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...STOP ストップ 〜時よ止まれ(1980)
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「ハリケーン」なんてアルバム出すよりこの「ストップ」を英語で歌ったほうが良かったんじゃない
か?と考えてしまうほど洗練された音作りの素晴らしい作品です。
オープニングの「愛をこの胸に」を聞いただけでもう既に傑作の予感。
なんといっもレッドのベースとステファーノのドラムがかっこいい!
ロビーのシンセも非常に耳に心地よいし、ドディのギターはバッキングでも精力的に弾きまく
る・・・といった具合に、全てにおいてPoohの集大成ともいえる名盤だと思います。
5曲目「遥かな夢の世界へ」では久々にオーケストラをバックに歌うロビーの独壇場もあり、「あな
た色のうた」「愛をこの胸に」と共に、マイベスト盤には必ずエントリーされる素晴らしい曲です。
当然5本の指に入るお気に入りです。
日本盤の帯はこちら
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BUONA FORTUNA 美しい幻想 (1981)
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前作「STOP」も素晴らしかったがこの作品は更に素晴らしい!
離れ小島に取り残されることになり、CD一枚だけ持っていっていい、という事になった場合(どんな
場合だ?)、私は迷わずこのアルバムを持っていくでしょう。
私にとって最も思い入れの深いアルバムであり、彼らの長い歴史の中でも「ミラノの映像」、「パル
シファル」と並ぶ大傑作だと思います。
「オペラプリマ」のコメントにあったように、このアルバムそして3曲目「希望に向かって」を捜し
求めていくうちにPoohにはまった訳です。
日本盤のライナーに、《ピンクフロイドの作品を手掛けたブライアン・ハンフリーをエンジニアとし
て迎え・・・》とあるのですが、私は全然知らないし、エンジニアという職種がどういうものなのか
も分かりません・・・・・・・・・が、このアルバムが前作「STOP」とも次回作「北回帰線」とも印
象が異なるのを考えると、それなりに貢献または影響力があったのでしょうか。
この作品でのロビーのシンセは、気がつくと聞こえてる程度で、ピアノでの演奏の方が多い気がしま
す。アンプラグド、とまでは行きませんがそれに近い暖かみを感じます。
ゆったりとしたメロディとアコースティックギターのソロが素晴らしい「希望に向かって」、胸のす
くような展開と疾走感を持つ1曲目「美しい幻想」、しっとりしていながらも明るいバラード「明日
は・・・」、思わず口ずさんでしまうラスト曲「永遠に向かって」など名曲がたくさん詰まったアル
バムです。
私にとってナンバー1、そしてもっと多くの人に聞いてもらいたいアルバムです。
日本盤の帯はこちら
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PALASPORT パラスポルト (1982)
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1981年・冬、ミラノでのライヴです。
Poohのライブアルバムが日本盤として発売されるなんて今となっては夢のようですが、確かにこの時
期の日本での盛り上がりは物凄いものでした。(といってもたかが知れておりますが)
このアルバムもNHK‐FMで約1時間に渡ってオンエアされましたし、何度か特集も組まれました。過去
の作品が一挙に発売された時には「ミュージックライフ」誌のアルバムレヴューに堂々ポリスやプリ
ンスなんかと同等に紹介されていました。今から思うとあの盛り上がりは何だったんだろう?
もちろんそのPoohムーブメント(笑)がなかったらきっとimaも、「Poohと言えばパルシファル、そ
れしか知りません」程度の付き合いになっていたんでしょうけど。。。
「あなた色のうた」から始まるこのライヴアルバムは、Poohが絶頂期にいることを嫌でも感じさせて
くれます。アルバムテイクをほぼ忠実に再現していますが、70年代作品のオーケストラパートはロビ
ーのキーボードで演奏されています。たいがいチャチくなってしまいそうなのですが、観客の大声援
と混ざり合って非常にダイナミックで重厚な響きでした。
圧巻はやはりクライマックスのメドレーでしょう。
「愛のルネッサンス」、「初めての恋人」、そして「PICCOLA KATY」、「IN SILENZIO」まで、往年
のアノ曲をライヴで聞けるとは・・・短い演奏ながら1曲1曲に感激していました。
「STOP」「美しい幻想」からの曲もたっぷり収められていて嬉しい限りなんですが、しいて言えば
「希望に向かって」も演ってほしかった(泣)・・・・けど、「パルシファル」がアルバムよりめち
ゃくちゃ良かったので帳消しです。(笑)
このライブを聞きながら、凄まじい歓声にまじって「イタリア絶対行く!生のPoohを見に行く!」と
叫んでいたのを思い出します。
あれから20年近く経ち、生Poohはかろうじて見ましたがイタリアには行っておりません・・・まだ間
に合うかな?(笑)
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TROPICO DEL NORDO 北回帰線〜星へのパスポート(1983)
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今のところ最初で最後の来日記念盤。
しかしバンコやマグマ、そしてアトールといったアノ時代のアノ手のバンドが来日してライヴやれる
くらいなんだから、Poohも来てくれたらいいのにと事情も知らず思ってしまいます。
世界歌謡祭には「星へのパスポート」でエントリーした訳ですが、まだこのアルバムは発売されてお
らず(と思う)、バリバリの新曲でした。そして生演奏という事もあってか随分ハードになったなぁ
という印象が強かったのを覚えています。
モンセラット島のエアースタジオでレコーディングされたこのアルバムには、「見知らぬあなた」
「聞かせてよ愛」「希望は果てしなく」そして「星へのパスポート」など、マイベストには欠かせな
い曲が半数を占め、来日した時の印象そのままのハードで今までとはちょっと違うPoohです。
実際ハードロック的な曲は3曲程度なんですが、それまでのPoohを考えればギターが歪んでいるだけ
でもハードな印象を持ってしまうのは仕方ありませんよね。(それが3曲も!ですから。)
更にフェアライト(良く知りませんが最新の凄いヤツ?)というシンセを導入して音に厚みが増し、
POPな曲は更にPOPに、バラードはもっと深く聞き手を包み込んでいきます。
前作で10数年に及ぶPoohの音楽が完成し、新しい方向を模索している状態にもかかわらず、作品の完
成度は相当高いと思います。
世界歌謡祭のとき、アリーナ席を通るPoohさんに2階席から花束を投げ落とした(!)あの女
性・・・きっと花束はPoohさんには届かず、お客さんの頭に散ったでしょう。
でも、その気持ち分かります、すっごく。
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ALOHA アロハ (1984)
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この時期、傑作を次々と出して余裕なんでしょうか、ライナーの写真では真っ黒に日焼けしたメンバ
ーがアロハシャツ着て笑っています。
「北回帰線」に続く南国シリーズ第2弾(?)、今回はハワイ録音です。
前作が、にもかかわらず割とシリアスな内容だったのに対し、このアルバムはジャケットが物語って
いるように、正に「ハワイでゆっくり楽しみながらレコーディングしました」と言わんばかりのトロ
ピカルな作品です。
ロビーのシンセはやけに派手で飛び跳ねているし、ドディのギターもエコー掛かってなんだか軽や
か、リズムも非常にゆったりとしています。
3曲ほどシリアスなタッチの作品がありますが、ラストの「最初の1日」はこのアルバムで1番の仕
上がり。残りの2曲はアレンジ、メロディ共に中途半端な感じがします。
全体的に胸をしめつけられるようなメロディは健在なのですが、きらびやかなシンセとエコー過多の
せいで情感が伝わりきってないような、<Poohなんだけど、Poohじゃない>そんな作品。
そしてとっても細かいことですが、今までのアルバムだと大概全10曲というのが相場だったのに、
この作品に限り8曲しか入っていないのが非常に不満です。
もしかしてバカンス・メインだった??(そんなことはない!)
とは言うものの。。。。
やはりさすがに多感な高校時代に発売日買いしただけあって、思い出深い作品です。
「北回帰線」にノックアウトされ、ヤマハ世界歌謡祭で彼等を見て触れて、このアルバムを聴くのが
楽しみで楽しみで、、、、でも今までの緊張感がなく、どこかたるんでしまって、、、でも、絶対い
いはず!自分がわからないだけだ!!とカセットに録音して毎日聴いてました。
そしてオリジナル盤が日本で発売されるのはこの「アロハ」が最後となってしまいました。
やっぱり曲目は日本語の方がとっつきやすいし、タイトルと曲がパッと結びつくのでよかったのです
が・・・
まあ原題を完全に無視したタイトルも多かったとは思いますが、それなりに思い入れなどもあって
「ASIA NON ASIA」以降と「アロハ」以前では付き合い方がちょっと違いますね。
日本盤の帯はこちら
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ASIA NON ASIA アジア・ノン・アジア(1985)
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アルバムタイトルの竜のイラストが、エイジアのファーストアルバムみたいで笑ってしまいましたが
中身はPoohそのもの(当たり前)で、前作「アロハ」でのフラストレーションを吹き飛ばしてくれるよ
うなバラエティに富んだ盛りだくさんの内容に大満足のアルバムです。
日本盤が出なくなって、いよいよ情報が皆無の私は「もう2度と新作は聞けないのかもしれない」と
途方にくれていたんですが、たまたま友人がこのアルバムを持っていて渋谷のシスコという輸入CDシ
ョップにPoohのコーナーがあると教えてくれました。そして再びimaはPoohとの関係を修復すること
が出来ました。(?)
全体的にロビーのシンセが更に耳につくようになり、もうそれ位にしといたら?と助言したいほど
で、ステファーノのドラムもなんとなく大味になってしまったような気がします。
しかしそんな不満を差し置いてでも5本の指のお気に入りに入ってしまったこのアルバムには美しい
メロディと若々しいPoohの最後の輝きが凝縮されています。(次作から急にアダルトな感じになっ
た。)
3、4、5、6、9,10、11あたりは何度聞いても新しい発見があり、飽きることがありませ
ん。
最後のタイトル曲は今までのPoohで1,2を争うかっこよさ。スピード感があり、変わった打ち込み
が決まりまくってます。
そういえば、3曲目のギターがデュランデュランしていて、ドディの飽くなき冒険心に脱帽!
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Giorni Infiniti 果てしない夢路(1986)
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結成20周年という節目のアルバム。
それを意識してか、大幅なイメージチェンジを図ったアルバムです。
「ブーメラン」以降、多少の変化はあったにせよ一貫していたイメージ、屈託のない明るさや子供の
ような無邪気さは影を潜めて、フィオ・ザノッティ氏による彼特有の強引とも思える大胆なアレンジ
で当時秀逸なバラードを立て続けにヒットさせていたシカゴあたりを彷彿させる大人のポップスに変
わり、独創的だったメロディや演奏は全体的にアクが抜けて割と万人受けしそうな雰囲気になりまし
た。
これ以前のアルバムは良い意味でBGMとしては成り立たない音楽で、カーステで流しているとついつ
いその世界にどっぷり浸かってしまい、助手席の方との会話が弾まなくなってしまうという代物でし
たが、この「Giorni Infiniti」以降はイタリア語であるという事を除けばすんなりと聞き流せてし
まい、当時私は、Poohファンを増やすのは今がチャンスとばかりにいろんな人にこのアルバムを勧め
ていました。
歌詞はよくわかりませんが、珍しく1曲目からタイトなリズムのシリアスな演奏で始まり、コーラス
も今までとは違う感じでしかもサックスまで入り、キーボードはとってもオシャレ、ギターもオーソ
ドックスなプレイ・・・確かに安心して聞けるし、違和感もないのですが、何かが足りないような気
がします。
イタリア臭さというのがどういうものか良くわかりませんが、やっぱりそこらへんなのでしょうか。
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Goodbye (1987) グッドバイ〜イ・プー・ライヴ
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ライブ盤でこのタイトル・・・「解散」の二文字が頭をよぎるのは当然でしょう!ましてや情報の少
ないこの私にとっては次作を発見するまでずっとそう思いこんでいました。
あれから14年、いまだ現役、アルバムもコンスタントに出してくれる・・・とんだ取り越し苦労でし
た(嬉)。
それにしても意地悪な思わせぶりのタイトルです。(締めもグッドバイだし!)
さて内容の方はといいますと、これがまたボリューム満点。しかもまだまだ人気絶頂期だったのか観
客の反応も凄いです。
「Asia non Asia」「Giorni Infiniti」、そして「北回帰線」あたりからの曲をメインに、70年代
の曲もたっぷり取り入れていかにも「解散コンサート」を匂わす構成。(笑)
「パラスポルト」の時のような飛び跳ねるような曲はありませんが、ホーンセクションを従え、まだ
まだ若く頼もしくなったPoohがそこにいました。
そしてアンコールのメドレーでは「オペラプリマ」以前の曲を連発し、ヒット曲「君をこの胸に」
「ペンシエロ」をはさんで「オペラプリマ」といった具合の渋い選曲。
中盤のアコースティックメドレーは更に渋い雰囲気と選曲で観客を熱狂させています。
それにしても、「Giorni Infiniti」からの曲がアルバムテイクのクールな趣きとは違い、感情のこ
もった熱い演奏だったのがとても嬉しいですね。
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IL COLORE DEI PENSIERI (1987) 思慮深き色彩
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デジタルな感覚と綿密に作り込まれたアレンジで前作の更に上をいく大人のPooh。
「ALOHA」「Asia Non Asia」でのちょっとチープなデジタル音ではなく、時代に呼応した非常
に耳に心地よい音だと思います。
シンフォニックなイントロから一転して包み込むような暖かいメロディが現れる1曲目から、ピアノ
ソロで始まりそして終る感動的なラスト曲まで、中だるみ一切なく聞き通せてしまう程、様々なスタ
イルを持った曲が満載です。
アルバムジャケットのように色彩感豊かな演奏をバックに聞こえてくるメロディは、とても美しく、
そしてポジティブな印象を受け、スタイルが変化してもPoohはやっぱりPoohであると実感し
ますね。
1,3,9,10あたりはマイベストには欠かせませんし、5本の指からは惜しくも漏れましたがそ
れに近いお気に入りです。
てっきり「GOODBYE」をもって解散したと思いこんでいたので、このアルバムを発見した時は
ほんとうに感動しました。
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OASI (1988) オアシ (オアシスの幻影)
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メッセージ性を強く感じる作品。
激しいアンサンブルとフィオ色満載の緻密なアレンジの中、真摯な姿勢を感じる歌詞と哀愁のメロデ
ィが駆け抜けるラスト曲はこのアルバムで一番の聴き所です。
アルバムツアーではフィオのサポート(シンセブラス)を得てオープニング曲として演奏されていま
した。
他の曲では、今までのアプローチとは違う5曲目「La Ragazza Con Gli Occhi Di Sole」の出来が素
晴らしいです。
ステファーノの渋い歌声といい、安らぎを与えるドディのアコースティックギターといい、Poohの新
しい方向性がよく現れた曲だと思います。
この作品以降、わりとアコースティックな作品が多く見うけられるようになりますが、やっぱりこの
曲が一番良いと思います。
他の曲は前作の延長線上にありながら、今一つはじけていないような、ちょっとネタ切れのような、
そんな印象です。
1、8、あたりは勢いで聞かせてしまう力を持ってはいるものの、まあ、前作が素晴らしかっただけ
に多少見劣りするのは仕方ないのかもしれません。
そして以降10数年に渡り、金太郎飴ミュージックの王道を歩んで行くことになるわけです。
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