
爽やかニコイチ・クロノグラフ編
久しぶりにガラ入れの中にある部品を使って時計をさせる事にしました。
最近は時計を弄らず、庭や車ばかり弄っておりましてので更新しておりませんでした・・・。
ソレノイドバルブがぬっ壊れたり、トランスミッションからオイル漏れ、
ラジエーターコアの腐食、ブッシュが磨耗してキコキコ鳴いたり、
板金パテが浮いて来たので自家塗装でウレタンコート。
間違えても993にビックブロック云々と言った車弄りではありませんw
おかげでいろいろと技術が向上しました!
そんな車の残滓ばかり弄っていたわけですが、
今回も時計の残滓をかき集めて時計を作る事にします。
セイコークロノグラフをぶち込んで放置してある引き出しを取り出すと、
セイコーcal.7017クロノが3個分ぐらい溜まっておりましたので、
今回はこちらのクロノグラフ時計を分解、組み立てしてみます。

以前にパーツ取り用に購入したクロノグラフです。
針が欠品している他は特に不都合は無い様子。
クロノ動作中に止まる症状があるだけですので、
とりあえずパーツをとっ外して分解洗浄のみ。
この機械、7017の上位機種の7016になりますと、2軸カウンター計が搭載しており、
玉数が少ないので結構いい値段してますね。(PS4より高い・・・・。)

先ずはケースのプッシャーボタンが噛みこんで戻って来ませんので、
Cクリップを外して分解。

爪楊枝で汚れをほじくります。
全く面識の無い人間の皮脂がびっしり詰まっております・・・orz

100年後だったら、この皮脂の汚れからクローン人間を作れることでしょう・・・・・。
中古の時計ってほんと汚いですねw
こちらのプッシャーの小さなゴムパッキンは硬化しておりますので全く防水性は無いし、
ケースに引っかかりますので、社外品の汎用パッキンを現物合わせで装着します。
軽くケース穴に接触するテンションを確認できたものを装着します。

このセイコークロノグラフのプッシャーボタンは、赤ウマ等の6139、6138のモノと比べますと、
プッシャー芯が太く設計されておりますので、
赤ウマ等の61系は細い真鍮にめっき仕上げでしたので、中古の古い個体は絶対曲がってますw
今ですと社外品でステンレス製がありますので、この辺は割り切って交換するのがいいと思います。
因みに上の写真は洗浄後にもプッシャーがケース穴に引っかかりましたので、
旋盤に固定して歪みを取っているところです。
芯の歪みが取れますと、写真のように振れません。
ケースが完成しましたので、次は機械の掃除を軽く行います。

言わずもがな、こちらの機械はセイコーファイブcal.7009との共通部品を使って設計された機械です。
マジックレバー巻き上げ周りはほぼ同じです。
今ですとファイブの4Rだか6Rをクロノモジュールに乗っけた8Rなんかがありますね。
実売価格で6万ぐらいで出してくれないものでしょうか・・・・・。

専用のセッティング台がありませんので、ケースに戻してから作業します。

角穴車と逆ねじ車を外します。
3箇所のねじを外すとクロノグラフ機構が見えます。

アイディアが詰まった簡素化されたクロノグラフですね。
6138と比べましても部品点数が少なく簡単で楽ですw
1のスタート、ストップボタンからの入力で、
2の爪でピラーホイール?ラチェットホール?を矢印の方向に押し、
3のアームが開閉することにより、垂直クラッチ式のクロノランナーを操作。
アームで挟まれているとクラッチが離れアームが開放になると、
5の矢印のところのランナーリセットカム下にある、
6脚の板バネのテンションに押され、7のガンギ車と連動してセンター針(+クロノランナー)が動く。
この機械の非常に面白いところは、4のリセットハンマーがセンター針が動いていようがいまいが、
構造上いつでもリセットさせる事ができるので、
時間計測中にリセットを掛けると針はゼロ位置に回帰し、
リセットボタンを押している間は垂直クラッチが噛んだまま、7のガンギ車を止めてしまうので、
ハック機能付きのフライバッククロノグラフと言ってもいいのでは?
6のリセットハンマーと無駄穴はcal.7016用の為のモノでしょう。
正式名称が良くわからないギザホイール。
切り替えカム車でしょうか?

裏は回転する事により、3のアームを広げたり締めたりするような形状になってます。

板ばねのテンションでクロノランナーの動作をしてますので、
テンションの掛かったクロノ動作中にフライバックを連発すると余りいい事はなさそうです。

リセットハンマー、アーム類を外して地盤をとっばずし、
香箱、ガンギ車、3番車、アンクル、テンワ周りを外します。

外した部品は洗浄して、適度に注油。

文字盤も外してカレンダー押さえと曜日ディスクを取り外し・・・


機械オモテとウラのテンワの軸石は分解注油。

後は分解と逆の工程で組み立てるだけです。

特に難しいところは無いのですが、
受けを乗せてからガンギと3番車の軸をしっかり探りながらネジを3箇所慎重に締めます。
機械の軽分解掃除が完了しましたのでケーシング・・・・。

そういえば放置してあったタイムソナー・・・。
分解して放置してかれこれ5年は経過している気がします。
否、確か8年以上・・・・思い出せない・・・。
機械はcal.7015ですが、今回分解掃除しました7017と同じです。多分。

とういことで、気が変わりましたので、こちらに機械を装着します。
純正はカレンダーが白銀ですが、こっちの方がカッコいいとおもいます。はい。

針を装着してから気がついたのですが、センター針が馬鹿になってます。。。
ので、適当な秒針くっつけて完成!
微妙にセンターズレましたけど、仮なのでとりあえず・・。

巻き芯とリューズは今回の7017から強奪。

後は秒針を探せばタイムソナーの完成!
そうして、この時計はガラ入れに戻し、秒針を待つ事にしますw
未完!