私だけが知っているシリーズパート2です(^^;。ブラームスは生涯に4つの交響曲を残しました。
とってもとっても苦労を重ねてようやく完成した1番、1番で肩の力が抜けてややのびのびと書けた2番、円熟味を増しながらより室内楽的なシンプルさを求めた3番、そしてわびさびの世界に突入した4番と、どれを取っても私が敢えて言う必要のないくらい素晴らしく、皆同じながらも(^^;それぞれがちゃんと持ち味を持っている、誠に傑作揃いです。
彼の全ての交響曲4曲共が殆ど同じように並んで評価されるというのも凄いことです。まあ数が少ないこともありますが、それでも同じくらいの数の交響曲を残しているシューマンやメンデルスゾーンも、彼らの交響曲全てが同じように扱われているかと言えば、必ずしもそうではないでしょう。
さて彼の4つの交響曲を細かく分析し出すと色々なことに気付きますが、細かいことはまた別の機会に置いといて(^^;、ここではブラームス自身さえ気付いてなかったかも知れない(^^;;;、4つの交響曲を通しての秘密を探っていこうと思います。
第1交響曲:ハ短調短調の間に長調が挟まっていますね。でも余り面白くありません(^^;。ハ、ニ、ヘ、ホ?ハ、ニ、ホ、ヘだったらまだ面白かったかも知れませんね。ん?、待てよ、ハ、ニ、ヘ、ホ、...、ハ、ニ、ヘ、ホ?何かを思い出しませんか?階名に直すと、「ド、レ、ファ、ミ」。はい、皆さんもうお分かりですね(^^。モーツァルトの「ジュピター音階」ですね。チャイコフスキーがモーツァルトを敬愛していたという話は有名ですが、ブラームスがそうであったという話は余り聞きません。また彼の作風もモーツァルトを模倣したと見られる所は、まず、見あたらないような気がします。モーツァルトにちなんだような(ハイドンバリエーションのように)曲も知りません(もしかしたらあるのかなぁ(^^;)。しかし、何とこんなところで、しかも一生を通して、モーツァルトへの敬意を表していたなんて(本当か(^^;)?、やっぱりモーツァルトは誰にとっても偉大な作曲家であったのでしょうか。因みに私個人もモーツァルトの交響曲第41番は全ての交響曲のうちで最も優れたものの一つであると思います。第4楽章のコーダで「ジュピター音階」と共に全てのテーマが現れてきて、いつの間にか一つになってまたフーガが始まり怒濤のように全曲が終わる所なんか、いつ聞いても素晴らしさに涙してしまいます。あ、ブラームスの話をしてたんでしたね(^^;。
第2交響曲:ニ長調
第3交響曲:ヘ長調
第4交響曲:ホ短調
注:ジュピター音階
モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」の全楽章を通じて基調とされているといわれるハ長調でいう「ド、レ、ファ、ミ」という音階のこと。第4楽章では主題として、第3楽章ではトリオ中に短調で現れますが、他の楽章ではあからさまには出てきません(^^;。説明されると「はぁ、なるほどねぇ」という程度です。