世界初?チェロに関するFAQ
万が一チェロを始めてみたいなぁとおっしゃる方がお読みになった時に参考になればと思い、いつもの様に思い付くままに書き綴ってみました。そのうち充実させていきたいです。皆さんももし質問があればぜひお寄せください。
- ・チェロって何ですか?
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大変難しい質問です^^;。でも誰もが思うことだと思い敢えて載せてみました。今後もこの項は充実していくことと思います。
チェロ(英cello)〈セロ〉:バイオリン属擦弦楽器の一つ。歴史的にはバイオリンより約二世紀おくれて一七世紀のイタリアに発達。独奏楽器および管弦楽・室内楽のパートとして花形楽器の一つとなった。バイオリンに比し全長は約一二〇センチメートルで二倍、音高は一三度低い。演奏者は椅子にかけ、脚棒を床に立てて弓を水平に運動させて弾く。
(Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988.国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988.)
とわかったような、わからないようなことが定義の様です^^;。もう少し補足しますと、
・弦、弓の毛、調弦用の調整つまみの近辺を除き、基本的に木で出来ています。
・弦は4本。一番高い音の出る弦から順にラ(A)、レ(D)、ソ(G)、ド(C)に調弦されます。
高いラと言っても低いのですが(笑)。
・弓はバイオリンよりも短い。
・ブランデーのCMでおじさんがタンゴを気持ち良さそうに弾いている、あれです。
知っている人は知っている、知らない人は知らない、そんな楽器ですね^^;。
- ・どうやって弾くのですか?
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とても文章では説明できません。うちに来てください、説明いたします(笑)。又はこちらが技術的なことについて参考になると思います。
...では余りにも不親切ですね^^;。おおざっぱに説明しますと、
1.ケースから楽器、弓を取り出す。
2.椅子を準備し、座る
3.弓に松やにをつける。
4.チューニング(調弦)を行う。
5.右手に弓を持ち、体の中央よりやや左側に楽器を構え、エンドピン(脚棒)を調整する。
6.弓で弦をこすり、弾く。
加えて多くの場合は譜面台を準備し、譜面を見ながら演奏します。
他の楽器と違って特徴的なのはずばり「2」でしょう。チェロの場合曲がりなりにも演奏をしようと思ったら必ず椅子に座らなければなりません。立ったまま、或いは床に座ったりして演奏することは基本的に出来ません。そりゃエンドピンを思い切り伸ばせば立っていても音は出せますがちゃんと演奏が出来る訳ではありません。この椅子に座らなければならないというのが結構厄介です。純日本建築の家に住んでいてさあチェロを始めようとした時、必然的に椅子も買わなければなりません。しかも事務椅子の様にタイヤがついていては駄目です。チェロを買う時は椅子も予算に入れておいてください。
- ・目印もないのにどうやって音程をとるのですか?
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はい、これが私もチェロを始めた当初疑問に思いました。至極ごもっともな質問です。
実は他の人には見えない様になっている特殊なインクで、指板と呼ばれる弦が張ってあって指で押さえる黒い部分に印をつけて...、いる人もいるかも知れませんし、本当の初心者の頃は鉛筆やテープで印をつけたりすることはあります。
しかし、ここからは急に哲学的なことになりますが、「音程をとる」ということは決して物理的な目印に対して指でその場所を押さえられるように訓練することではありません。本当に正しい音程(厳密には音の物理的な周波数、ピッチですね)とは状況によってこの世に一つしかないのだから押さえる場所一点しかない筈で、そこを押さえる練習をするのだろう、と思われるかもしれません。しかし弦楽器、管楽器においては、例えば所謂「ラ」の音は平均律で言うと440Hzかもしれませんが、へ長調(ファで始まる音階)の「ラ」は本来決して440Hzではない筈です。いや話がややこしくなるので「ラ」の440Hzは絶対なものと仮にしますと、ハ長調の「ファ」とへ長調の「ファ」の周波数は違います。この辺がピアノの様な平均律の楽器と音程に関する観点が大きく違うところです。合唱をやっておられる方はピンと来るものがあると思いいます。
音階や正律、正調の話になるとややこしくなりすぎますが、弦楽器を弾く以上は少なくともピアノと合わせない限りは平均律で演奏することはないでしょうし、演奏したら音程や和音が少々奇妙に聞こえます。従いまして同じ「ファ」の音でも、いつも同じ場所を押さえればいいのではないということはお分かりいただけるかと思います。しかし勿論ある曲の中の一つ一つの音は絶対的に一つしかありません。ただ同じ曲中の「ファ」の音でも場合によっては違う音だと言うだけのことで、曲の最初に出てくる「ファ」なら「ファ」はいつも同じ音です。
ではどうするのでしょう?それは私にも分かりません(おいおい)。ただ言えるのは、これは良く言われることなのですが、「音程は耳でとる」ということが究極のだと思います。もっと言いますと「音程は心でとる」(あぁ恥かし^^;)と言うことでしょうか。私自身が音感がいいとか悪いとかは分かりませんが、とにかく自分の中で音程のイメージがないと音程はとれないと言うことです。それがあって初めて、今自分が物理的に押さえた場所が正しいのかそうでないのかが分かる訳です。決していつも印をつけた場所を押さえれば「ファ」の音が出る訳ではないのです。
従いまして「音程をとる」には、まずその音をイメージし、その音がするだろう場所を押え、確認するというステップになるのではないでしょうか。結局、イメージ通りの音が物理的に押さえられるように練習しているのだと私は思います。皆さんはどうですか?
- ・うちのアパートで夜中に練習しても大丈夫?
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多分お止しになった方がよろしいかと思います。チェロは比較的大きいので音量も大きいですし、、音域も低いので遮蔽物を伝わりやすいため、多分極めて防音対策が施された部屋でないとかなり近隣へ音が漏れると思います。またエンドピンを床に接触させますから、1階以上に住んでいらっしゃる場合床を通じて階下の天井に響くことにもなるでしょう。
そりゃロストロポービッチやマイスキー、ヨーヨーマ等が近所に住んでいてくれればいくら夜中に彼らの演奏が聞こえてきてもラッキーかもしれませんが、私のような者が夜中に練習していてあなたが階下に住んでおられたら不幸以外の何者でもないでしょう。
ただチェロにも「消音器」なるものがあり、その鉄の爪のような道具を駒の部分に装着することでかなり音量を押さえることが出来ます。これなら日中の練習くらいなら勘弁してもらえる(と私は信じて練習しています)でしょう。しかしそれでも夜中は厳しいと思います。それほどチェロは大きな音が出ます。
どうしてもとおっしゃるあなたは、某社から発売されている「サイレントチェロ」なるものを購入されるか、防音室をお作りください。
- ・チェロっていくらくらいで買えるの?
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これもごもっともなご質問です。下は家具屋さんで売っていそうなチェロの形をした工芸品で一応音が出るものから、上は値段もつけられないようなものまであります。何でもいいからとにかく安くということであれば、弓も合わせて15万円くらいで買えると思います。一応続けるつもりなので適当なのをということであれば50〜100万程度でしょう。お金の使い道にお困りの方は、どうぞお好きなものをお買いください。
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Created by A.Kukutsu (Last updated in Feb. 4, 1999)
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