃっつ)

≪原産≫

≪種類≫

≪アルコール度数≫ %

≪歴史≫

≪見た目≫

≪匂い≫

≪味≫

≪原産≫

≪種類≫

≪アルコール度数≫ %

≪歴史≫

≪見た目≫

≪匂い≫

≪味≫