久しぶりに練習会に参加しました。念願の足回り交換とSタイヤの実力は如何に...。
念願の足回りを変更して早7ヶ月が経ちました。中古でSタイヤを入手してからは1年以上も経過してしまい、その間タイヤは物置の肥やしに、足回りは単なる不快適装備に成り下がっていました。この8月16日に本当に久しぶりに丁度日が合い、練習会に参加してきました。
今回の練習会のトピックスは、A車両に進化しつつある愛車フェリオのポテンシャルを探るのと、実はもう一つ、って既にタイトルにあるようにあるヴァイオリニストS氏を半ば無理やり誘って一緒に参加した、ということです。S氏は大学時代のクラブの後輩で、学生時代はコンサートマスターを務めた程の腕前で、京都シンフォニカと枚方ゾリスデンで一緒に音楽活動をしている仲ではありますが、彼の愛車はごく普通のリーンバーン仕様のカリーナで、彼自身車やモータースポーツにそれほど関心は持っていなかったと思います。
そんなS氏を誘おうと思ったことの発端は、あるとき母校のオーケストラの演奏会を聴きに、私の車で彼と一緒に行った時、「足回りを変えたので乗り心地が悪くてご免ね」という話を発端に、ひとしきり私の講釈が始まりました^^;。すると彼が意外に興味を持って聞いてくれて、ライセンスをどうやったら取れるとか、B級とA級ライセンスとの違いとかまで詳細に聞いてきたりした、ということがあったのでした。そこでこの日の練習会に申し込んだときに、ひょっとしたらと思い誘ってみると、意外に乗り気な返事で、彼も参加することになりました。
さて練習会の当日、S氏とは現地の名阪スポーツランドで待ち合わせということだったのですが、私はいきなり寝坊し、結構時間ぎりぎりになってしまいました。そしてCコースに行くと、何と!、NSXが2台も止まっていて、「おお、今日は何だかいつもと雰囲気が違うな」と思いS氏を探しましたが見当たりませんでした。道に迷ってるのかなと思い、とりあえず受付に行くと、いつもと違い若いお姉さんがいるではありませんか!NSXといいお姉さんといい、「うーん、この練習会も随分雰囲気変わったなぁ」と感慨にふけりながら受付をすると、どうも様子が違うよう。うーん、どうもCコースは別のイベントだったようです^^;。道理で雰囲気が違うわけです...。
そうだ、Eコースだったんだと記憶をたどり寄せながら、でもEコースは初めてなので門のところで聞いて早速Eコースに行きました。Eコースは最近出来たばかりでまだとてもきれい、トイレもきれいでなかなかいい感じでした。Eコースに着くとS氏は既にいて、「ごめんごめん」「いえ、ぼくも道に迷ってさっき着いたとこなんですよ」「あ、迷った、ちゃんと場所教えてなくてごめんね」、ということで、私のほうも早速受付を済ませ完熟歩行に臨みましたが、時間ぎりぎりで全部周れませんでした。S氏はジムカーナ初体験なので言うまでもありませんが、私もEコースは初体験なので、完熟歩行がちゃんとできなかったのはいきなり痛いスタートとなりました。これがEコースのコース図です。
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さてブリーフィングが終わり、走行準備にかかりました。私とS氏は同じCグループで、出走までには大分と時間があったので遅刻した分を何とか取り戻すことが出来ました^^;。走行準備に関しては今回の私は今までと一味も二味も違います。今までなら荷物を降ろすだけで準備完了だったのですが、そうなんです、タイヤを交換しないといけないんですよ、これが(^^)。本当は、まずノーマルタイヤで何本か走って、それからSタイヤの実力を見たかったところですが、ノーマルタイヤは最近フロントをDNAグランプリに買い換えたばかりで、ロードノイズが劇的に減って非常に嬉しい思いをしているのです。ですからそのタイヤをいきなりぼろぼろにするのも忍びなく、残念ですが最初からSタイヤに交換することにしました。
タイヤ交換の後はさあ、サスセッティングですが、どうしたらいいのかよくわからないので、とりあえずは前後とも一番弱い(1)の状態で何本か走ってみることにしました。
S氏の準備は基本的に荷物を降ろすだけですが、タイヤの空気圧くらいチェックしておこうとアドバイスし、チェックしましたが、一本が異常に空気圧が低かったので、それが発見できてアドバイスの甲斐がありました(^^)。そして私の持ってきたバイク用のヘルメットを渡してS氏にかぶらせたところ、何と、かぶれません(笑)。うーん、これは困ったと思いましたが、とりあえず私がかぶる筈の愛用のヘルメットを試したところそちらなら何とかかぶれたので、とりあえずよしとしました。
準備が終わってもまだ時間があったので、とりあえず他の人の走りっぷりを観察することにしました。今回の練習会は、割と車種が幅広いのと、私が言うのもなんですが、参加者のレベルも結構幅広いなぁ、というのが特徴的でした。車種に関しては、S氏のカリーナだけでなく、ノーマルのターセルだかコルサだか(車種失念^^;)、とにかくファミリーカーもいましたし、後はロードスターが多いのが目立ちました。気合の入ったジムカーナ車の割合の方がむしろ少なく、競技にこだわることなくお好みでチューニングされている車が多いような感じでした。参加者のレベルに関しては、今まで私が参加した練習会は、大抵私が最下位争いの本命のような感じでしたが、この私が見ても、「お、あの人には勝つかも知れん」と思える人も結構いるように思いました。
観戦がてらS氏に講釈をたれながら時間をつぶしていると、いよいよ私達の出番がやってきました。S氏も私も完熟歩行がまともに出来なかった不安を拭い切れず、まずは何でもいいから間違えずにコースを周ろう、と目標を定め、お互い車に乗り込みました。一応私の方が先に待ち行列につき、スタートを待ちました。私も一年以上ぶりのことで結構緊張しました。さぁ、スタート!
とりあえずは様子見ということで、特に気合を入れずに静かにスタートしました。最初のほうはよかったのですが、一瞬コース図と風景が一致しない個所があり、「やばい、ミスコースか?」と思いつつまぁとにかく行くだけ行こうとそのまま走りつづけました。余りに久しぶりだったのでほとんど教習所状態だったと思います。タイヤもショックも交換した意味は全くない走りでした^^;。ミスコースの疑念をもちつつもとりあえずゴール。
ゴール後再度待ち行列に並び、S氏含め、他の人の走りを観察しました。うーん、コースはあれでよかったような気もするなぁ、でもちょっとタイムを見に行くには次の出走が迫っていたので、再び次の走行準備に入り、2本目スタート!ん、やっぱりまた同じところでコース図と風景が一致しないなぁ、まぁ、いいか、とさっきよりはちょっとだけ冒険しながらゴール。
再度待ち行列に入ると、今度は一目散にタイムを見に行きました。えーと、37番、37番、あったあった。お、どうやら2本ともミスコースではないようです。よかったよかった。因みにタイムは1本目が1'33"58、2本目が1'30"06と一気に4秒近くも短縮できていて(というか、1本目が遅すぎ^^;)いい感じでした。因みに他の人のタイムを見てみると、速い人は1'20"前後、遅い人は1'40"近くと結構ばらつきがあり、今のところ私は中の下、辺りといったところでしょうか。最下位争いではないのでいつもと勝手が違うなぁと思いつつ、何となく優越感もあったりで、張り合いが出てきました。S氏と話をすると、S氏はとにかくコースを間違えないように、タイヤも鳴らず教習所状態で走ったそうで、私の初体験と似たような感じでした。ギアも一般道のように、すぐにシフトアップしていたそうなので、S氏へは、とにかくリミッターがかかるまでローで引っ張ろう、とアドバイスしました。
午前中はそれから5本走りましたが、最後の1本を除いてはタイムは毎回上がっていってなかなか気分よく走ることが出来ました。私の午前中までのベストは1'27"43で、チェックしたほかの人のタイムの最高がEG6シビックの1'15"でしたので、12秒差がついています。うーん、相変わらず速い人との差は10秒程度ついています。午前中走ってみて徐々に感覚を取り戻して来てはいるのですが、いかんせん、ブランクがありすぎて、ショックやタイヤを換えた効果がいまいち体感できなかったのが悲しいところです。まだ単にアクセルが踏めてないだけなのかもしれませんが、グリップが上がっているといえば上がっているような気がしますし、でも適当に滑っているような気もしますし、よくわからないなぁ、というのが正直な感想でした。ただ、ノーマルタイヤの場合はコーナーの立ち上がりで強烈にホイールスピンをしていたのですが、今回はそんな感じもないけどタイムは同じくらい(速い人との差が12秒)なので、このタイヤをもっとちゃんと使えばタイムは上がるのかも知れません。後言い訳をしますと、何しろタイヤも室内保存とはいえ1年もほったらかしなので、いくらSタイヤとは言え本来の性能を維持していないのもあるんだろうと勝手に思っています。
S氏のほうもだんだん慣れてきたようで、走るたびにタイムは上がっていました。シフトチェンジのポイントとか、たいそうな事ではありませんがラインの取り方とか、ちょっと気をつければ効果の出るだろう事をちょこちょこアドバイスし、S氏もそれを実行してくれてタイムが上がると二人で喜んだりと、ほのぼのとした雰囲気で走ることが出来ました。また今回はスタッフの方々のご努力で、以前は参加者が交代でタイム計測をしていたのを、参加者は走りに専念することが出来るよう取り計らってくれたこともあり、自分が走り終わった後もゆっくり他のグループの走りを見学したり、調整に時間が取れました。今回1台のロードスターがかなりアグレッシブな走りをしていて、何度もスピンしたり、オーバースピードでコースアウトしそうになったりとひやひやしながらも見ている人も楽しませる走りを披露してくれていました。
さて昼食を終えて午後の部。折角二人で来たんだからと私はS氏に、お互い同乗走行をしようと提案しました。更に一度車も交換してみようとも提案しましたが、これはやっぱり止めておきました。お互い何かあったらやっぱり気まずいですからね。まずは私がS氏の車に同乗しました。乗ってみて意外だったのが、出足はうちの車よりもいいなぁ、と感じました。トルク感がある出だしで、流石は実用エンジンです。しかしいかんせん、6000回転あたりで頭打ちになりますので、第1コーナーまでで余裕でリミッターが効き、シフトが煩雑になりそうです。S氏は私のアドバイスもあり、とにかくまずはローで何とか走りきれるところはリミッターが効いてもローにしよう、ということで、リミッターが効いたまま第1コーナーをクリア。なれればセカンドに入れた方が当然速いでしょうが、シフトが煩雑になるとその分他の操作がおろそかになり、却って遅くなるのが初心者のパターンだということは私が身をもって体感していますから、今は結果的にこれでいいと思いました。S氏は今日が初めてとは思えないほど結構アグレッシブな走りを披露してくれ、横で乗っていてもなかなか楽しめました。ゴールして、やはりほとんどのコーナーで常にインべたで走っているので、スピードが乗らないからもっとアウトインアウトでコースを広く使ってスピードを出そう、ということと、アクセルは踏めてきているのでローでリミッターが余りに効き過ぎてたらセカンドに入れてみよう、と一番目立った点をアドバイスしました。
さて私の方の走りはと言いますと、徐々にタイムは上がるものの、頑張っている気持ちとはうらはらにタイムはほんのちょっとづつしか上がっていきません。うーん、車の限界が上がったのについていけていないのかなぁ、と弱気になったりしながら、とにかく今日中に1'25"台に乗せようと気合を入れました。そんなときにトラブルが!待ち行列に並ぼうととろとろ走っていると、カタカタと音がするではありませんか。ショックを硬くしたとき位からその音が出始めたので、ショックの硬さのせいかなと思っていたのですが、どうもだんだん音がひどくなっているようです。エンジンを切って手で車を押しながら確認すると、何と!、右前輪のホイールのボルトが緩んでホイールががたがた動いているではありませんか!このまま確認せずに走っていてホイールが外れたらと思うとぞっとしました。早速ボルトを締め、事無きを得ました。危ない、危ない。皆さんもちょっとした異常にも十分注意してくださいね。
さてそれからショックの硬さを変えて時間のある限りチャレンジを続けましたが、結局ショックの硬さによる挙動の変化は体感できないまま時間切れとなりました。うーん、まだまだ修行が足らないことを実感しました。タイムのほうはと言いますと、何とか目標の1'25"台を達成しました。今日一番速かった人はチェックした限りやっぱりEG6の1'14"台だったので、結局速い人との差は10秒あることになってしまいました。しかし今回の場合、車の性能は上がっているはずなのにこの結果となり、結局車の性能を発揮できる技術がまだ身についていない、ということがあらためてよくわかりました。
さて色々反省点はあるものの、久しぶりに走れて気分よく帰り支度をしている時に、またまた事件が発生しました。先ほど緩んでいた右前輪のボルトが何と!、外れなくなっているではありませんか!よく見ると、ボルトとアルミホイールがこすれあって出来たと思われるアルミの粉がボルトの周りについていて、どうもそれがボルトにかんでしまったようです。オフィシャルの方に相談すると、「こりゃボルトを打ちかえるしかないわ」との事で、とりあえず右前輪は3本のボルトをちゃんと締めてそのまま帰ることにしました。やれやれ、走っている途中でホイールが外れるよりは全然ましなのですが、また余計な出費かぁ、一体いくらくらいかかるんやろ、ととたんに気分はブルーに。
そんな帰り道で思わぬSタイヤの威力を発見しました。右前輪が外れなかったのでそれを残して他のタイヤはノーマルに履き替えたのですが、わずか1本Sタイヤなだけで強烈なロードノイズが発生するのです。Sタイヤを譲り受けたときロードノイズがひどいとは聞いていたのですが、これほどとは思いませんでした。最初はえらいエンジンがうるさくなったなぁと思ったほど、ロードノイズとは思えないとにかく耳障りな音なのです。時々街乗りなのにSタイヤを履いている人を見かけますが、バネとショックをちゃんとセッティングしていないぴょんきち君と張り合えるくらい忍耐力のある人だなぁと、感慨にふけりながらはやく修理しよ、と思いました。
何日かして近所の中古パーツやさん兼整備工場に行って修理をお願いしましたが、6800円也で無事修理できました。思ったほどの出費でなくてまずはよかったよかった。ノーマルタイヤになり素晴らしく静かになり、やっぱ街乗りはこれじゃなきゃね、と街乗りSタイヤ氏に更なる尊敬の念を感じました。