苦節(?)5年目にしてやっと念願の足回りの交換が出来ました。その顛末をお伝えします。
愛車EK4フェリオを購入してからはや5年目に突入しました。その間、1万円程度の小物をちょこちょこと変えてはいるものの限りなくNクラス車を漂っていましたが、このたび、ついにAクラス車への道が開けました。そう、念願の足回りを変更したのです!
事の発端は、時々チェックしているTeamC2の掲示板を昨年末に見ていた時のことでした。ナニナニ、EK用のKYBの車高調が出てるな、えーと、何X万円?、ん、X万円?
その時の私には、偶然にもX万円の軍資金(のようなもの)があったのでした。しかし景気の厳しい折、いくら軍資金とはいえ、まるっきり私の道楽に使ってしまっていいものか、という葛藤がありました。とはいえ、X万円で車高調+バネが手に入るチャンスもなかなかないかも知れないし、と私の心は揺れ動きました。
そこで私はいつものように、とりあえず掲載者にメールで詳細を質問しがてら問い合わせることにしました。だってもう売れてしまっていたたら葛藤は単なる杞憂ですからね(^^)。すぐに返事が来て、まだ売れていないとのこと、また私の希望にも結構ぴったりだということがわかりました。
そこで早速妻に相談。妻は広い心で私の趣味に理解を示してくれ(もしかしたら経済観念がやや不足しているのか^^;)、OKの返事が出ました。
しかーし、そこまで来てもまだ私にはいくつかの葛藤がありました^^;。
1.本当にX万円を車の道楽に一気につぎ込むべきか(PCのCPUやグラフィックボードも欲しい^^;)?
2.待っていればもっと有利な物件が出るのでは?
3.アッパーマウントがないのをどうするか?
4.どうやってショックを交換しよう?
1、2については、本当にただの葛藤ですね。決めるしかしようがないことですもんね^^;。3については、X万円以外にも結局お金が要るということで、これは割と切実な問題です。また4についても、一応ショック交換の手引きのような本は持っているのですが、何分そんなことはやったことがないので自信がなく、失敗したら、また工具を買ったりしたらと、結局お金が要ることにつながりそうです。そこで私こちらの状況を訴え、ぶしつけにも掲載者に値引きをお願いしてみました。するとほどなく意外な返事が返ってきました。値引きは無理だけど、何と!取り付けを(無料で)やっていただける、とのことでした。この一言で私の心は非常に揺れ動きました。そこで錆付いた頭を働かせ、素晴らしい(と思われる)結論を導き出しました。それは、誰でも思いつくと思うのですが^^;、取りつけてもらえるのにかこつけて、ノーマルショックのアッパーマウントをとりあえず車高調につけてもらい、もしノーマルショックが必要になった時にアッパーマウントは考える、ということでした。これならX万円以外余計な出費は当面必要なく、また取りつけもばっちり。一石二鳥とはまさにこのことではないでしょうか。さらに幸いなことに投稿者は妻の実家の比較的近くに住んでいらっしゃるそうで、その時は我が家もちょうど帰省する時期でしたから、そのついでに伺って現物を見て判断し、なおかつその場で着けてもらえるという、超ウルトラワンダフル4次元ワイド(c)なチャンスに恵まれていたのでした。
ということで投稿者と連絡を取り、会う日取りを決めました。その日を待ちわびていた時、いいことばかりは続きません。下の子が高熱を出し、帰省は一旦取りやめにせざるを得なくなりました。しかし私は何とか正月休みの間にこの素晴らしい計画を実現したかったので、子供が治るのを期待して休みの一番最後の日曜日に会える様日取りを何とか変更していただき、その日に備えました。子供が治らなくても私一人で投稿者に会いに行くつもりでした。
しかし神様はどこかにいるのか、幸い子供の熱も下がり、日程はずれましたが一家で帰省する事が出来、私も無理なく投稿者に会いに行くことが出来ました。愛用のカーナビで投稿者のお住まいの近くまでは行けたので、コンビニから電話をしました。待つ事数分、一体どんな人かな、とちょっとドキドキしながらコンビニに入ってくる車を観察していました。やっぱりEKのシビックに乗ってこられるのかな?、と思いつつも、ヤンキー風に改造した車が入ってきた時はひょっとしてこの人か?とちょっとびびったりしながら待っていると、やや爆音をとどろかせたEK9のシビックが現れました。ボンネットもFRPかカーボンらしく、あ、この人に違いない、と、人目でわかりました(^^)。私の車は珍しいので先方(以下O氏)もすぐこちらを見つけられ、まずは挨拶。そして、ものはO氏の会社にあるということで、2台で会社に移動しました。
O氏の会社に着いて早速ものを見せてもらいました。あ、書き忘れていましたが、ものはKYBのジムカーナスペシャルとアイバッハの直巻きスプリング(F12K、R6Kと4Kの2種類)で、減衰力は前後4段階調整、車高はねじ式の調整、というものでした。3ヶ月程度しか使っていないということで結構きれいで、取り外していた時点では抜けはなかったとのことでした。O氏は非常に丁寧な方で、こういうものは消耗品なので新品でないからにはいつ抜けるかもしれないこと、またKYBは多分オーバーホールは出来ないので今後はショックごと交換になるだろう事、をきちんと説明してくださったので、私はちょっとだけ考えましたが、基本的に現状までの状態から想定して今すぐどうこうということにはならないと判断し、購入を決意し、早速取りつけていただくことにしました。
ただ車高調レンチをO氏がお持ちでなく今日はO氏の先輩がもうすぐ来て貸していただけるとの事で、とりあえず現状(つまりこのショックを取り外した時そのままの状態)で取りつけることにしました。O氏は整備士の資格を持っていらっしゃって、また競技(主にダートラ)経験も豊富で、とても手馴れた手つきで作業を進めて行かれました。私は次に自分でやる時のためにじっくり観察しながら、また時々質問しながら作業を見物していました。O氏もポイントポイントで説明してくださり、またホンダの足回りは構造が簡単だそうで、フロントの交換は非常にスムーズにすみました。O氏の詳細な説明のおかげでこれなら次は自分でも出来そうだな、と思いました。
リアの交換中、O氏の先輩(以下Y氏)がいらっしゃってお二人で作業をしていただきました。ただ、リアのノーマルショックは全長が長いため外すのに苦労をされていました。この時は、自分一人で交換してなくてよかったとほっとしました^^;。嬉しいことに、ショックだけでなく、ストリート用ではありますがリアのブレーキパッドも(無料で)つけていただけるということで、その作業もお願いしました。
さて、すべての取り付けが終わってジャッキを降ろしました。おお、見た目からいって思い切り違うぞ!ご存知のようにEKのシビック(というより最近のホンダ車全般)はノーマル状態ではタイヤとフェンダーの隙間はかなり開いていまして、お世辞にもかっこいいとは言えません。それが今ではもうほとんど隙間がありません。いや、冷静に見るとちょっとなさ過ぎかな?特にフロントがかなり低いのです。これで街乗りに使えるの?とちょっと不安になりました。そこで「すみません、やっぱりもうちょっと車高を上げてもらえますか」とお願いし、Y氏のご持参の車高調レンチの登場。で早速調整のためにジャッキアップをしようとしたところ、ガレージジャッキが入りませんでした^^;。そこまで車高が低く設定されていたのでした。うーん、上げようと決心して正解。普通の小さなジャッキでまず少し上げてからガレージジャッキをかませ、フロントの車高調整をはじめました。まず右側から始めたのですが、取りつけ後はショックの周りには意外に隙間がなく、車高調レンチが入りづらいのです。また、車高を上げるとバネがちぢむ(プリロードがかかるというそうです)ので、バネを縮める力がかかり、車高を調節するねじが硬くて余計にやりづらいみたいです(見てただけなので^^;)。それでも何とかやっていただき、次に左側に取り組んだところ、車高を調節するねじが固着していて回らないのでした^^;。CRC556を吹付けてたたいたりしているうちに何とか動くようになり、左側もクリア。さあジャッキを降ろしてみると、今度はジャッキが素直に抜けました(^^)。
車高を上げたため先ほどと比べてびっくりするほど車高が低くはありませんが、何となくいい感じになりました。リアはまあ、今でも許容範囲かなと思い、とりあえずこれでいいです、と一旦作業を終了し、試走をすることにしました。さあ、一体どうなっているんだろう、とわくわくする気持ちと、強烈に乗り心地が悪化して家族からクレームが来たらどうしようという気持ちが入り混じりながら運転席に座りました。何せバネが12kですから、ノーマルが約4k位らしいのでかなり硬いんだろうな、と思いつつ車をスタートさせました。取りつけたばかりですからなじませる意味でまず会社構内を徐行。さて早速段差に差し掛かりました。わくわく。ところが、お、こんなもんなん?とちょっと拍子抜けしました。確かに私にもはっきりとわかるくらい硬くはなっていますが、創造していたよりはまし、というか単純な乗り心地レベルで許容範囲でした。はっきり言って私は足回りを変えた車に乗った経験は一度しかなく、その車の乗り心地は、まぁ、許容できなくはないけれどあまり嬉しくはないなぁ、と思っていたのですが、その車よりは随分乗り心地がいいような気がしました。
さてさあ門を出て公道に。とは言ってもとりあえずは安全運転で異常がないかどうかを探りながら走ります。徐々に普通の運転(と言っても当然法律の範囲内ですよ(^^))にしてみました。当然ですが、明らかに硬くなりました。いくら私が鈍感でもはっきりと感じ取れます。ちょっとしたギャップを越える時でもそう感じました。また信号で止まるために減速したとき、明らかにノーズダイブの量が減りました。ただ、心配していた乗り心地に関しては、意外な位許容範囲でした。これは嬉しい誤算です。やはりアイバッハ様の威力かと思い、O氏に尋ねてみると、直巻きタイプのバネは平均的に乗り心地がいいとの事でした。残念ながら私の普通の運転ではコーナーリング時の変化を見られるほどの走りは出来ませんので、その辺は後のお楽しみ、ということで一旦試乗を終わり会社に戻りました。
会社に戻るとO氏が、O氏の車に乗ってみませんか、と嬉しいご提案をいただいたので一も二もなく是非、とお願いしました。一瞬運転させてくれるのかな、と思ったのですが^^;、当然助手席でした。O氏の車はかなり手が入っていて、A車で許される範囲の主なところには殆ど改造が施してありました。ただこのシーズンなのでタイヤはスタッドレスを履いていました。初めてのA車体験にわくわくしていると、Y氏が「彼の車は棺おけのようだから心して乗ってください」と冗談っぽくおっしゃったのですが、乗ってみると当たっていました^^;。まずアイドリング状態でかなりうるさいだけでなく振動がものすごいのです。理由を聞くとエンジンマウントを変えるとこうなるそうです。ただエンジンマウントでも無限のはもう少しましだったとの事です。この時エンジンマウントはとりあえず絶対変更できないと心に誓いました(笑)。さてスタート。構内の段差も私の車に比べて随分硬いように感じました。聞いてみると、O氏は今はノーマルタイプのばねを使っていて、ノーマルタイプはレートは低くてもこんな感じだ、ということでした。さあ公道に出ました。O氏は私の期待を裏切らず、車の性能を発揮できるような走りをご披露くださいました。うーん、これがA車かぁ、と感動しました。エンジンは多少違いますが、同じEKシビックとは思えませんでした。やっぱりエアコン、エアバッグ、ABS付のフェリオは根本的に重いなぁ、とつくづく感じました。勿論O氏のテクニックも相当のもので、それにも感動しました。O氏は走行後「タイヤがスタッドレスなのでいまいちでしたね」とおっしゃいましたが、私には十分過ぎる体験でした。
その後O氏とY氏と共に食事に行き、車談義に花を咲かせた後、私は岐路につきました。妻の実家に帰り、そのまま自宅へと岐路につく途中、懸案の減衰力調整を試みました。とりあえず両極端をやってみようと一番硬い設定(4)にしてみると、今までとは打って変わってぴょん吉君状態に近くなりました^^;。おお、これではヤンキーのぴょん吉君仕様になってしまう、と順に減衰力を減らしてみましたが、とりあえず街乗りには一番弱い設定(1)が無難なことがわかりました。妻も別にそれほど違和感はないとのことで、まずはよい買い物だったと嬉しくなりました。
その後早4ヶ月が過ぎましたが、その間結局練習会には行けず、未だに足回りを変えた本領が発揮できずにいます^^;。その後細かいでこぼこが続くところではやっぱり強烈に乗り心地が悪化したことがわかりました^^;。京滋バイパスのトンネル内で恐ろしく跳ね、どこか壊れたかと妻からもクレームが出ましたが、道が良くなると治ったので、ちょうどそのトンネル内のでこぼこのパターンと足回りが共振したようです^^;。また、お店の駐車場の車輪止めにマフラーがすることがわかり、後ろの車高をもう少し上げることにしたところ、右後ろの車高調ねじが固着しており、結局ショックを外すことになり、図らずも自分で装着の復習が出来たり、買ってきた車高調レンチが合わず使いづらかったりと、性能以外の経験値はちょこちょこ稼いでいます(^^)。あ、嬉しいのでデジカメで撮ったショック取付け後の画像も載せておきます。
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左は見にくいですが、車高調装着後の愛車の様子です。タイヤとフェンダーとの間が狭くなったのがおわかりになりますか?また右はリアショックの様子です。減衰力調整ダイヤルが誇らしげです^^;。
早く練習会に行きたいのですが、なぜか最近日が合わないんですよね。練習会に行ったら感想をまた報告します。