DON.BOO.LA.COO
FIAT126
dap650


Illustration by Mama-san


FIAT126のオープンモデルであるdap650は黄色いナンバーの外車です。つい先頃まで私自身このクルマの素性すら知らないでいたのですが、その手の有識者の方に日本に数台(?)しかないと鑑定していただいて、急に磨いてみたりしました。ちょっとイタリアンもいいかなとシトロエンスーは思ってしまいます。どうせラテン車だし。(本当はゲルマン系のポーランド製だけれど)
●FIAT126
ルパンも愛用したFIAT500の後継車として1972年に登場したFIAT126だが、イタリアでも不人気で、1980年に後継車のパンダにバトンを渡す。日本にはほとんど輸入されることなく、その知名度は非常に低く、クルマオタクの試験問題に出題されるほどカルトな存在であった。しかし、本国での生産終了後もポーランドで引き続きFIAT126は大衆車として生産し続けられ、2000年夏にその生産の幕が下ろされた。日本の126ユーザーは地下に潜伏して今も活動している。
全長×全幅×全高は3109×1377×1355mm、ホイールベースは1849mm、車重は600kg(!)。リアに置かれたエンジンは500から発展した652ccの空冷2気筒OHVで、24ps/4500rpmの最高出力と4.2kgm/3000rpmの最大トルクを発し、後輪を駆動する。
●dap650
ドイツのポップオートモビルという(零細)カスタムカーメーカーが、FIAT126を元にポーランド工場で作っていたカブリオレ。ポップ社社長のガースナー氏は、天然ガスの会社の片手間にポップ社を経営していた。 ポーランド側の社長はポプラバといい、その人の名前からポップという社名が誕生した。既にポップ社は事業に失敗して廃業し、「世界の自動車」などにも掲載されていない。日本には、88年か89年ころ、大阪の自動車販売会社が10台フランクフルト空港から空輸して販売した日本最初の外車の軽自動車だった。dap650は写真のようにドア部が大きくえぐられているのが特徴で、ボディパネルはFRPを中心に作られており、三角窓やロールバーのある鋼鉄製のFIAT純正カブリオレとはそのデザインが異なり、126BISを元に作られた物である。

Illustration by Mama-san
●FIAT純正126カブリオレ

これらはpop社で作られた126のカブリオレだが、FIAT純正のカブリオレとして販売されたモノ。ロールバーが特徴となっていて一見ゴルフのそれに似ている。ドアはオリジナルの126からの流用しサイドウインドウが昇降できる。POP社のロゴが入ったシートはdap650と共通。ロールバーがあるために、幌の骨格はdap650とはだいぶ異なっていると思われる。

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