「星雲」と一口に言っても、様々な種類があります。
1.輝線星雲
 星間に漂うガス(主として水素)が近くの高温星からの紫外線を受けて可視光を発しているもの。電離水素領域・。HU領域などとも呼ばれます。
2.反射星雲
 星間空間のチリが近くの明るい恒星からの光を反射して光っているもの。
 *1.2.を区別せずに「散光星雲」と呼ぶこともある。大きさはそれぞれ数十光年か
ら数百光年に及ぶ。
3.惑星状星雲
 恒星の終末期に大きく膨らんだ恒星が、その外層部を穏やかに放出してできた星雲。大きさは1光年程度。惑星のような円盤状に見えるのでこの名が付いたが、太陽を回る惑星とは全く関係が無い。
4.超新星残骸
 超新星爆発で吹き飛ばされたガスの衝撃波で圧縮・加熱された星間物質が光っているもの。大きさは数光年から数百光年くらい。
5.暗黒星雲
 悪者が潜んでいそうなこの名前。照らしてくれる恒星がなく、暗いままで背後の天体を隠してしまうと、暗黒星雲になる。

それぞれの星雲につけた距離などのデータは、地人書館「天文観測年表」、誠文堂新光社「天文年鑑」、国立天文台編「理科年表」、アストロアーツwebページ、国立天文台webページなどを参照して、なるべく正確を期しています。しかし、それぞれの記載内容には若干の違いがありますので、あくまで参考としてみてください。
  
 天体名 通称 種類  星座  季節
M1 かに星雲 超新星残骸 おうし座
M16 わし星雲    電離領域 へび座  
M17  オメガ星雲   電離領域 いて座  
M27  亜鈴状星雲  惑星状   こぎつね座
M42  オリオン大星雲 電離領域  オリオン座 
M57  リング星雲 惑星状  こと座 
M76 小亜鈴星雲  惑星状  ペルセウス座 
M78 ウルトラマンの故郷?   反射星雲  オリオン座  
M97 ふくろう星雲 惑星状 おおくま座
NGC1499 カリフォルニア星雲 電離領域 ペルセウス座
NGC1514   惑星状  おうし座 
NGC2237 ばら星雲 電離領域 一角獣座 
NGC2392 エスキモー星雲 惑星状 ふたご座
NGC6960-6992 網状星雲 超新星残骸 はくちょう座
 NGC7000 北アメリカ星雲 電離領域 はくちょう座
γCyg付近 サドル付近 電離領域 はくちょう座
NGC7293 らせん状星雲 惑星状 みずがめ座
NGC7009 土星状星雲 惑星状 みずがめ座
NGC7662 青い雪だるま 惑星状 アンドロメダ座
IC434 馬頭星雲 電離領域  オリオン座