2000年〜

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Opera Seconda(2012)
2010年に続いて早くもオリジナルアルバムが完成!?と思ったら新曲なしのオーケストラを入れたセルフカバー、、、
と少しガッカリしつつ曲目リストに目をやるとなんと「青春の讃歌(E'bello Riaverti)」が入っていて驚きました。
この曲はシングルのB面曲でアルバム未収録のうえライヴでもやっていなかった作品、でも熱心なファンはこの曲に
途方もない愛情を注いでいたのも事実で、ここへ来てとうとう大舞台に姿を現した、といったところでしょうか。
もうこの曲があるだけで充分満足、他はチャチャっと聴いてアレンジの妙を楽しめれば、、、程度の考えで聴いたら
またまた驚きました。
カバー曲なんだけどそれを感じさせない新鮮なアレンジでめちゃくちゃ格好いい!一曲目の「太陽のサラ」は原曲
よりも断然良い!レッドの「マリアマレア」やASIA NON ASIAの曲も原曲よりいい!(この3つは原曲があまり好き
ではない、というのもあるけど)
ライブでお馴染みの曲たちは、ライブでのアレンジが基本になっていて、「ci pensero domani」、「Quaderno di donna」
あたりはいかにもダニーロ・バッロお得意の強引(すぎる)な壮大さでグイグイ引っ張っていきます。
逆に「Pierre」と「In diretta nel vento」は、肩の力を抜いた感じが原曲の雰囲気をガラっと変えていて面白いです。
目玉曲「E'bello Riaverti」では、ドディの歌う部分もすべてロビーが熱唱していて、ドディは原曲にはなかったギター
ソロで頑張る、といった感じ。
「永遠に向かって(Chi fermera la musica)」はもうお約束ですね、これで終わってもらわないと困ります。
まるでライブの終盤で感じる「これで終わりか、、、」みたいな一抹の寂しさを高揚感たっぷりのアレンジで吹っ飛ば
してくれます。
いや、実はこの高揚感が逆に寂しさを増幅させたりもして、ファンにとってはこの曲で二重の責苦を味わうのです。、、、
最後に「ヨーロッパの夜明け」がありますが、ラストは「永遠に向かって」で締めてもらって、これは曲順を変えたほ
うが良かったかな、と個人的には思いました。
何はともあれ、これは単なるセルフカバー作品ではなく「新作」として評価されるべき作品ですね。



Dove comincia il sole Live - 27 Agosto 2011 (2011)
CDのみ、DVDのみのばら売りとCD+DVDのセット販売の三種類があります。
私はセットを購入したのでこの作品は映像作品の方で紹介しております。Dove comincia il sole Live



Dove Comincia il Sole(2010)
08年の企画モノ「Beat ReGeneration」には正直ずっこけましたが、今度こそ正真正銘「アスコルタ」以来6年ぶりのオリジナル・
ニューアルバムです。
2009年にはステファノの脱退という寂しい出来事もあり、今後プーはどうなっていくんだろう?と誰もが思っていたはず。
しかし、彼らは常に我々の想像の先を行ってます^^、ずばり前作アスコルタを超える傑作です。
思えば6年ものブランク/下準備(といってもメンバーは仕事に追われてましたが・・)を考えれば悪い出来になる
はずもなく、名刺代わりのパワフルで重厚な一曲目から、名曲「ドマーニ」を彷彿させる感動的なラスト曲まで、一気に聴か
せる勢いと新鮮さを持ったアルバムに仕上がっています。

2部構成に分かれた1曲目は久々にシンフォニックな展開を見せ、70年代愛好者にとっては懐かしい流れ。
パート2のメロディは、「テリーB」のイントロ同様、昔の未レコーディング曲から引っ張り出してきたものかもしれません。
思えばパルシファル・パート2も当時は未発表だった曲をアレンジしたものですし、眠ったまま日の目を見ない
楽曲をいくつも持っているプーならではの手法、私は大歓迎です。
4曲目はレッドの曲ですが、今回はお珍しいことにバラードを作っていません。いや、やはりレッドはこういった
リズム重視の曲の方が好感が持てます、私的に。
しかもこの曲、本物かどうかわかりませんがメロトロンやムーグシンセ系がバリバリ登場していて、やはり70年代愛好者に
とってはスルー出来ない曲ですね。
90年代後半、不作が続いていたドディの曲もすっかり息を吹き返し、7曲目ではバッティアート風のストリングスを従えて
高揚感あふれる作品を披露。しかも、クライマックスには突然ロビーのメロディと歌声が入り込んできてこの曲の「格」を
二つ三つ上げております。
それにしてもロビーの曲はもう安心しきって聴くことができますね。8曲目の久々の吐息系、これはロビーファンにはたま
らない逸品。
10曲目の物悲しいメロディも最終的には安らぎの音楽に変わっていくという彼にしかできない作曲能力の極み!
最後の曲はもちろんお約束のロビーバラード。
「ドマーニ」で人生が変わったというファンもいるくらいロビーのバラードには目に見えない大きな大きな力が存在するの
ですが、この「questo sono io」も同じでしょう。
楽曲の良さはもちろんのこと、色々な思いが交錯して結局やっぱり涙なしには聴けない名曲です。
全員歌い回す中にステファノの声がない寂しさに泣き、それを補うように歌うロビーのがんばりにまた泣き、ドディのいつも
の2割、3割増しのギターソロ(まるでニール・ショーンのよう!)でとうとう泣き崩れるという正に感動のエンディングです。

「アジア・ノン・アジア」を最後にプロデュースは外部の人間に依頼していましたが、今回はメンバー3人!アレンジはこれも
久々ドディ+Danilo Ballo(生命の歓喜の人ですが私的にはちょっと・・・)
フィオ・ザノッティの豪華絢爛なアレンジ/プロデュースも大好きですが、やっぱりメンバー自身でアレンジするのが一番い
いですね。

アルバムジャケットは通常盤と Luxury Editionの2つがあるのですが、この通常盤でさえかなり凝った形になっております。
真ん中の扉を開けると、マグマが飛び出しているにもかかわらず崖の上で手を挙げてポーズをとる3人の後ろ姿。
それをさらに開くとグリーンに彩られた川の源、そして川面にうっすらと浮かぶプーのロゴ。
本来これがアルバムジャケットとして採用されたと推測されますが、非常に美しいジャケットアートとなっております。

それでもって Luxury Editionですが、収納にはかなり手こずるもので、私のA4横長系ノートPCのサイズとほぼ同じです。
キーホルダーみたいなものもついていて、確かに豪華仕様。
でも、通常盤もかなり豪華仕様、、、、色々会社の戦略もあるのでしょうが、正直どっちかはフツーにプラケ仕様にしてほし
かったですね・・・・

それにしても2009年のライブツアーの最後に演奏した「永遠に向かって」。
「誰も僕たちの音楽は止められない」と歌った彼らの言葉は本物でした・・・・素晴らしい!

即刻レコード棚行きになった Luxury Edition (しかも斜めにしか入りませんでした)




ancora una notte insieme (2009)
「アスコルタ」以来のオリジナルアルバムか?!と思いきや、またまたベスト・アルバム。
もはやフルアルバムを作る創造性を失ったのか、まるで契約枚数を消化させる為のようなアルバムが続いておりますが、このベストは数あるベスト盤
の中でも新鮮な驚きを伴ったマニア向け作品。
某ショップの謳い文句ほど万人必聴タイプではありません。
長い間、ドラムスを担当していたStefano D'orazio氏の脱退により、彼の声が聴ける曲を中心に選曲されているのがその要因ですが、最近のベスト盤
に合わせたシングル曲や、4人での歌いまわしタイプはアルバム最後の曲が多いので、その手の曲が満載。
結果として、バラード系が多く、かなり私好みの選曲となっていますね。
これを代表曲としてベストに入れるか??的な曲も多数ありますが、そこがまた新鮮で一気に通して聴けるアルバムです。

アルバムトップでロビー作曲の新曲が聴けますが、これがStefano氏最後の参加曲となりました・・
でも夏のツアーには参加するようなので、私も今度ばかりはイタリアに行って「ステちゃん、お疲れ!」と労をねぎらって参ります。

地平線の向こうに見える光は一体何を意味するのでしょうか、Stefano独特のしわがれ声が聞けなくなるのは寂しいですが、3人になったとしてもまだ
まだ期待しても良さそうですね。



Beat ReGeneration (2008)
60年代〜70年代初期にイタリアでヒットしたポップス・ロックのカバーアルバムです。
私の知っている曲はラストを飾るオルメの曲だけ、それ以外はオリジナルと比べようも無く、
ひたすらイ・プーのイメージとはかけ離れた楽曲が並んでいます。
彼らの武器である鮮やかなヴォーカルの移り変わりや、年齢を感じさせないロビーの歌声はイ・プー以外の何者でもなく相変わらず素晴らしいのです
が、何故、今、コレなのか?疑問も感じますね。
どこまで本人たちの意思で作ったのかわかりませんが、せめてアレンジはプー自身でやってほしかったかな。
唯一知っているオルメの曲に関して言えばまさに横綱相撲。
元ネタのかわいらしい楽曲を、全員のヴォーカルで徹底的に盛り上げて盛り上げて、ロビーで締めるというドラマチックな作品に変貌しました。
原曲との違いの面白みもあって何度も聞き入ってしまう、、という事はこのアルバムは全てのオリジナル曲を知った上で聴くべきものなのかもしれま
せん。
そうすると私の多少ネガティブなイメージも和らぐか。。
名作「アスコルタ」から4年近く経ちますが、「早くオリジナルアルバムを聴きたい」、これがこのアルバムを聴き終えて思った感想です^^。



POOH LIVE 2006 (2006) NOI CON VOI  
11年振りのライヴアルバム、といいながら「ASCORTA TOUR」のDVDが前年に発表されているので「久しぶり〜」って感じはありません。
CDとDVDが各一枚セットになっているお徳な一品、と思っていたら数ヵ月後にはCD、DVDそれぞれ完全な状態で発売されました。
音質、画質、ともにクリアでじっくりと彼らの演奏を堪能できます。
ただ音のミックス具合がライン音声により過ぎているため臨場感に欠けてしまっているように思います。
当然、完全な状態で観るそして聴くのが王道だと思いますが、参考程度に観たい人にはこれでも充分楽しめるでしょう。
完全盤DVDはこちら



La Grande Festa (2005) 栄光の祭典
結成40周年を目前に控え発売されたベストアルバム。
最初期から「ascolta」(2004)までの作品が2枚のCDに網羅されていて、新曲が頭とお尻に一曲ずつ収録、特に最後の「Destini」は落ち着いた雰囲
気の素晴らしい曲です。
以前のベスト盤で既出の曲も多数あり新鮮味にかけますが、ヴァージョン違いの曲もあるのでファンにとっては決して侮れません!
Poohはまだまだたくさん良い曲があるのでいくらでもベスト盤は作れそうですね・・・。

それにしてもPoohはここのところ何だかんだでベスト盤が多いのですっかり自分でマイベストを作る事がなくなってしまいました。(たまには「パルシフ
ァル」から始まって「ピエール」で終わるような物凄いマイベストを作ってみたい!)

※このベストアルバムはCDのみのものと、CD+DVDの2つのパッケージがあり、私が購入したのはDVD付きの方です。
DVDにはプロモーションビデオが20曲収められています。(映像作品参照)



ASCOLTA (2004) アスコルタ(聞こえし永劫)
この3年ぶりのオリジナルアルバムは、プロデュースとアレンジを「IL CIELO E BLU SOPRA LE NUVOLE」(1992年作品)以来久々にFio Zanottiと組
んでいます。
ミュージカル「ピノッキオ」の音楽担当という新たなチャレンジできっと何か掴んだのでしょう、素晴らしい、本当に素晴らしいアルバムに仕上がってい
ます。
Poohにしては珍しく、というか初めてSE(波音)から始まり、ジャケットと共に視覚的な導入部を演出。
1曲目から4曲目までの流れは完璧で、グイグイと引っ張る強烈なメロディは久しく無かった力技。
中盤も押したり引いたりしながら聴く者を飽きさせない展開、そして究極ともいえるロビーのバラードで幕を閉じるわけですが、この曲がとても感動的
で、マイベスト盤を作るとついついバラードだらけになってしまう自称「バラード小僧」にとっては涙なくしてこの曲は聴けません。
はっきり言って「MUSICADENTRO」(93年作)のラスト「E Non Serve Che Sia Natale」をも超える超絶バラードです!
アップテンポなものからスローなものまでどれも音のひとつひとつが弾け飛んでいる感じでとても50歳を越えたおじさん達の作ったアル
バムとは思えないところが凄いです。
それにしてもプロデュース&アレンジのFio Zanotti氏って、名作「Giorni Infiniti 」(86年作)、「IL COLORE DEI PENSIERI」(87年作)あたりも手がけて
いる事を考えると、結構優秀なアレンジャーさんなのかもしれません。(風貌やアクションはお笑い系ですが^^)
きっと10年後このアルバムは、「IL COLORE DEI PENSIERI」以降の傑作・名作となるでしょう。
ほんと、Poohの底力を見せつけられました!



Pinocchio (2002) ピノッキオ
ベスト版“best of the best”を挟んで発表されたこの作品は、ミュージカル「ピノッキオ」のサウンドトラック。
注釈付きのニューアルバムかと思いきや、全く純粋なPoohのアルバムとして聴いて差し支えありません。
逆にこんな曲をどうやってミュージカルの舞台で使うの?って位、いつものPoohなんです。
もしかしたら数曲を除いて実際には使用しないイメージ・ソング的なものなのかもしれません。
1曲目の高揚感はなんだか久しく聴かれなかったPooh節が復活。
シングルにもなった「Il paese dei balocchi」はゴダイゴの銀河鉄道999を彷彿。(笑)
「GIURO」,「FIGLI」のロビー’sバラードはさすがです。泣かせます。
久々のオーケストラとの競演もうれしいですね!



best of the best (2001)
通称サクランボベストです。
ジャケットのサクランボ2つが二枚組、1つが1枚ものとなっています。
リミックスものや録り直しものも含まれていますが、膨大な楽曲群、しかも良い曲が多いプーなので、
ベスト盤を作るのは難しいようです。。。あれが入ってない、これも入ってない!状態ですが、
ベストアルバムだけでも特集ページが作れてしまうくらいプーのベストは多いので、あまり他とか
ぶりすぎても仕方ないですから、まあこんなトコかな?と思います。
そういえば70年代、80年代ですと、「ベストアルバムを出すと次のアルバムから音楽的アプローチが変わる」
というジンクスがありましたねえ。。



cento di queste vite (2000) 生命の歓喜
20世紀の終わりにようやく息を吹き返したPooh。
前作、前々作の不満を吹き飛ばしてくれる作品で、各曲みんな躍動感があり生き生きしていて、「野猿」の曲みたいな1曲目「un grande amore」から
飛ばしてます。2曲目「non dimenticarti di me」はしっとりしていながらもどこか明るい・・・これは名曲「明日は・・・」(美しい幻想収録)路線ではあり
ませんか!
もうこの時点でimaはPoohの復活を信じて疑いませんでした。
シリアスな曲調のものが多くノリもいい、そして何より演奏がドラマ性を持っているのがうれしいですね。
ただちょっとドディの曲が前作あたりから精彩を欠いているのが気になりますが・・・
ロビーの曲はどれも素晴らしい。
7曲目「i respiri del mondo」は気合の入ったアレンジで一気に聞かせてくれ、ラスト曲はメロディ、演奏ともにここ数年のベストと言える出来映えで、
久々にマイベスト入りしてます。
(ちなみに2部構成になってますがあまり意味ありません。)
元気を取り戻したPooh・・・早く次が聴きたい!、そう思わずには居られない作品です。





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