4.ワックス,コーティング剤
ワックスなどのコーティング剤は,水アカをつきにくくする効果があるので,新車や事故修理後などには必ずに早急に施しましょう。コーティングされていないボディに水アカの黒いスジがつくとなかなか落ちないどころか,
研磨剤(コンパウンド)などで磨かないと落ちません。また,ワックス・コーティング剤の基礎知識として,ワックスやコーティング剤の中にはコンパウンドが含まれている物があります。これらはボディについている洗車では落ちない汚れや
弱くなったワックス皮膜を落とし,新しいワックス皮膜の乗りを良くする効果があります。しかしながら,ボディを削っているわけですから,使いすぎると塗装が完全に削り取られるような状況になるので,注意しましょう。プレスライン
(ボディーのデザインなどの鉄板のスジ)の塗装は薄いらしいので特に注意が必要です。また,同じ製品でも塗装色別に用意されている場合,対象車にあうものを選びましょう。塗装面はダーク・メタリック車がホワイト・淡色車よりも弱いので,
ホワイト用のワックスをブラック車などで使用してはいけません。色別製品の違いは,研磨剤(コンパウンド)などが理由として挙げられます。
あと、初めてや種類変更後の初回のワックス・コーティング施工前には極細目のコンパウンドや洗車用粘土で下地処理すると本来の効果が得られます。
追記
ボディの側面下部や後ろバンパー,特にタイヤの後ろ側あたりに付着した舗装かす(コールタール)や,高速走行後にボディ正面や前バンパー,ナンバープレート等に付着している昆虫の死骸は早めに洗車用粘土で取らないと,
こびりついてとれなくなってしまいますので注意しましょう。
ワックスについてですが,ワックスには多くの種類があります。オートバックスのHPに分類があります。詳しく知りたい方はどうぞ。
私が使用した品物の感想と評価(優秀[A…D]良くない)を書きます。また,文中の表現は,良い順に,優秀・良好・並・あまり良くない・効果なし(悪い),です。輝きについては塗った直後や汚れていないときを言っています。また,文中の表現の都合上, 厳密にはコーティング剤と呼ぶものをワックスと表記します。
・イオンコート・エース(タイホー工業)・・・・評価A−
良いです。これは液状コーティング剤で,商品構成はボトル1本とスポンジ2個が箱入りセットになって売っています。効果も結構長続きします。しばらく洗車しないと雨などの汚れはつきますが,洗車をしてみると数ヶ月は水はじき効果が残っている事がわかります。
水はじきは良好,効果持続は良好,塗る作業・拭き取り作業ともに並程度でしょう。輝きは並と言ったところでしょうか。市販価格は1500円程度です。
・チタン防水ワックス(ウィルソン)・・・評価A−
これもなかなか良い品物です。固形ワックスで,円筒缶入り,スポンジ付きです。固形なのでしっかりとしたワックス膜が出来そうです。
水はじきは優秀,効果持続も良好,塗る作業は並ですが,拭き取りがなかなか大変です。固形のため塗ったワックスが乾燥するのに時間がかかります。また,ボディに水分が残っているとふき取れなくなってしまいます。輝きは良好です。市販価格は忘れましたが,高くはないと思います。
・イオンコート・バリア〔現在の商品名はバリアクリン(同等品)〕(タイホー工業)・・・評価C
これは一度だけ使用したシロモノです。普通のワックスと違い少々特殊なもので,親水性ワックスです。液体ワックスで,商品構成はイオンコートエースと全く同じです。水をはじかず,水をきるというような効果があり,雨粒が残らないため汚れが流れ落ちるという売り文句です。しかしながら,
私が使用したところ数週間で水アカ汚れがはっきりと目立ち,見るも無惨にくすんでしまいました。1ヶ月はもたないでしょう。このワックスは重ね塗りすると期待された効果が出るらしいのですが1回塗っただけなので効果がなかったのかもしれません。また,ワックスを塗ったときに以前の
ワックス皮膜が残っていたらしく,塗った様子が一般の撥水ワックスのようではなく,細かな水滴のようになっていたようなので,このワックスをはじいてしまったのかもしれません。期待された効果が出れば,評価はもう少し良くなります。
水はじき効果なし(特殊),効果持続はあまり良くない(効果が出なかったから不明),塗る作業は並,拭き取りも並でしょう。輝きは並でしょう。市販価格は1500円程度です。
・グローシールド(MADE IN USA,販売元:ジブロ株式会社)・・・評価C
航空宇宙産業が生んだボディーコーティング剤が売り文句です。何でも,ジェット戦闘機の塗料などにも用いられている高分子ポリマーSSTが含まれており,この作用で皮膜が密になり,また柔軟な皮膜を形成するので,温度変化にも対応できると書いてあります。テレビショッピングの紹介では,
バーナーで加熱しても耐えるというような実験も行われていたようです。やや固まった液状ワックスで,商品構成はボトル1本が箱に入っています。ほかには,ボトル1本+専用洗剤の透明箱入りというのも見たことがあります(こちらは全てが英語表記)。夏の炎天下のボディーを保護してくれるのかなと買いましたが,
ワックス効果は長続きしないようです。ただ,自然環境や人体には優しそうです。塗った後のスポンジを放置しておいてカビが生えたのはこの商品が初めてです。おかげで別途購入したスポンジを駄目にしてしまいました。
水はじきは並,効果持続はあまり良くない,塗る作業は並,拭き取りも並でしょう。輝きは並でしょう。値段の割には水はじきが持続しないような気がします。高分子ポリマーがボディを守ってくれるのなら評価はBとします。市販価格は3000円程度です(ワックスのみ)。
追加です。私の買ったものより量が少なくて値段が2000円程度の物を東急ハンズで見かけました。はっきり言って高いので,お買い得ではないと思います。
・AURI[オーリー](MADE IN USA, 販売元:昭和貿易株式会社)・・・評価A−
輸入商品としては元祖な存在の商品かと思っています。デュポン社製テフロン,シリコンなどの化学成分により強固なガラスのような被膜を作り,塗装面にツヤを与え,保護するという紹介が容器に書いてあります。薄橙乳白色のやや濃い液状で,ボトル入りで売られています。この製品の使用にはスポンジではなく,
しめった柔らかい布を用います。私は新しい雑巾をおろして使いましたが,布なので塗るのは楽です。ボディが完全に乾いていなくても塗ることが出来ると書いてありますが(一般のものは完全に乾かないと大変なことになる),水分はきちんとふき取ってからワックスがけをした方がよいでしょう。
拭き取りの時に水分が残っているとふき取れません。
水はじきは良好,効果持続は使用開始直後のため評価しない,塗る作業は優秀,拭き取りは並でしょう。輝きは優秀です。市販価格は2000円程度でしょう。
追加評価です。AURIの効果は洗車用洗剤で洗うと落ちるような気がします。だから,効果はAからA−に変更します。ふき取り作業も実は大変でした。多めに塗ったところとか,ふき残しを拭き取ろうとするとなかなか落ちません。研磨剤入りなので,
あまり塗りすぎると塗装をはぐことになりますが,少々なら水垢落としにも利用できます。
・ポリマックス(コスモケミカル株式会社)・・・評価A−
99年度の東京モーターショーにも出品されていた商品です。ワックスの良さとポリマーの良さを兼ね備えた新しいワックスというのが売り文句です。
ワックス材のカルナバロウにイオン吸着効果を持たせ,さらにポリマーによる縦横の架橋構造が強められているらしいです。箱入りで売られており,
箱の中にはポリマックスの入った円筒状のプラスチック容器と,専用のふき取りネルクロスが入っています。また,この製品には,ワックス材単品のものと,リフレッシュ・リキッド
という超微粒子コンパウンド(専用スポンジ付き)とセットの物があります。セットの場合は2500円程度でしょう。また,後者のスポンジ付き単品商品もあり,こちらは1500円程度でしょう。
リフレッシュリキッドは,塗装面が古かったり,状態がよろしくないときに使用します。たばこの煙よりも細かな微粒子の研磨剤のおかげで,塗装面をあまり痛めず,さらにガラスの油膜取りにも利用できるそうです。
このほかに,リフレッシュトリートメントというバージョンがあり,これはワックスの中に少々の研磨剤が含まれております(ポリマックス単品にはいっさい研磨剤は含まれていない)。コンパウンドをかける手間が省けるので,
コンパウンドをかける必要のある人の作業短縮になるでしょう。さて,ワックス剤の性状は,薄白色の液体コーティング材です。
水はじきは良好,効果持続は使用開始直後のため評価しない,塗る作業は良好,拭き取りは並〜あまり良くないでしょう。輝きは優秀で,景色が映ります。市販価格はネル付き単品で
1500円〜2000円でしょう。ボディの洗車&コンパウンドで下地調整が終わったら,水気をふき取らずに付属のネル布をきれいな水につけて固く絞り,それを適当に折り畳んでそこにボトルから液をたらし,
そして水でぬれているボディーに塗布すると良いでしょう。そして,塗布しながらセーム革で水分をふき取るという方法をおすすめします。この方法なら,はっきりと塗布できたことが水はじきでわかります。
ワックスの透明状の残留物が残るようでしたら水分をふき取ったあとに乾いたネル生地で落としましょう。
・らくらくポリマー(ウィルソン)・・・評価B
従来のポリマーコート製品よりも樹脂量が3倍程度濃縮されているということがうたい文句です。液体・固体の2パターンで製品が販売されており,私は液体のものを試しました。
水はじきの持続性は抜群ですが,コート剤が汚れと親和しやすいので1ヶ月もすると水垢の黒い線が目立つようになり,しかも落ちにくくなってしまいました。この汚れと仲良くなる点が一番の欠点です。
光沢はまあまあといったところです。価格は2000円前後(液状)。固体のものはもう少し安い。塗布用スポンジ2個付き。
・ザ・シュアラスター(シュアラスター)・・・評価A
青い円筒缶に入った固形タイプのワックス。厳選された天然カルナバ鑞使用,研磨剤を含まないので全色対応。
作業性抜群で軽く塗れて軽くふき取れ,光沢もすばらしい。値段は100gで2000円程度と少々高めなのですが,こ
の製品の性能・品質なら適正価格です。いやな臭いではない不思議な香りつき。製品には100g缶で2000円程
度のものと,200g缶のものがあります(値段忘れた)。シュアラスター製品紹介とラインナップの小冊子付き。
作業性は本当に優秀です。こんどシュアラスターの他製品も試そうかと思います。
耐久性に関してですが,まあ1ヶ月も青空駐車すれば汚れも付き,ボンネットは水はじきが弱くなりますので普通
でしょう。
・ポリラック (カープロテクタント・システマチックケア)(並行輸入品)・・・評価A
遂に,遂についにツイニ高級ポリマー製品に手を出してしまった。ドイツの科学力をナメちゃあいけません。某洗車専門サイトで絶賛されています。東急ハンズでは300ml入りのが6000円で売られています。
私は別のところで500mlを3800円で購入しました。バイク用品店ライコランドでは300mlが5000円位でした。高そうなベンツのボンネットを金属ナックルでガスガスこすってもボディの塗装は無事だとかいう宣伝ビデオが売り場で流れています。
日本正規品と並行輸入品で成分が少々違うみたいです(フッ素系樹脂無添加のが日本国内向け品)。使用前には下地処理として今まで使っていたワックスやコーティング剤を剥ぎます。使用した感想ですが,
塗り込み・ふき取りはまあ普通でしょうが,下地処理としてボディー全体を超細目のコンパウンドで磨くのがとても大変でした。また,この製品の特徴として,ボディーに塗った後のコーティング膜が硬化す
るまで1時間はほおっておかなければなりません(1時間で90%,48時間で≒100%。)初回なので塗りこんでもあまりノビませんでしたが,次回からはノビがよくなるかと思われます。コーティング膜が
しっかりしたところでふき取りますが,その後の輝きは文句無く一級品で,新車の輝きとほとんど同然かと思います。やっぱり噂通りの品質でした。作業は下地処理をのぞけばシュアラスターよりも若干面倒です。
輝きは同じかそれ以上です。持続性に関しては今後見ていきたいと思います。ただ注意しなければなりませんが,ものすごく体に悪そうなケミカルの香りがします。
追記
持続性に関してですが,天は2物を与えず,だいたい1ヶ月もすれば洗車せずにはいられなくなってしまいます。施工1ヶ月後の洗車では,ボンネット・ルーフの水はじきはほぼ無くなっていました。
耐久性もあれば文句はないのですが...。
車を美しくするのに手間をいとわない人向けのコーティング剤です。
・AURI・GOLD(MADE IN USA, 販売元:昭和貿易株式会社)・・・評価A−
AURIのマイナーチェンジにて出てきた上位版。このほかにSILVERと従来の物がある様子。今回は最上位のGOLDを試してみました。
使用感は、塗りにくいがふき取りは楽です。塗るときには不織布を使用しましたが、この製品はノビが悪く、また添加されているコンパウンドの量が多いようであまり気合いを入れて施工すると塗装を痛めそうで怖い。
施工後は次回の洗車で汚れ落ちが楽になっているようです。光沢はポリラックには少し劣るような気がしますが持続性があればそれもまた致し方ないかと思います。注目すべきは、パッケージにUVカット指数のSPFが
何とかってかいてある点(化粧品のように)です。なんとなく信頼性が高いようなイメージが沸いて来ました。耐久性の程はしばらくしてから書きたいと思います。販売価格は店によって2000〜3000円とまちまちです。
さて,持続性ですが,思ったほど長くは続きませんでした。一ヶ月もするとボンネットやルーフの撥水は消えてしまい,汚れも目立つようになってしまいました。また,施工するときのノビがあまり良くないので使用量が若干多め
になってしまうようです。というわけで,期待よりは効果が薄かったので評価をA−に下げます。ただ,通常のAURIよりは施工に手間はかからないようです。
・シュアラスター スーパースター(シュアラスター)・・・評価A+
これは上記のザ・シュアラスターに耐久強化剤を混ぜたものらしいです。独特の香りも若干化学物質チックになっているかなという気はします。ワックスのノビは相変わらず良いので,塗り込みは軽く簡単ですが,塗ったばかりの時は 無色透明に近いので,塗れているかどうか気になります。ふき取りも変わらず楽で,面倒なことが嫌いな人にお勧めかと思います。輝きも合格点かと思います。店頭価格は,200g缶のみのラインナップでおよそ4000円と,少々高め です。耐久性については今後様子を見ています。ラインナップは210g缶のみで4000円程度です。
価格の高い(5000円以上とかの)ものは、なかなか手が出せないので悪しからず。上記の他の製品を使用したときはここに乗せます。これをご覧のかたで,お勧めの製品があったらメール下さい。