’98 JMRC近畿フレッシュマン最終戦参戦記(午後の部)



さて果たして雨の名阪に一体何が起きたのか...^^;。


弁当を食べ終わっても雨は一向に止む気配は見せず、何とかA3、A4クラスの間に止んで我がA2の時にはまた乾いていてくれるといいのにとの勝手な願いも叶えられそうにありませんでした^^;。おまけに雨が降っていると何やかんやと車を触ったりするのも、また観戦するのも億劫でとにかく暇やなぁと思いながら時間をつぶしていました。勿論時々はコース図をみてコースを再確認したり、実際のハンドルやギアの操作を想定しながらのイメージトレーニングもしたりするのですが、如何せん、2時間近くも待たなければならないのですから今度来るときは雑誌以外にも暇つぶしグッズが要るなぁとどうでもいいことを思ったりしました^^;。

しかし何やかんやで時間は過ぎていき、A1クラスの2本目が始まるとまた緊張してきました。雨の中でしたが空気圧ぐらいは調整しておこうとやや低め(2.0 → 1.8)にセットしました。そしてまたビデオをお願いしようと知人の車のほうへ向かうと、何とお昼寝中でいらっしゃったので、わざわざ起こしてまでこの雨の中のビデオ撮影をお願いするのもなんだなぁと思い、また、どうせ雨だからゆっくり走らざるを得ないだろうと思いつつビデオ撮りは諦めました。後でこのことがかなりの葛藤を生むとはこの時は思っても見ませんでしたが...。

さて、そのうち出番が近づいてきたので荷物を降ろし出走準備を始めました。放送がよく聞こえないので自分の出番は周りを注意深く観察するしかない(勿論直前になってもスタートの待ち行列に現れなければ呼びに来てくれるでしょうけれど^^;)ので結構気を遣います。自分の前のゼッケンの人が行列に並んだのを確認して私も行列に並びました。並んでからも結構時間はある(20分くらい?よく覚えていませんが)のでその間に色々なことが走馬灯のように(おいおい)頭の中を巡りました。主に一本目の反省点が頭に浮かんできて、そのうち一本目にした余りにも単純な失敗(リミッターが効きまくっているのにギアを2速に入れられなかったとか)をクリアすればもしかしたら雨とはいえ1本目のタイムを上回れるかも知れんなぁと思い出しました。そう思うと何だがやる気が沸いてきました。

コース図 いよいよスタートが近づいてきました。今度は犬騒ぎもなく無事自分の番に。前走者がスタートしたので車をスタートラインに近づけました。雨は相変わらず降っています。ここでちょっと悩んだのが一体ワイパーをどれくらいのスピードで動かすのがいいんだろう?ということでした。間欠ではきっと間に合わないだろうし、高速側にするとうっとうしいだろうけど低速側でいけるのかな?と色々考えましたが、まあ低速側でいこうと思っているうちにスタートフラッグの準備がされ、緊張の一瞬。

スタート!丁寧にクラッチをつないで(丁寧すぎたかもしれません^^;)その後路面の様子を見ながらアクセルを踏んでいき最初のグネグネをクリア。左に曲がりやや加速しながら図の一番左上のコーナー(すみません、図に説明を入れようとしましたが余計に見にくくなったので文章で説明させてください)をクリアし、第1ヘアピンに向けて直線を立ち上がりました。この第1ヘアピンは路面状況を探りながらやや慎重にクリアしましたが、意外に滑らないなと思い次の外周へ向かうグネグネに向かい加速を始めました。

事件が起きたのは正にその時でした!グネグネの最初の右コーナーにアプローチをかけるべく減速を始めました。猛烈にABSさんが作動を始めました。「ああ、ひょっとしてABSはこんな時のためにあるんだ」と思ったかどうかは覚えていませんが^^;、ABSを効かせながらハンドルを切り込んでいきました。が、え、何?うそ!曲がら〜〜ん!と気付いたときには嫌ぁな振動と共にコースでないところに突入していました。そこにはタイヤが敷き詰めてあってそれらに乗っかるような形でようやく止まりました。

動いているときは何が起こったかわかりませんでしたが、止まってみると「ああ、やってもうた」という感じでした。オフィシャルが駆け寄ってきて「自力で抜けられますか?」と聞くので「やってみます」とエンジンを掛け、ギアを入れようとした瞬間、嫌ぁな感触が手に伝わってきました。ギアは入るには入ったのですが、普段と違ってとても抵抗があったのです。げ、これは、もしかして...、とめちゃめちゃブルーになりましたがとりあえず車を動かさなければならないのでクラッチをつないでみましたが、すべって脱出できませんでした。あ、ハンドルを一杯に切っているからやと思い、またこんな時LSDがついていたら脱出しやすいんやろなとどうでもいいことを思いながら脱出を試み、オフィシャルが後ろから押してくれてようやくコースに復帰しました。

が、当然続きを走らせてくれる訳ではなく(走ってもいいと言われても既に走れる気分ではありませんでしたが)、「どこから出たらいいんですか?」「どこでもいいよ」ということで最短距離でコースを後にしました。脱出してみるとギアの入りはなんとなく直ったような気がしましたが、走っていると何やら車から異音がするので気分はますますブルーに...。

パドックに戻りまず車の状態を確かめました。見た目は...っと、うっ、左前バンパーの付け根が外れている!さらに目をやるとタイヤハウスの内側のバンパーの裏あたりにある部品が何やら取れかかっていました。よく見るとどうもウインドウウォッシャー液のタンクのモーターが外れ、かろうじてホースでつながっているだけのようです。ウォッシャー液は当然なくなっていました。ま、この程度なら大したことはないな、と思った瞬間、ん?何でこんなバンパーの内側が外からよく見えるんだ?と思うと、何と、本来ならあるはずのタイヤハウス内の柔らかいプラスチックの内張りがきれいさっぱりなくなっているではありませんか!まあ、これもきっと部品そのものはどこかに落ちてるだろうから後で取り付けたらいいだけだろうと思い他を色々見回しましたが外見上は特に異常は見当たりませんでした。

パドックに戻る途中でもギアの入りは何となく元に戻っていたなと思ったのですが、如何せん、異音がするのがとても気になります。どこからするんだろうとエンジンを回したりギアを入れたりしながら探っていると、どうもギアに連動して、エンジンがある回転数になるとどこかが共振していることがわかりました。そりゃ下回りをずりずりしたのですからどこかおかしくなって当たり前なのですが、問題は果たしてこのまま2時間弱の道程を自走して家に帰りつけるか、また修理代がいくらかかるかです。多分ギアのほうは、タイヤ群に乗り上げていたためシフトフォークが圧迫されて動きが渋かったのでしょうが、シフトフォークが変形して交換ってなことになったら...、と嫌なことばかり頭に浮かびました。

こんな調子ですからもうさっさと帰りたくなったのですが、まあそこは何とか我慢して長い長い残り時間をひたすら待ちました。もう観戦に行く元気も全くなく、ひたすらぼーっと過ごしました。

ようやく全車が走り終わり皆が後片付けを始めました。が、私はとっくに片づけ終わっているので^^;とりあえずコースのほうへ向かいました。それから最終のタイム表を見に行ったりして長らく(15分くらい?)待つとようやく表彰式が始まりました。あまりにブルーだったのでよく覚えていませんが、今日このフレッシュマン最終戦で見事チャンピオンを勝ち取った人もいました。チャンピオン争いをしていた人たちはきっと気合いが入っていたことでしょう。

表彰式が終わるとお待ち兼ねの抽選会です。特賞として何とFALKENの好きな銘柄、好きなサイズのタイヤを1セットもらえるというのが2本あるとの説明を聞いて、「せめてタイヤくらい当たってくれたら今日来た甲斐があるぞ」と期待しながらどうかどうでもいい賞品が当たりませんようにと祈っていたら、何と!、見事にどうでもいい商品には当たりませんでした。さて、いよいよタイヤの当選者の発表です。まず1本目。見事に外れ。しかし、当選した人がなかなかこないので司会者が「後一回呼んでこなかったら無効にします」と言ったとたんにその人は現われ無事一人目が決定。さぁ、2本目、どうだ!、これも見事に外れ...。

一体今日は何しに来たんだと思いきりブルーなまま、とりあえずこのレポートを書くために適当にタイムを控えて帰路に向かいました。

帰る途中に無料高速道路(こらこら)を通るのですが、そこでもこわごわ走らせていましたが、とりあえず走りに異常はないので異音はとりあえずなんかの部品がとれかかっているだけだろうと思い後は適当に普通通り帰りましたが、異音がだんだんひどくなってきたのでその部品が取れてしまわないことだけを祈り、時々止まって確認しながら帰りました。途中でカーナビさんの言った道と一本違う道を曲がってしまって(しかしあれはどう考えても紛らわしい交差点でした)渋滞にはまりいらいらしながらも何とか帰り着き、とりあえず車を見てもらおうとディーラーに電話したら、もう午後7時を過ぎていたのですがとりあえず見てくれるとのことでディーラーに向かいました。

電話では詳しく状況を話さなかったので、かくかくしかじか下周りが怪しいと伝えたところ、「申し訳ないが下周りだとは思わなかったので、1台しかないリフトが明日納車のくるまでつまってしまっている、明日取りに行くのでそれでもいいか」とのことでしたのでそれは仕方がないと、とりあえず帰りました。

さて次の日は一応(当然!)仕事があるので妻に車の鍵を預けて出勤しました。普段は車は使わないのでとりあえずは問題なのですが、その週の土曜日には遠出をする予定だったので早く直るといいなぁと思いながら仕事を終わり家に帰るコールをすると、「車はもう治って持ってきてくれたよ」「へ?もう?で、いくらかかったの?」「3千何百円」「あ、そう?」と拍子抜けしたのと安く済んで本当によかったとほっとしました。

かえって車を確認し、修理明細を見、妻から話を聞くとやはりマフラーを覆っている板が曲がって共振してたようでそれを直したのとウォッシャー液タンクのモーターの取り付けだけでした。今も何事もなく動いているのでとりあえずは安心です。

しかし今回は謙虚さを欠いたところに失敗があったのですが、とっても大事なことを身をもって体験することができました。それはやはりコーナーリングでハンドルを切り始めたらブレーキは放さないといけないということです。いくらABS様でも障害物をよける程度には曲がるのでしょうがコーナーリングは難しいようです。おまけに雨+タイヤは腐っているのでいくらタイヤが回転しながら曲がっていてもABSが効いていては縦方向のスリップを回避できなかったんでしょう。縦方向に滑っていては曲がりません。ドライならまだ曲がったかもしれませんが、まぁいい勉強になりました。今度からできるかどうかは別ですが^^;


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Created by A.Kukutsu (Last updated in Oct. 13, 1998)

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