
魔改56ミリタリー編
ライフワークのゴミ箱漁りをしている際に、小伝馬町のマンションの一角の共同ゴミ捨て場から5606を搭載した
セイコーのロードマチックを発見。

非常にシンプルなデザインでコンパクトにまとまってます。
ダイアルを56グランドセイコー(以下GS)に挿げ替えれば、
グランドセイコーって言われても違和感無いぐらいにカチッとした時計です。
7S弄るのも食傷気味というか、飽きたので56系を魔改造することにしますた。
おまけに手巻きと秒針規制も付いてくるのがいいですね。
クオーツ時計に時代がシフトする寸前まで作られてたこちらの56系。

非常にコンパクトにまとまり、精度も申し分無い6振動の機械です。
んが、カレンダー送りの際の無理な力を逃がす為の樹脂パーツが小さく設計された為に
経年変化で割れてしまい、カレンダー+曜日の調整が出来なくなってしまった固体が多いのが有名です。
ヤフオクでもこちらのパーツの状態が価格を左右しております。
前期型は樹脂の色が白で、強度不足を補う為にカーボンブラック?を追加した黒色もありますが、
やはり経年変化には勝てなかったようです。
初期型だと金属製の送りが付いているというお話を聞きましたが、
金属製だとボキッと折れる→対処して粘りのある樹脂に変更でも駄目→もうちょっと硬くしたけど駄目。
そんな感じなんでしょうか??
とりあえず、送りが無事な固体は夜8時から明け方4時ぐらいまでの間はカレンダー送りしないほうが吉。
で、壊れたカレンダー周りのパーツは無かった事にして、ノンデイトにしちゃえばいいじゃんw
という神掛かったパーツをオクでゲット。

56系の固体数が多い日本ではならのパーツです。
古典的なミリタリーダイアルですっきりしたデザインですね。
こちらの裏蓋が無く、風防を外してから機械一式を持ち上げて整備をするワンピースケースモデル。
昔に流行った防水ケースで、整備の際の注意書きが親切丁寧に掛かれてます。
オメガだと”ツール10X買えw”と書かれてますねw

裏蓋を開けて日差調整が出来ないので、ちゃんと搭載する前に整備しないと後で面倒になります。
KS,GSのワンピースケースですと分解せずともねじ回しで日差を調整できる穴が開いています。
んが、パッキン類が加水分解した状態だと水分収集穴と化すので注意です。
早速、機械の程度をチェックしてみますと・・・。
ガワのヤレ具合と比べ、前のオーナーの方の扱いが良かった為に機械にサビは一切無く、

グラファーに掛けて見ましてもオイル切れで降り角が落ちているだけで、
ネジもOHした形跡も感じませんし、巻き上げ周りにもヘタリを感じない良い状態です。
ので、注油整備とガワの垢落としのみで済ませます。
拘束角は52度となっていますが、正確な拘束角が分からないので知っている方教えてください・・・。
先ずはベゼルの隙間を探して抉ってはずし、

風防を風防引っこ抜き器で外し、
オシドリを押しながらリューズを引っこ抜き、機械とケースの隙間にあるリングをずらすと一式外れます。



針とダイアルを交換。

干支足を留めるネジを2箇所開放してダイアルを外して交換します。

不要になるカレンダー周りのパーツを外して・・・・

針は夜光を落としてからガラス繊維で足を付けてからつや消し白で塗装。

秒針は植村モデルでお馴染みのセイコーダイバーセカンドモデル用の社外品をチョイス。

夜光はトリチウムガス式夜光のミリタリーを意識して、青発光夜光に蛇足でオレンジ夜光。

風防の傷取りをして装着しようとしたら、風防がどっかに行ってしまった為に、

スイスのA☆F社扱いの硬質アクリルの汎用風防30.1ミリに変更。
古いストック品の為に風防内側にカビが発生し、深くまでカビの菌糸がはいってるので、
普通は触ってはいけないプラ風防内側を研磨してから装着。

ケースの傷取り+研磨が面倒なので、そのまま手作業で簡易ヘアライン加工して終了。

時計用ヘアライン用消しゴムなぞは使わずに、DIYで買えるサビ取り消しゴム中目で擦っただけ。
荒めの方がラインがくっきりしそうです。
後はバンドをNATO風味の適当なナイロンバンドをくっつければ完成。

夜光は誤認防止に色を変えて、更にミリタリーテイストを明後日の方向に加速。。。。

56系のコンパクトさ+ワンピースケースのお陰で、
機械式ミリタリー時計で有名なCWCの手巻きより薄くまとまっています。
左のミリタリー風セイコーと比べましても
これは素でカッコいいと思いますが、どうでしょ??

これでダイアルに桜Qの自衛隊官給品印、裏蓋に官給品番号入ってたら更にカッコいいwww
んが、
それやったら公文書偽造罪になっちゃいますw