実はこれを書こうと思いはじめたときからいつの間にやら規則が大きく変わってしまいました。車の改造範囲は毎年のように発行されるJAF国内競技車両規則を参照しないと正確なことは分かりませんし、競技会の主催者によっても規則の解釈により独自の規則があったりします。ですからここではとりあえず最低限、ここまでならまず大丈夫だろうと思われる範囲で説明したいと思います。
ジムカーナでは車の改造度合いとエンジンの排気量によってクラス分けが行われています。
・Nクラスいわゆる無改造クラスです。変更していいのは、
だけです。早い話が殆どノーマル状態ですね。因みにこれ以外の変更を加えた場合は、たとえそれがシフトノブを替えただけでも、Nクラスではなくなります。ノーマル状態から、「あ、このシフトノブかっこいい!」と安易にシフトノブを交換してしまうと、全日本のチャンピオンが乗っているようなAクラスのばりばり改造車と一緒に走らなければなりません(^^;。どうも納得がいきませんが仕方ありません。一方その車に最初から装備されているものはO.K.です。まあフレッシュマン戦(ビギナー向けのシリーズ)以外は余りクラス設定されていません。ですがNクラスが設定されていなくてもその上のAクラスとして出場すれば、圧倒的に不利な点を除けば、問題ありません(^^;。
- タイヤ...公道走行の許される一般市販タイヤ。いわゆるSタイヤもO.K.。
- シートベルト...4点式等のベルトを競技会場でのみ使用するのはO.K.。
- ロールバー...正しく取り付ければO.K.。
・Aクラスいわゆる「ナンバー付きである程度改造してもよい」クラスです。たいていの人はこのクラスで競技に参加することになると思います。Nクラスに比べ変更(改造)してもいい点はたくさんありますが、大前提として「通常の車検に通る状態である(保安基準に適合している)」ことを忘れないで下さい。まあ競技会場でのみという前提で車検に通らないことをしてもいい場合もありますが、まあそれは置いておきましょう。変更可能点はたくさんあるのでとりあえず大まかに挙げてみますと、
と、ざっと書きましたが、細かいところは個別に確認していただくしかありません。また1998年から規則が大幅に緩和の方向で変更になるので注意が必要です。ただ余りにも大幅な変更のため、もしかしたら競技主催者の判断で限りなく1997年の規則で競技が開催されるかも知れないという話もあるので、競技に参加しようと思われている方は慌ててマフラー等を交換してしまって後悔しないように(^^;して下さい。
- エンジン周り...プラグ、プラグコード程度以外は変更不可
プラグ、プラグコード以外には、オルタネータ、サーモスタット、セルモータ、バッテリーは交換可能です。つまり基本的にエンジン周りはノーマル状態で、ということです。勿論見えないからといってECUを交換するのも駄目です。吸排気系であるマフラー、エキゾーストマニホールドも勿論駄目。エアクリーナは材質や形状を変更しなければO.K.です。噂によると1998年からはマフラー位はO.K.になるとかならないとか...。- 足周り...ピロボールを使わなければとりあえず大抵はO.K.
1997年の規則で足周りはかなり緩和されました。車高調整式のショックもO.K.です。但し保安基準通り最低地上高は9cm以上を確保しなければなりません。細かく言えば標準状態から4cm以上下げてもいけないようです。ブッシュ類も材質を変更しなければ強化品も使えます。Aクラスでは足周りとタイヤが改造の要と言えるでしょう。ただ私は今のところそのどちらもノーマルなのでどれくらい変化があるかはお伝えできないのが残念です(^^;。- タイヤ...極端にサイズが異なる、また溝が全くないタイヤは駄目
基本的にNクラスと同じです。スペーサーでオフセットを合わせるのは駄目なようです。勿論タイヤがフェンダーからはみ出すのは論外。タイヤサイズに関しては、JATMA YEAR BOOKというものに記載されている、標準装着サイズに対する許容範囲内であれば大丈夫です。まあ1インチアップで扁平率ダウンくらいの常識的なサイズアップなら問題ないでしょう。- ブレーキ...パッド交換以外は駄目
ブレーキホースや、ローターは交換出来ません。つまり他車種の移植も駄目です。- 駆動系...ミッション自体を変更しなければO.K.
リミテッド・スリップ・デファレンシャル・ギア(LSD、ノンスリ)の装着、強化クラッチ、フライホイールの変更は可能です。- その他
ステアリング、シート、シフトノブ、シートベルト、ロールバー、補助メーター等は変更可能です。エアロパーツも甚だしくなければ取り付けられるようです。但しペダル類は変更不可です。また陸運局に改造変更を届ければ後ろの座席を取り外すこともできます。また標準装備でアンチ・ロック・ブレーキ(ABS、ALB)がついていた場合、ヒューズを外す等でそれを解除してはいけません。これはどうしてかなぁと思いますが、まあ決まりですから(^^;。
因みにこれらの規則は、主催者の判断で「厳しくする」事は出来ても「緩和する」事は出来ません。ですから来年の規則を「厳しくして」今年の規則で競技を主催するのは問題ありません。排気量区分に関してはA1〜A4まであり、A4以外は2輪駆動車であるという前提があります。
- A1クラス:1300cc以下。実質シティのワンメーク状態(^^;。
- A2クラス:A1を越えて1600cc以下。シビック、CR-X、ミラージュ等の小型車。
- A3クラス:A2を越えて1600ccを越えるもの。MR2、インテグラ、FTO等。
- A4クラス:排気量に関係なく4輪駆動車。インプレッサ、ランサーエヴォルーション等。
に分けられます。因みにこれは自然吸気(NA)のエンジンの話で、ターボ車は排気量×1.4で出てきた数字のクラスになります。またロータリーエンジン(ってRX-7かコスモしかない?)の場合は排気量が小さいため、排気量×1.5の数字が適用されます。
・Cクラスいわゆる「ナンバーなしでとっても改造してもよい」クラスです。改造範囲が広い分速い車に仕上がりますが、お金もかかり、ナンバーがないので自走して競技に参加することが出来ないため、運送も大変でしょう。従ってよほどの気合いがないとこのクラスで参加することは難しいと思います。従ってこのページではこのクラスの改造範囲は省略させていただきます(^^;。市販車ベースでとにかくかなり改造できると思って下さい。
・Dクラスいわゆる「何でもあり」クラスです。一定の安全基準を満たしていれば、シャシーからボディから一から新しく作ることが出来ます。Cクラスよりずっと速い車を作ることができますが、お金も更にかかりとても大変でしょう。従って強烈に(^^;気合いがないとこのクラスで参加することは難しいと思います。従ってこのページではこのクラスの改造範囲も省略させていただきます(^^;。でも観戦していて面白いのはこのクラスだと思います(^^。
ということで、まあ殆どの方がAクラスで参加されることになると思います。でもAクラスでもフルに改造すればなかなか気合いの入ったマシンになります。ただそういう車を普段の足として使うと、同乗者からクレームが出るかも知れませんのでご注意下さい(^^;。
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Created by A.Kukutsu (Last updated in Dec. 8, 1997)
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