4R16検証編

 

 

去年の2009年に登場したセイコーから発売された新型キャリパー4R。

4Rと聞いて、”へ?6Rの国内仕様出たの?”と思った人はバイク好き。

 

セイコーさんの広報だか忘れましたけど、”セイコーから新型キャリパー登場!”と、

取り合えずメディアの宣伝では新型と言っておりましたが、

どこも”7Sのローター磨いただけ”とは大人の事情で言えないようですので、

本当にローター磨いただけなのかと子供ちゃんの私が取り寄せて分解して遊んで見ることにしますた。

見た目はスマートなモデルですが、コレが死ぬほど重く、ブラックモンスターと同じぐらいの重さです。

ダイアルサイズをデカく設計した為にケースの重量が増したからですね。

価格は今までの設定より若干高めの税込み18000円ほどです。

ファイブの盾印が嫌いな人向けと差別化の為の価格設定なのでしょう。

 

価格設定の割りにメイドインジャパンではなく、中華人民共和国製となっております。

個人的にはこのデザイン系はファイブスポーツと被るので止めたほうがいいよ!と思います。

ドレス?系のシンプルなデザインなんかもありますが・・・。

 

さて、こちらの機械、レギュラーファイブとの違いがあるのかとグラファーで検査みますと・・。

 

これは私の知る限りでは出荷状態の精度が良く出ている部類です。

普通の7S26では見たことが無いぐらいで、お世辞抜きでETA2836-2の精度と同等でした。

 

では、中身の違いがあるのかと分解してみます。

 

ケースの肉厚が無駄に多い為に絶望的な重さ・・・・。

鋳造?工程で巣が出来ていますが、これは値段的に文句は言えないのでしょうか?

 

正直、部品構成と見た目の個々の部品の違いは無いようです。

ローターを外してどんどん分解していきます・・・・。

同じくイヤキチネジが採用されております。

スーペリア系の上級?モデルと同じく蓋石が2個追加

   

全部ばらして見ましたけど違いが分かりません・・・w

 

否、ひげぜんまいと香箱ぜんまいの材質が違うよ!全然違うよ!(by MP)と分解して調べますと・・・。

カッターで抉って外します

香箱からぜんまいを取り出す際には、

厚めのビニール袋に入れて香箱芯を押し出すと爆発して飛び出します。

香箱にぜんまいを戻す際には巻き上げ器を使って戻してください。

指の力では涙が出るぐらい辛い作業(賽の河原の何某級)になります。

ぜんまい自体の素材とサイズは厚さ、幅ともに7Sと同じです・・・・・

なんだ・・・同じじゃんwと思いましたが・・・。

 

 

 

ハイ、ちゃんと違います!

受けに軸受けメタルが追加してありますので、

香箱芯の形状とぜんまいの受け側の形状が7S系と変わって細くなってます。

軸は7Sより細く設計されておりますので摩擦が小さくなっています。

 

グラファーで機械をチェックした時の違いはココにあるようですね。

   

念のために各ホゾをホゾゲージで計ってみましたけど、ここは7Sと共通です。

7Sの香箱の軸受けは真鍮にめっきを掛けただけの薄い受けに穴を開けただけですので、

長期に渡って使用すると油切れをおこしますと直ぐに磨耗してしまい、

受けと接触をして止まる。といった具合でしたが、

機械裏側の受けにメタル製の軸受けの追加によって、

7S系より長期に渡って使用することが出来るようになってますね。

 

ただ機械のローターを磨いただけではなく、

香箱の摩擦を減らして精度を上げ、更なる耐久性を持たせた進化版の機械だと思います。

 

ただ、コレは新型キャリパーとしては・・・

 

否、全くの新型キャリパーです!

間違い無く新型の4R16Aです!

凄いぞ!セイコー!世界のセイコー!

みんなも買っちゃいなYO☆

 

ps、広報様、ご覧になられましたら取材許可ください。

 

 

 

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