
魔改サードダイバー編
セイコーダイバーシリーズも、現行のSKX007シリーズで5代目となります。多分。
6309を搭載したサードダイバー(3代目)以降は海外生産にシフトし、以降は日本で生産することはなくなりました。
メイドインジャパン表記の現行モデルもたまにありますが、これは日本組み立てと言う意味です。
今回は不動品のセイコークオーツダイバー(7548-7000)を入手しまして、こちらを分解して遊んで見ることにしました。


左)とりあえずベゼルインナー交換してみました・・
こちらのモデルはシリアル365XXXXですので、1983年6月に製造されたモデルです。
1983年といったら初期型GPZ900R忍者が誕生した年ですね。
と、訳の分からない時代背景を懐かしむのを中止して、早速こちらの機械を見てみます。
現状では不動品で電池を交換してもピクリともしません。
ICの小型化が進む前の機械ですので、作りが大きくメンテナンスも楽です。
クオーツASSYは樹脂製で出来ており、基盤は使われておらず真鍮製の配線を使っています。

良くあるパターンの真鍮の接触面が酸化被膜に覆われて、接触不良で動かなくなったのかと調べてみます。
クオーツASSYは無事でしたが・・・。
どこぞの下手が電池交換の際にドライバーを滑らせて、コイルに直撃して断線しておりました。

既にパーツは絶版ですので、死亡確認後に惜しまれながらパーツ取りのガラ箱逝きとなりますた。
タダ単にパーツ取りにするのは面白くありませんので、このガラを活用して見る事にします。
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こちらのケースを流用して、催眠ガスを発射・・・・するのは無理ですので、
ケースの内側に機械取り付け溝を彫れば、52系の8振動が積めるなあ・・・と、
ガラ箱を掻き回ぜたところ、パーツ欠品中で放置してあった6309-7040(サードダイバー)のガラを発見。
見比べてみるとクオーツダイバーの機械7548と自動巻き6309って共通パーツがありそうなので見てみます。

巻き芯の形状は7548、6309と共に共通です。リューズ一式交換できます。
巻き芯穴センターも同じですので、サードダイバーを7548クオーツ化したりできます。

カレンダー周りのパーツも共通ですので、7548の曜日ディスク、カレンダーを新品の6308B(曜日無しモデル)に移植。



↑7548→6308B(6309)に移植済み
機械を固定する樹脂スペーサー、リングも共通(7548-7000と6309-7040)。

※写真の6309の樹脂スペーサーはファイブ用なのでリューズ周りが狭く、ダイバー用リューズチューブに接触しますので、
7548のダイバー用スペーサーを6309(6308B)に移植します。
7548-7000のケースパーツもミドルケース以外は6309-7040と共通です。
ベゼル、ベゼルインナー、ガラス、ガラスパッキン、ガラスパッキン受け、ガラス押さえリング、リューズ一式も共通です。
針の穴サイズも7S26、70系、63系の自動巻きと7548クオーツは同じです。
上記のクオーツダイバーのパーツをサードダイバーに移植して復活させてみます。
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ダイアルは香港製の社外品です。
干支足(文字盤裏の足)の位置も7548、6309共通ですので、
こちらの香港ダイアルをクオーツダイバーに積んだりもできます。


※文字盤裏に判子が押されていません。綺麗な中古のサードダイバーはこちらの穂あでょkrjへいあdjf・・・。
微妙にセンターが狂っていますので、中心穴をリーマーで加工して広げました。
針も社外製のサードダイバー用を仕入れたのですが、このまま純正風に仕上げても面白くありません。ので、
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ダイアルに黄色夜光を手で盛って見ることにしました。


コレが純正ダイアルでしたら、セイコーコレクターの御方からクレームが付きそうですが、
既にガッチャ状態のヨゴレ時計なので、自分の好みでカスタムするのも宜しいと思われ。
これだったら次にこの時計を手にする人、その次の人も純正と混同することもなさそうですw

息を止めて指先に集中して、シンナーをたっぷり嗅ぎながら完成。
半乾き中に機械に文字盤を仮装着しようとして、9時位置の夜光が潰れてしまい、
泣きながら取り繕った跡が痛々しいですが・・・・・・。


あとは汚れたベゼルインナーと針を魔改造すべく、ヤフオクで仕入れたパーツを組み込みます。

針は、真鍮に白塗装された物の夜光を落としてつや消し黒に再塗装します。
写真では乾燥前なのでモッコリしていますが、乾燥後は違和感無く仕上がります。

夜光はダイアルと同じオレンジ夜光を盛りました。
ベゼル、針はサードダイバー以降のサイズは共通ですので、加工無しで装着できます。
古いベゼル交換の際には、

①ベゼルをコジリ、若しくは包丁でこじるとポコンと外れます。


②裏からベゼルインナーとベゼルの細い隙間に細い何かを押し込んでベゼルインナーを均等に浮かす。
いきなり一箇所だけ持ち上げるとアルミ製のインナーが歪んで再利用が難しくなります。

③これではずれました。

④ベゼルに残った両面テープの糊をシンナー(薄め液等)で綺麗にする。

⑤ベゼルインナーを挿入します。(サードだと平口ペンチに傷防止布を被せて均等に挟み込む)

ガラスは社外品のレンズガラスを使用し、

クオーツダイバーからガラスパッキン受け、ガラスパッキン、ガラス、ガラス押さえ、ベゼル、リューズを移植してガワは完成。

①ガラスパッキン受け ②ガラスパッキン ③ガラス ④ガラス押さえ ⑤ベゼル=サード、クオーツと共通部品です。
機械(6308B魔改)に7548の樹脂スペーサーを装着し、文字盤+針を装着してからガワにポンと入れて、
リューズを装着後に機械押さえリングを装着して裏蓋を閉めれば完成です。
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バルブ開放で撮影した針の発光色が違いますが、目視では同じです。

コレクター的には邪道ですが、個人的には良いと思いますがどうでしょ?
腕の毛が汚いとか突っ込まれそうですが、成人男性としては薄い方だと思いますw