アメリカ海軍アクロバットデモ飛行チーム
ブルーエンジェルスの科目リスト


標準科目(ハイショー)

進入方向
写真
(撮影場所)
科目の名前
参加機番号
スモーク
撮影上の注意点など
使用滑走路
Fat Albert JATO Takeoff
(NAF Lemoore)
Fat Albert JATO takeoff
(ロケット推進装置を使った急上昇)
C130
ロケット光はそれほど明るくないので露出は特に気にしなくてよい。
ファットアルバートの機種はTC-130Gでしたが、2003年シーズンよりC-130Tを使用。
使用滑走路と反対方向
Fat Albert Flat Pass
(Andrews AFB)
Fat Albert flat pass
(高速水平パス)
C130
機体が大きく近づくので、真横なら200mmでも充分
使用滑走路
Fat Albert Taxi with US flag
(Andrews AFB)
Fat Albert landing
(急降下して着陸、その後リバースで方向転換、エプロンまでタキシー)
C130
通常、タキシング中は星条旗を立てる。
この、ファットアルバートがタキシーする頃には
ブルーエンジェルス隊員がウォークダウンの用意をしている。
-
Walkdown
(Andrews AFB)
Walk down
(順次、機体に乗り込み、エンジンスタート)
123456
チェック有
濃紺の機体が画面を大きく占める場合は露出が狂って、ネービーブルーの機体の色がオモチャの様な明るい青に写ることがあるので注意。−1補正が適当。
使用滑走路
Diamond Takeoff
(Stockton)
Diamond half Cuban 8 after takeoff
or
Burner loop after takeoff
(離陸後ハーフキューバン8またはループ)
1234
露出補正を戻すのをお忘れなく。
ループする場合とハーフキューバン8で戻る場合あり。
の頂点から降下するところも綺麗。
使用滑走路
Dirty roll on takeoff
(NAS Lemoore)
Dirty roll on takeoff
(離陸直後脚出のままロール)
5
離陸直後の上昇角度がスゴイ!
2002年には、次の Vertical climb on take off と Dirty roll on take off が同時に滑走開始されていました。
これは何のことはない、T-4ブルーインパルスと同じ。
世界一歴史の長いアクロチーム、ブルーエンジェルスに真似されるとは
ブルーインパルスも随分と偉くなったものです。
使用滑走路
Vertical Climb after Takeoff
(MCAS Miramar)
Vertical climb on takeoff
(超低空で飛行後滑走路端で垂直上昇に引き起こし)
6
2002年には、 Vertical climb on take off と Dirty roll on take off が同時に滑走開始されていました。
400mm以上必要。
滑走路端近くにいると迫力ある写真がとれる。
右後
Blue Angels Diamond
(Stockton)
Blue Angels diamond
(超密集ダイアモンド編隊)
1234
ブルーエンジェルスの最も有名な編隊。
一番近い所で隣機との距離は3フィート(90cm)という密集度がスゴイ。
ショーセンターよりも左右どちらかにずれた方が近くなる。
左右
Opposing Knife Edge
(Stockton)
Opposing knife edge pass
(機体を90度傾けたナイフエッジでの交差)
56
上手く撮ると大変見栄えがします。
右から来る6番機の方が観客に近い。
Diamond Roll
(Stockton)
Diamond roll
(ダイアモンド編隊でのロール)
1234
見ていて美しいですが後のDelta Rollの方が機数が多い分見栄えが良くて撮りやすい。
左右
Opposing inverted to inverted roll
(SF Fleetweek)
Opposing inverted to inverted roll
(背面飛行で進入、交差時に1回転ロールし、背面飛行で飛び去る)
56
基本的に交差の瞬間にはロール中なので背面飛行同士では撮影出来ません。
右から来る5番機の方が観客に近い。ただし高度差もあるので左右どちらを狙ってもOK。
Diamond Arelon Roll
(Stockton)
Diamond aileron roll
(4機が個々に、一斉にロール)
1234
各機がロールするので機体の間隔が開くので300mm位でも撮れる。
ただしエルロンロールする割には相変わらず密集度がすごい!
これはスチルよりビデオ撮影向き。
The Fortus
(Stockton)
The fortus
(カリプソの、脚とフック出し版)
56
ちょっと遠い。
Diamond Dirty Loop
(MCAS Miramar)
The diamond dirty loop
(脚出し状態でのダイアモンド編隊ループ)
1234
ちょっと小さくなるが天空での光の反射が綺麗。
速度は時速250マイル(400km/時)以下。
Minimum Radius Afterburner Turn
(SF Fleetweek)
Minimum radius afterburner turn
(水平旋回。他の戦闘機の機動飛行デモと同じようなもの。)
5
当然旋回中は距離が遠くなるので会場から撮影しにくい。
旋回終了後、左から突如6番機が追い上げる。
Double Farbel
(Stockton)
Double farbel
(リーダーとスロットが背面飛行のダイアモンド編隊)
1234
ブルーインパルスにもありますがこちらが元祖で遥かにタイト。
背面飛行に入るところと、通常飛行に戻るところは会場のはるか外なので通常は撮影不可。
後方
Opposing Minimum Radius Turn
(Stockton)
Opposing minimum radius turn
(背後より並行に観客上空を進入、会場正面で交差して旋回、再び交差)
56
観客上空を通過する数少ない機会は300mm程度でも撮影できる。
最初の交差は遠すぎて撮影不可。
次の対進交差は右から来る6番機の方が観客に近いが、交差位置は他の交差系に比べちょっと遠い。
右後
Echelon Parade
(NAS Lemoore)
Echelon Parade
(エシェロン隊形での円弧型パス)
1234
速度は時速350マイル(560km/時)で比較的低速。
Blue Angels Diamond同様ショーセンターが最も遠くなる。
左右どちらかに離れた方が撮りやすい。
左右
Tuckaway Cross
(SF Fleet Week)
Opposing horizontal roll
(通常飛行で進入、交差時に1回転ロールし、通常飛行で飛び去る)
56
以前はTuckaway crossでしたが、1999年に(安全性考慮の為?)後方高空から侵入する別の演技に変わり、
更に2002年に見た時はOpposing Horizontal Rollになっていました。
左右より水平飛行、交差時にロールという単純な交差。
写真未撮影なので、左の写真は以前に行っていたTuckaway Crossのものです。
左前
Left Echelon Roll
(Reno Airrace)
Left echelon roll
(レフトエシェロン隊形のままロールする)
1234
上昇しながらロールをうつ直前が一番綺麗。
広角で航跡を写す、というテもある。
ただし、次のがあるので余り長く見とれないように!
#5 Sneak Pass
(MCAS Miramar)
Sneakpass - lead solo
(低空、高速で驚かせる)
5
全課目の中で、離着陸時以外では最も低い、地上から50フィート(15メートル)まで下がる。
また、速度は音速に最も近い700マイル(1100km/時)に達する。
写真では殆どの人は右に抜ける Left Echelon Roll に気を取られていて、まさか左からソロが音速近い速度で突っ込んでくるとは思っていない。
フリートウィークなど、水上で行われるショーの場合は水面に注目!
後方
#6 Sneak Pass
(MCAS Miramar)
Sneakpass - opposing solo
(後方から高速で驚かせ、垂直上昇して連続エルロンロール
6
5番機に皆が驚いた直後、今度は6番機が背後から来てショーセンターで引き起こします。
タイミング的にスニークパスの5,6番機両方狙うのは無理。
6番機狙いならグランドスタンド最上階から会場後方を見ているといいでしょう。
近いところは300mmでも撮れます。引き起こしの瞬間は500mm〜で。
Line Abrest Loop
(Stockton)
5 plane line abreast loop
(横一列に並んでループ)
12345
航跡を撮るなら広角、編隊アップは300mm〜。
ループ終了後5番機が離脱、1〜4番機はダイアモンド編隊に戻る。
左右
Blue Angels Opposing hesitation roll
(NAS Lemoore)
Opposing four point hesitation roll
(スローな4点ロールしながらの対進交差)
56
左から来る5番機の方が観客に近い。
後方
Diamond Vertical Break
(SF Fleet Week)
Diamond vertical break
(上向空中開花)
1234
まだクライマックスではないので結構アッサリしている。
スモークをすぐに切るので広角は使えない。300mmが適当。
以前は前方より進入だったが、2002年より後方から進入。
左右
Square Loop
(Stockton)
Square loop
(対進交差後両機がスクエアループで再び対進交差、その後ロールしながら上昇)
56
最初の交差は右から来る5番機の方が観客に近い。
2度目の交差は左から来る5番機の方が観客に近い。
Blue Angels Tuck under roll
(Andrews AFB)
Tuck under formation
(順次右ロールしてレフトエシェロンからライトエシェロンへの組み換え。)
1234
ブルーエンジェルス唯一の編隊組み換え。
B.I.のロリコンに似ているが、ロールの間隔が短く、その後再び編隊を組むのが違う。
見栄えが良いが、タイミングが必ずしも一定でなく、撮影場所の見極めが難しい。
大抵は300mmでも撮れる。
Section High Alpha Pass
(NAS Lemoore)
The section high alpha pass
(高迎角・超低速飛)
56


Mig-29のテールスライドやSu-25のコブラに刺激され、低速ハンドリングをアピールする為導入された科目。
全課目の中で最も速度が遅く、時速120マイル(190km/時)
真横で400mm位。
ショーセンターを過ぎた所で5番機は水平飛行、6番機は上昇に移る。
前方
Pararell Break
(NAS Lemoore)
Parallel break
(正面から進入してループ、向かって右に抜け、次に右から左に抜ける時水平開花)
1234
以前は順当に正面から進入し開花していた。
1999年より(安全性確保の為?)方向が変わって会場からは開花を横から見る形になった。
300mm位で撮れる。
Double tuck over roll
(Stockton)
Double tuck over roll
(2機同時にエルロンロール)
56
距離が遠くて撮影は殆ど無理。ビデオ向き。
Delta Roll
(NAS Lemoore)
Delta roll
(デルタ編隊ロール)
123456
これ以降6機が編隊を組む。
6機による編隊ロールは優雅で綺麗。300mm〜
Fleur De Lis
(NAS Lemoore)
Fleur de lys
(デルタで進入。
ソロはエルロンロールしながら水平飛行。
ダイアモンドは上昇しながらエルロンロールし、
間隔を詰めて再び編隊を組みながらループする)
123456
名前はフランス語で「ユリの花」の意味。
最も写真栄えする科目のひとつ。
ショーセンターで300mm以下の縦位置
Delta Vertical Break
(Andrews AFB)
Delta vertical break
(下向空中開花)
123456


これは見事。
超望遠の場合は縦位置で、スモークを引き始めたら連写するとよい。
広角でスモークの航跡を追うのも良い。
全方向
Six plane cross
(SF Fleetweek)
Six plane cross
(6機交差)
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6機の交差とは言っても、実は2機づつ交差の3段重ね。
超望遠では高度差のため全機は収まりません。
タイミングにもよりますが全機入れるなら100mm以下
使用滑走路
Blue Angels Pitch Up Break
(Salinas)
Pitch up break
(デルタから一機づつ上昇して編隊離脱)
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デルタがショーセンターを過ぎて、ボスが編隊離脱するときが最高。
使用滑走路
Blue Angels Landing
(MCAS Miramar)
Landing and taxi back
(1番機から順に一機づつ着陸、編隊タキシーでエプロンに戻る)
123456
順次着陸する。
タキシング中も編隊はタイト。
陽炎に注意。機体の写る大きさによってはマイナス補正。
-
Walkback
(Andrews AFB)
Walk back
(エンジン停止、機体から降りてパイロット集合・敬礼後に握手)
123456
そろそろ会場が空いてきます。
混雑や撮影場所の関係でWalkdownを撮り逃した人は、同様の絵をここで撮れます。
露出は再びマイナス補正をお忘れなく。
-
Blue Angels Autograph
(Salinas)
Autograph session
(サイン会)
-
-
1番機〜6番及び、7番のナレーター、8番のコーディネーターがサインに応じてくれます。
サイン用にパンフレットかポスターを無料配布していますが、もちろん自前の写真、T-シャツなどでもOK。
「交差の時のお互いの距離はどの位?」といった質問にも答えてくれます。(答えは近い時で10数フィート!)



オマケ その1:現在は見られない演技

Blue Angels Diamond Turn
1〜4番機が離陸後、密集ダイアモンド編隊を形成して水平旋回、ショーセンターに腹を見せながら通過する。
1998年のStocktonのショーで撮影。
現在は離陸後、ダイアモンド編隊がループする(まれにハーフキューバン8で戻ってくる)。
Blue Angels Solo Overhead
2000年のショーで、Tuckaway Crossの代わりに行っていた演技。
2002年現在はOpposing Horizontal Rollに変わっている。
観客背後から高空をソロ2機が間隔を取って背面飛行、高度を下げてエルロンロール、観客正面で急降下しながら距離を詰めて交差する。
全体を通じて距離があるので望遠では殆ど撮れず、ここでは諦めて広角で観客を入れて撮影。
MCAS Miramarにて。
Blue Angels Pararell Break
昔のPararell Breakは観客に向かいながら開花していた。1998年のMCAS Miramarにて。
1999年より方向が変わり、滑走路に沿って右から左に抜けながらブレイクするようになったので開花を横から見ることになる。
この変更は安全性確保の為?昔の方が見栄えがしたので残念。
Blue Angels Solo Pass
ショーの締めくくり。現在はデルタ隊形で通過しながら一機づつピッチアップランディングだが、1998年に見たときはまずダイアモンドがブレイクして着陸、それに見とれているとソロ2機が突如現れた。
あまりに唐突な登場なので油断して撮り逃がす所だったが、会場をかなり近く飛んだので迫力があった。
Stocktonにて。
Blue Angels Diamond Landing
1999年に話題になったダイアモンド着陸。MCAS Miramarにて。
4機一斉着陸とは言うものの、ご覧の様に後方の機体から着地し、1番機ボスは最後に接地。この後に続くソロは一機づつの着陸。
結局翌年から、従来通りの各機個別に着陸に戻った.

オマケ その2:珍ショットあれこれ

Fat Albert JATO
1998年のMCAS Miramarにて、ショーの前座、ファットアルバートが離陸する。片側4発、合わせて8発の補助ロケットを使ってJATO離陸を見せる.....
.が、よく見ると、左側のロケットは4発の内2発しか作動していない。
一連のコマを見ると、この後数秒後に残りの2発も点火したようだ。
ちなみにJATOのロケットの炎が滑走路脇の枯草に引火して消防車出動....という事態には3回出くわした。
Blue Angels No2 with trouble
2000年のRenoエアレース。
パイロットが乗り込みエンジンスタート、さあタキシー...という段になって、2番機にトラブルが発生した模様。
2番機だけキャノピーを開けて、整備員が寄って集ってモジュール交換をしている。
パイロットはスイッチに手を触れない様両手を上げているのに注意。
結局2番機は飛ばさず、パイロットは急遽予備の7番機に乗り込んだ。
Blue Angels Diamond missing Slot
1999年のNAS Lemoore
2番機のパイロットが不祥事で飛行停止の為、最初から5機での演技となった。
本来4機のダイアモンド密集編隊で行うBlue Angels Diamondも一機欠けているのでSmall Delta か Triangleになるのか....
なんて思っていたがナレーターはDiamondって言ってた。「解説に偽り有り」だ。
その後、とんでもない事にソロ機にトラブルが発生し演技から脱落。最後の下向き空中開花とか4機でやっていた。
でも相変わらずナレーターは6機編隊を指すDeltaって言ってた。
4機だけのブルーエンジェルス.....何か、事故後復活のブルーインパルスみたいな....
Loose Diamond
2000年のMCAS Miramar
航空ショーのエアスペースに民間機が迷い込んだらしく、一時演技を中断。そのとき、ルーズなダイアモンド隊形が高空を通過していった。
普段のタイトさ、低さ、緊迫感が見られない、本当にルーズな隊形。
実は、T-2ブルーインパルスの展示飛行はこんな感じだったりする。
Pararell Break missing slot
これは私が初めてみたブルーエンジェルスだった....が、途中で4番機がトラブルを起こしたのか抜けていた(すぐに復帰)。
でも初めてだし、このように左右対称の編隊だと抜けていても違和感が無いので判らなかった。
スノーバーズやT-4ブルーインパルスとは異なり、ブルーエンジェルスやサンダーバーズに3機で行う課目は無い。
途中で一機抜ける、という事態はその後1998年のAndrewsでも見かけた。
Blue Angels section high alpha pass
NAS Lemooreとブルーエンジェルスの相性は良くないのか、正規の機体配置での飛行を見た事が無い。
2001年の日曜日のショーでは4番機のポジションに7番機、6番機のポジションに4番機を使って、6番機はお休み(何とも複雑な入れ替え)。
結果として、Section High Alpha Passは5番機と4番機というヘンな組み合わせの写真になった。
何でも、前日(土曜日のショー、見に行かなかった)は6番機がトラブルで殆ど脱落していたそうな。
Blue Angels Delta Flat Pass over Alcatraz
1998年のSan Francisco Fleet Weekの練習日。
本来6機全部揃って行うリモートショー最後の課目、Delta Flat Passだが、6番機が抜けている。
この時は6番機のポジションに7番機を使っていたので、後席のカメラマンが高空から写真撮影をしていたのだろう。
たしかに高い所に登って写真を撮りたくなるロケーションだ。
Blue Angels Delta Over San Francisco Bay missing No 6
上の写真と一連の、数秒後に撮影したショット。
編隊が背中を見せたので、6番機のポジションが抜けているのが一層良く判る。
それより何より、一番下の5番機を見て欲しい。スモークが出ていない。上の写真ではちゃんと出ているのに....?
Blue Angels F-4 おまけ。ドイツのシュパイヤーの博物館に展示されているF-4ファントム。
チーム使用機ではないが雰囲気は楽しめる。こんなバカでかい機体でアクロをしていたなんて豪快すぎ。
F-4ファントム時代の様子は映画Threshold(ブルーエンゼル)でうかがい知ることが出来る。


補足説明

Base Show と Remote Show の違い
本ページで紹介しているのはベースショー Base Show の演技です。
会場にブルーの機体がエプロンに並んでいたら、それはベースショーです。
ブルーエンジェルスが離着陸出来ない小さな飛行場や、水上で行うショー(サンフランシスコフリートウィーク等)はリモートショー Remote Show になります。
この場合離着陸、ウォークダウンはありません。
リモートショーの演技の順番に関してはこちらを参照下さい。
また、リモートショーの場合はファットアルバートが参加しない事もあります。


ハイショー、ローショー、フラットショー
この表は天気の良いHigh Showの内容です。
天気が少し悪い場合は、Low Show(水平とロール系)、更に悪いとFlat Show (水平のみ)になります。
基本的な内容は同じですが垂直系の動きを廃し水平パスだけにしたり(多少アレンジしてあるが)、垂直系を含む演技を全く省略します。
従ってLow Show、Flat Show のほうがHigh Showより全体の時間は短く、科目も少なくなります。
この点,悪天候の為にかなり異なる内容を用意しているブルーインパルスやサンダーバーズと大きく異なります。
ただし、Low Show や Flat Showに関しては4回しか見た事が無く、間違いがあるかもしれません。
あと、2000年のリノエアレースでは晴天なのに前半にLow Showのプログラムが少し混ざっていました。標高の関係でしょうか?
いずれにせよHigh Showの方が断然面白いので見に行くときは照る照る坊主をお忘れなく!


ショーの内容の変化について
この演技内容と順番は、2002年10月5日に行われたサリナスでの航空ショーにて確認したものです。
1997年からのショーを見る限りでは概ねこの内容で飛んでいます。
実は全体の流れはF/A−18使用開始時から大きな変化が無く、細かい所がちょっとづつ変っている様です。
特に離陸〜Blue angels diamondの間と、Six Plane crossの後は頻繁に変わります。
それ以外、すなわちBlue angels diamond〜Six Plane crossの間はF/A-18使用開始以来、余り変っていません。


使用レンズと撮影場所
使用レンズはミラマー、リムーアあたりのショーセンターを想定しています。
ストックトンの様に妙に距離が近いものもあれば、サリナスの様に悲しくなるほど遠いのもあります。
演技は勿論ショーセンターで見る事を前提に組み立てられていますが、Blue Angels DiamondやEchelon
Paradeはショーセンターを囲んで円弧状の飛び方をするので、ショーセンターから200〜300m程左右
どちらかに離れた方が近く撮れます。
土日などに渡り数日見られる場合は場所を変えて見ることをお勧めします。


交差(Opposing 〜)を撮影する場合
交差系の演技(名前にOpposing〜と付く)の場合、リードソロ(5番機)、オポージングソロ(6番機)の
どちらが観客に近い方を飛ぶか示してあります。
特別な意図(と運と腕)が無い限り、別の機体がブレながら目前を横切るという写真は絵になりにくいの
で、無難なのは観客に近い方の機体を追いながら交差の瞬間にシャッターを押すことでしょう。
交差は本当に一瞬なので、連写に頼っても相手機が収まらないことがあります。
交差する瞬間を予測してそれに合わせて一発勝負でシャッターを押したほうが上手くいく(はずです)。
上手く撮れればビデオでは絶対に見られない「一瞬を切り取った」写真となります。


科目の名前
科目の名前はナレータが紹介するものを使うようにしています。
実際には殆どの課目の名前に "The" が付きます。
ちなみにFleur de Lysはフランス語で百合の花、tuck (TACでは無い)はしまいこむ(隠す)、FarbelはFabulous
とMarvelousの組合せ造語です。
名前の紹介が無いもの(そりゃsneak passなんて事前に紹介するわけはありませんから)や判らなかったものは私が勝手に名前を付けています。


機体番号

ブルーエンジェルスのF/A-18パイロットは8名からなり、各パイロットポジションナンバーは以下のようになっています:

1:Boss
ボス。編隊リーダー。ダイアモンド編隊で先頭に位置する。通常、1番機を飛ばす。

2:Right Wing
ライトウィング。ダイアモンド編隊でボスから見て右後ろに位置する。通常、2番機を飛ばす。

3:Left Wing
レフトウィング。ダイアモンド編隊でボスから見て左後ろに位置する。通常、3番機を飛ばす。

4:Slot
スロット。ダイアモンド編隊で後方に位置する。通常、4番機を飛ばす。

5:Lead Solo
リードソロ。デュアルソロのリーダー。通常、5番機を飛ばす。

6:Opposing Solo
オポージングソロ。デュアルソロのサブ。通常、6番機を飛ばす。

7:Narrator
ナレーター。予備の7番機を操縦して会場に乗り入れる。ショー当日はナレーション担当。

8:Events Coordinator
イベントコーディネーター。予備の7番機を操縦して会場に乗り入れる。ショー当日は飛行しない。

これらのナンバーは各パイロットの飛行服の左胸にも記載しています。
他のアクロチームの場合、ナレータはチームの整備員が勤めるのが普通なので、パイロットがナレーションを担当するブルーエンジェルスは特異な存在です。(女装した男がナレータを勤める某Jr.チームの方が珍しい、という話もあるが....)
通常、航空ショー会場に持ち込む8機のブルーエンジェルスのF/A-18機体番号は1,2,3,4,5,6,7,7となっており(つまり7番機は2機存在する)、1〜6までが単座のF/A-18A、7番機×2機は複座のF/A-18Bです。
航空ショー当日は1〜6番機を会場に並べ、7番機の1機を少し離れた場所に待機させる、更にもう一機の7番機は格納庫や滑走路端など見えない場所に置いておくのが普通です。
ショー本番では尾翼に書かれた1〜6番と、各自ポジションが一致しているはずなのですが、ブルーエンジェルスの場合、機体トラブルが多いのか、本番日でも予備の7番機を使うことがよくあります。
また、演技中に機体がトラブルを起こして1機が抜ける、というのも結構よくある話です。
私の見たことのある他のアクロチームではまずこのような事が無いので(もっともサンダーバーズは機番のシールを簡単に張り替えられるので機体を入れ替えてもまず判らないが)やはり部品点数が多くシステムが複雑で、故にMTBFの短い高性能最新鋭機を使うが為の苦労でしょうか。
尚、プラクティスの時はマスコミの人を後席に乗せたり、チームの撮影をしたりするので複座の7番機を4番機か5番機(まれに両方)のポジションに使うのが普通です。


スニークパスの撮影
レフトエシェロンロールが終わったあたりで、ナレーターが"Now, Let's watch as ...." と言ったら、他の観客が見ているのとは反対の、左の滑走路近辺を探す様にしましょう。
リードソロの直後に今度は背後からオポージングソロのスニークパスがあります。
両方とも狙って写真やビデオ撮影を試みるのは「二兎を追うもの一兎も得ず」で失敗のもと、どちらかに集中しましょう。
フリートウィークのような水上のショーであれば、絶対に最初の、左から突進してくるリードソロに注目すべきです。


免責事項など
ブルーエンジェルスはサンダーバーズ、スノーバーズ、T−4ブルーインパルス、フレッツェトリコローリ等と比べて演技の間の時間が結構長く、ナレーターの解説を良く聞いていれば余り撮り逃がし無く撮影できます。
この表と違う飛び方をした為に撮り逃がしても責任は負いかねますので悪しからず。




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