ひょんなことからS2000に乗るチャンスがありました(^^)。
ゴールデンウィークの休みに実家に帰省したところ、妻の実家に着いたとたん思わぬことが待ち受けていました。出迎えに来てくれた義理の妹(以下Aちゃん)が「車買ったの」。「え、何買ったん?」「えへへ、S2000!」「うそ〜〜〜〜〜〜〜!」。
こうして私の予期せぬ嬉しい出来事の幕は開けました。ただその日は夜遅く着いたので、はやる気持ちを押さえて明日見せてもらう(ちょっと離れたところにおいてあるそうなので)ことにしました。
さて翌日朝ご飯を食べた後、Aちゃんはまだ起きて来ていなかったのでとりあえず半年間ほったらかしにしてみるも無残な^^;私の愛車を洗うことにしました。と言っても何故か最近洗車意欲がわかない上に、その日は強烈な晴天だったので、さくっと水洗いのみを手早く済ませようと車を洗い始めました。
洗ってるうちに別の色になっていく^^;愛車を見ていると嬉しくなり思ったより熱が入り、結構時間が経ってしまいました。終わりかけて細かい仕上げをしているとそのうちAちゃんが降りてきて、「車取ってくるね」と嬉しい言葉をかけてくれました。おっと、運転するのにメガネを持ってこなきゃとメガネを取りに行って降りてきてみると、ありました、そこには、ブルーメタリックに輝くS2000が(倒置法)。
1年待ってつい1月末に納車されてまだ1600kmしか乗ってないとの事でしたが、あいにく雨にやられて汚れていました^^;。また猫にやられて既にボンネットに傷がついてしまっていました(;_;)。でも当然私には懐かしい新車の匂いがぷんぷん漂っていますし、何と言っても、大阪でも時々しか見ないS2000が目の前にあり、しかもこれから(多分^^;)運転まで出来るというのですから、もう嬉しくないはずがありません。
はやる気持ちを押さえてまずは外見を一通り見回しそれとなくコメントしました。基本的に私はS2000が好きなので当然いいなぁ、というコメントが殆どです。その後一応、いや、当然^^;遠慮ぎみに「運転してみていい?」と聞くと「どうぞ」と嬉しい返事が(^^)!
早速運転席に座ってシートを合わせました。しかし驚くことにハンドルのチルトがない!のです。ま、私にとって問題ないポジションだったのでそれくらいは気にするほどではありませんでした。ペダルはアルミのスポーツ風。アクセルとブレーキペダルの間隔もヒールアンドトウがやりやすい位置に。さてチタンシフトノブに目をやると、「おお、6速やったね」「そうなの」「バックはどうやるの?」「押しながらこう(と助手席から実演)」「あ、これなら1速と間違えないね」。
余談ですが、車高調を譲り受けたO氏の先輩のY氏はカローラセダンの6速MTに乗っていらっしゃって、その方がカローラのは1速の奥にあるので、一応ブザーが鳴るけど使いづらいとおっしゃっていたのをそのとき思い出したのでした。
さあ1速に入れてスタート。お、割とスムーズにスタートできました。うちの車より簡単やん、と思ったほどでした^^;。MTのFRを運転するのはロードスター以来8年くらいぶりです。またシフトストロークも短く、カチッという感じで決まりますが、まだ余り乗っていないせいでしょう、時々渋さはありましたが、じきに馴染んでくると思います。多分ドライブシャフトのせいでシフトコンソールが高い位置にあるので基本的にシフトはしやすいです。コンソールに腕を預けて手首の動きだけでシフトが出来ますから。ただ相対的なシフトのフィーリングはロードスターの方が良かったように記憶していますが、うちのフェリオと比べたらS2000も当然のことながら月とスッポン、文句なしにシフトが楽しくなるフィーリングです。
さてちょっと広い道に出たので、ちょいとアクセルを踏み込んでみました。おお、なんじゃこりゃ!比べる対象が根本的に間違っていますが、うちのフェリオとは比べ物にならないくらいトルクが太い(^^)。S2000は重いとよく雑誌に書かれていて、私もそういう先入観を持っていたのですが、そんなことは全く私には感じられませんでした。ちょっと乗っただけでもエンジンのフィーリングとギア比の関係で、シフトチェンジが楽しくてしょうがなくなりました。うちのフェリオでも買ったときはそうだったはずなのですが、S2000はまた別次元の楽しさです。まだ1600kmなので「まだ慣らしだよね」と尋ねると、「最近の車は慣らしいらないんでしょ?」「いやでもしないよりはしたほうがいいと思うよ」「でもとりあえず(お父さんには内緒で)7500rpmまではまわしたよ」とのことだったので、もうちょっとアクセルを踏み込んでみました^^;。
とりあえずVTECが効くポイントは6000回転前後で、やはりそこから先は未体験ゾーンでした(^^)。O氏のEK9も素晴らしかったのですが、S2000は、まあ排気量が400ccも違うので当然ですが、その上を行きました。NAとは思えない加速感でした。友人のジェミニクーペターボもかなりな加速感でしたが、ターボがなくてもこれだけの加速はできるんだなぁ、と感慨にふけりました。余りの楽しさに、これは内緒ですが^^;、一度9000回転のレッドゾーンに突入してしまいました。リミッターが効く前に辛うじてシフトできたので、多分、気づかれなかったと思いますが、気づいてたらAちゃん、ごめんねm(__)m。足回りは、改造した足回りを知った今の私には、まあ適度な硬さね、という感じです。いくら生粋のスポーツカーとはいえ、やっぱり市販車と改造用のパーツとは一線があるようです。また6速MTは、6速からでも加速できます^^;。そのためエンジン回転は常に結構高く、静粛性は、はっきり言ってありません^^;。6速でたらたら走れるんですからね。しかしオープンで走っていると、エンジン音が適度に耳を心地よく刺激し、不快感は全くありません。
運転席の後ろにあるちょっとしたプラスチックの風防を立てて窓を閉めるとフルオープンでも不快な風の巻き込みは殆どなく、オープンエアが満喫できます。妻の実家はひなびたところにあるので、この季節は非常に快適です。まさに今日(2000年5月5日)のような日に乗る車ですね。
さて15分ほど試乗してS2000を満喫して戻ると、妻と子供が「遊園地に行く時間だ」と待っていましたのでとりあえず愛車のフェリオで近所の遊園地にGO!ところが、我が愛車に乗ってみて愕然としました。何じゃこのふにゃふにゃな車は^^;?短時間ではありましたが、体はすっかりS2000に馴染んでいたのでした。それほど運転しやすい車だったのです。それに比べると可哀想ですが、我がフェリオはちっとも前に進みませんし、シフトフィーリングはふにゃふにゃで、クラッチもいまいちつながりがはっきりしないし、こんなに重たい車だったかなぁ、とちょっぴり、いや、かなり残念になりました。
遊園地では何故か下の子がぐずっていたので、その日は余りにも暑かったため私は下の子を連れて一旦妻の実家に戻ることにしました。その時は多少フェリオの感覚を取り戻し、ちょっとほっとしました。
下の子が寝てしまったので義母と世間話をしていると、義母が気を使ってくれて、下の子は義母が見てるのでAちゃんとドライブに言ってきたら、と言ってくれたので、ラッキーなことにもう一度S2000に乗るチャンスをゲットしました(^^)。
さて今度はもうちょっと遠出ができるのでもっとS2000を満喫することが出来そうです。まずはエンジンをかけるところから(さっきは持ってきてくれたときにエンジンはかかりっぱなしだったので)。ご存知のようにS2000はキーを回してエンジンをかけるのではなく、レーシングカーのようにボタンを押してエンジンをかけるようになっているのです。キーをオンにしボタンを押すと、あれ、うんともすんとも言わないぞ。「クラッチを踏まないとエンジンかからないの」。おお、なるほど、最近の安全装備の一環ね。まぁミッションのためにもクラッチを踏んでエンジンを始動するのはMT車の基本で、普段から私はそうしてるのですが、今回はオープンのためと横着して乗りこまずにボタンを押したので思わぬ機能が発見できたのでした^^;。さてエンジンは極めて快調に、かつカッコ良く始動し、さあ出発!
ちょっと遠出なのですが、広い道は車が多いと思いそこを外して行ったので、逆に狭い道が多くアクセルが思ったように踏み込めませんでした^^;。行き違いのためにとまることもしばしば。その時は慣れない車幅間隔に(フロンとノーズが長く、幅も広い)かなり戸惑いました。しかしゴーストップが多い分、ゼロからの加速感やシフトダウン時のヒールアンドトウを堪能することが出来ました。本当に小刻みなシフトチェンジが全く苦にならず、むしろ積極的にチェンジしたくなるのです。うちのフェリオの場合は最近いかにシフトチェンジをしないかを考えて乗っているというのに^^;。
狭い道を抜け、誰もいない山道に出ました。さあ、本領発揮、と言いたいところですが、勿論私のテクはなく、ましてや大切な人の車(「大切な」は人と車の両方にかかる)なので、当然節度のある範囲でです。登りも全く苦になりません。ああ、素晴らしいS2000よ(擬人法)。今日はなんて好い日なんだろう、Aちゃん、ありがとう。でもちょっとだけ調子にのって下りで僅かにタイヤが鳴ってしまい、Aちゃんに指摘されてしまいました^^;。
山道が終わった後、Aちゃんは「もう一回山道行く?」と嬉しいことを言ってくれましたが、余り調子に乗って折角の心地よい興奮が冷めてしまうような事態になるのも困りますし、また妻と上の子を遊園地に迎えに行く時間が迫っていましたので謙虚に帰ることにしました。
妻の実家に戻り、再び仕方なく愛車フェリオに乗り換え、そう、当然S2000は二人乗りなので実用上は余り使えない車なのです^^;、遊園地に向かいました。今度はさっきに増してS2000と長く触れ合ってしまったので、我が愛車フェリオは、操作感がふにゃふにゃでちっとも前に進まないのに乗り心地だけは悪い、と言う車に成り果ててしまっていました^^;。フェリオ、おまえは悪くない。S2000が素晴らしすぎるんだ。でも浮気してごめんねm(__)m。
その日私の実家に移動するときにはいつものフェリオに戻っていました。よかったよかった。でもS2000よ、夏休みにまた会おう(^^)!しかしS2000でこんなにすごいんだから、ポルシェとかフェラーリって一体...。