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| セルフ・ポートレイト |
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Self-Portrait 1970.6.8 |

LP:SONP 50318~19 |
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- All The Tired Horses
- Alberta #1
- I Forgot More Than Youユll Ever Know
- Days Of 49
- Early Mornin' Rain
- In Search Of Little Sadie
- Let It Be Me
- Little Sadie
- Woogie Boogie
- Belle Isle
- Living The Blues
- Like A Rolling Stone
- Copper Kettle
- Gotta Travel On
- Blue Moon
- The Boxer
- Quinn, The Eskimo
- Take Me As I Am
- Take A Message To Mary
- It Hurts Me Too
- Minstrel Boy
- She Belongs To Me
- Wigwam
- Alberta #2
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前作とは違った意味で、異色作といえるアルバムである。というのも、サイモン&ガーファンクルやエヴァリー・ブラザーズのカバーを含め、収録曲のほとんどが他人の曲である。また、オリジナル曲もインストや女声コーラスに歌わせたものなど、ディランの声が聴こえないものが多い。69年のワイト島で行われたライヴ録音の4曲も、決して絶好調とはいえない演奏だ。タイトルの由来も含めて意図が見えにくいアルバムだが、単に彼が気楽に録音したものと思って聴くのがよいだろう。
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| 新しい夜明け |
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New Morning 1970.8.21 |

LP:KC 30290 (US) |
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- If Not For You
- Day Of The Locusts*
- Time Passes Slowly*
- Went To See The Gypsy*
- Winterlude*
- If Dogs Run Free**
- New Morning
- Sign On The Window*
- One More Weekend
- The Man In Me*
- Three Angels
- Father Of Night*
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前作から4か月という短いインターバルでリリースされた本作は、全曲がオリジナル。軽快なカントリーロック調のサウンドをフィーチャーした内容は、リリース当時に評論家筋からも「ディランが戻ってきた」と好評を得た。
ジャジーな曲や、歌の代わりに詞の朗読をしている曲など風変わりなものもある。だが、オリヴィア・ニュートン・ジョンがカバーしてヒットした1曲目やタイトル曲などには、リラックスした音楽作りを楽しむディランの姿が見えてホッとする。
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| グレティスト・ヒット第2集 |
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Bob Dylan's Greatest Hits Vol.2 1971.11.17 |

LP:40AP280~3
CD:SRCS9481 |
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- Watching The River Flow
- Don't Think Twice, It's All Right
- Lay, Lady, Lay
- Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues
Again
- I'll Be Your Baby Tonight
- All I Really Want To Do
- My Back Pages
- Maggie's Farm
- Tonight I'll Be Staying Here With You
- She Belongs To Me
- All Along The Watchtower
- Quinn, The Eskimo
- Just Like Tom Thumb's Blues
- A Hard Rain's A-Gonna Fall
- If Not For You
- It's All Over Now, Baby Blue
- Tomorrow Is A Long Time
- When I Paint My Masterpiece
- I Shall Be Released
- You Ain't Goin' Nowhere
- Down In The Flood
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1971年にリリースされた、通算2枚目のオリジナル・ベスト盤。1967年の第1弾とはダブらない選曲に加え、当時未発表だった曲が6曲も収録されている。
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| グレティスト・ヒット第2集 |
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Bob Dylan's Greatest Hits Vol.2 1971.11.17 (米国盤) |

LP:S62911 (US) |
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1. I want you
2. One of us must know (sooner or later)
3. It takes a lot to laugh it takes a train to cry
4. Just like Tom Thumb's blues
5. Masters of war
6. Chimes of freedom
7. Just like a woman
8. Obviously five believers
9. Rainy day women 12 and 35
10. Gates of Eden
11. Leopard skin pillbox hat
12. Absolutely sweet Marie
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| ビリー・ザ・キッド |
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Pat Garrett And Billy The Kid 1973.7.13 |

LP:SOMP70
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- Main Title Theme (Billy)
- Cantina Theme (Workin' For The Law)
- Billy1
- Bunkhouse Theme
- River Theme
- Turkey Chase
- Knockin' On Heaven's Door
- Final Theme
- Billy3
- Billy7
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これは、サムペキンパーの映画のサントラとして製作されたもので、ディラン自身も、本当のビリーザキッドの話しでは出てこないが、ナイフ投げの青年として出演もしている。
出来上がったフィルムを見ながら、作ったものらしく、どこに流してくれとの要求も出したようなのだが、ディランの意思とは別の箇所に使われているらしい。
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| ディラン |
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Dylan 1973.11.16 |

LP:FC-32747 (US)
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- Lily Of The West
- Can't Help Falling In Love
- Sarah Jane
- Mr. Bojangles
- Ballad Of Ira Hayes, The
- Mary Ann
- Big Yellow Taxi
- Fool Such As I, A
- Spanish Is The Loving Tongue
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ディラン15枚目のアルバムは、摩訶不思議なレア・トラック集であった。タイトルはそのものズバリの「ディラン」。オリジナル・アルバムのジャケットには演奏ミュージシャンのクレジットは何もなく、ただオリジナル・レコーディング・セッションのプロデューサーがボブ・ジョンストンであることだけが告げられていた。このアルバムの発表の経緯については、すでにいろいろな解説書で触れられているとおりであるが、ディランはこの時期、デビュー以来ずっと契約していたコロンビア・レコードを離れ、アサイラム・レコードに鞍替えをしたため、慌てたコロンビア・レコードがたまりにたまっているレアな未発表トラックを放出したというのが理由のようだ。今となってみれば、レア・トラックの数々がブートレッグ・シリーズ等により正式に聴けるようになったため、驚きはないが、当時としてはこれ以外のレア・トラックを早く聴きたいというストレスに悩まされていたことだろう。収録された曲はすべて他人の曲で占められていたが、オリジナル・レコーディングが《Self
Portarait》でのセッションからのものが中心であることから納得はできる。それにしても寄せ集めにしては結構いいあるアルバムであるという気がする。
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| プラネット・ウエイブズ |
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Planet Waves 1974.6.17 |

LP:P-8420Y |
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- On A Night Like This
- Going, Going, Gone
- Tough Mama
- Hazel
- Something There Is About You
- Forever Young
- Forever Young 2
- Dirge
- You Angel, You
- Never Say Goodbye
- Wedding Song
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1974年にザ・バンドがバックをつとめた最初の公式アルバム『Planet Waves』が出た1974年、ディランはすでに彼らとは10年ほどのつきあいがあった。彼らには『TheBasement
Tapes』のような伝説的なブートレッグのライヴがある。このアルバムにはその熱量とエネルギーに匹敵するような瞬間はないが、それでもすばらしい曲が続く(「Forever
Young」「Something There Is About You」)中身の濃い作品であることは確かだ。『Planet Waves』を書いたころ、ディランは情緒的に下り坂にあり、それが後に『Blood
on the Tracks』を生む。このアルバムの曲が苦々しい「Dirgo」から、甘い希望を歌う「Wedding Song」へと雰囲気を変えるのは、そうした背景による。
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| 偉大なる復活 |
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Before The Flood 1974.6.20 |

LP:P6325~6Y



AB201

BDD-1

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- Most Likely You Go Your Way
- Lay, Lady, Lay
- Rainy Day Women #12 & 35
- Knockin' On Heaven's Door
- It Ain't Me, Babe
- Ballad Of A Thin Man
- Up On Cripple Creek
- I Shall Be Released
- Endless Highway
- The Night They Drove Old Dixie Down
- Stage Fright
- Don't Think Twice, It's All Right
- Just Like A Woman
- It's Alright, Ma
- Shape I'm In, The
- When You Awake
- The Weight
- All Along The Watchtower
- Highway 61 Revisited
- Like A Rolling Stone
- Blowin' In The Wind
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ディラン17枚目のアルバムは、ザ・バンドとの8年振りの全米ツアーのライブ録音。全部で21曲収録されているが、うちディランの演奏が13曲、残りの8曲がザ・バンドという構成だ。ツアーは1974年1月3日のシカゴ・スタジアムを皮切りに、2月24日のロスアンジェルス・フォーラムまで、延べ40回のライブが行われた。このツアーのチケットはすべて郵送による申し込みとなっていたそうだが、チケットの購入希望者は延べ1700万人にも及んだという。いかにディランのライブが待ち望まれていたかを示す逸話である。ディランの演奏部分については、なぜか最新作の《Planet
Waves》からの選曲はなく、おなじみといっていい代表曲がずらりと並べられていたが、いずれも原曲のイメージを破壊するかのように大胆なアレンジが施されており、ディランのボーカルも力み過ぎというくらいシャウトしている。このアルバムからディランを聴き出した人にとってはオリジナル・アルバムのディランは想像できないだろう。ライブとはいえ音質は最高で、ディランの乗りに乗ったロックン・ローラーぶりが堪能できるアルバムである。
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| 血の轍 |
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Blood On The Tracks 1975.1.20 |

LP:SOPO 20
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- Tangled Up In Blue
- Simple Twist Of Fate
- You're A Big Girl Now
- Idiot Wind
- You're Gonna Make Me Lonesome When You Go
- Meet Me In The Morning
- Lily, Rosemary And The Jack Of Hearts
- If You See Her, Say Hello
- Shelter From The Storm
- Buckets Of Rain
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70年代ディランの最高傑作とも呼ばれる、75年の作品である。単独名義のオリジナルアルバムとしては5年ぶり、全米ツアーで完全復活を宣言した直後にリリースされた。
サウンド的には、生ギター中心のフォークタッチの曲が多く、その分彼自身のヴォーカルの魅力がより味わえる1枚だ。多弁な歌詞と節回しが楽しい1曲目や、70年代版「ライク・ア・ローリング・ストーン」と評されたフォークロック調の4曲目など、収録曲も粒ぞろいだ。ディランの創造力が再び上昇気流にあったことを明確に示す作品だ。
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| 地下室 |
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The Basement Tapes 1975.7.1 |

LP:SOPJ120~121 |
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- Odds And Ends
- Blues For Breakfast
- Million Dollar Bash
- Yazoo Street Scandal
- Goin' To Acapulco
- Katie's Been Gone
- Lo And Behold!
- Bessie Smith
- Clothes Line Saga
- Apple Suckling Tree
- Please, Mrs. Henry
- Tears Of Rage
- Too Much Of Nothing
- Yea! Heavy And A Bottle Of Bread
- Ain't No More Cane
- Down In The Flood
- Ruben Remus
- Tiny Montgomery
- You Ain't Goin' Nowhere
- Don't Ya Tell Henry
- Nothing Was Delivered
- Open The Door, Homer
- Long Distance Operator
- This Wheel's On Fire
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1967年の6月から10月にかけて行われたザ・バンドのメンバーとのプライベートなセッションをとりまとめたものだ。録音された場所はニューヨーク州ウエスト・ソウガーティーズの通称ビッグ・ピンクの地下室で、のちにザ・バンドのファースト・アルバムもこの場所で録音された。収録された曲は全部で24曲だが、いずれも文句なしの名曲揃いで、このうち16曲でディランがリード・ボーカルをとっている。ディランのキャリアにおいて一大転機となったモーターサイクル事故以来はじめてのセッションであるが、ボーカルも作風もこの前後に正式リリースされたアルバムとはまったく違っている。このオリジナルのテープは当初ディラン周辺の音楽仲間の間でプライベートに聴かれていたが、やがて闇の市場にも出回りはじめ、ロック・ミュージックにおいて初めての海賊版レコードしてベスト・セラーとなったいわくつきのもの。冒頭に述べたとおり、もともとは正式なレコーディングセッションではなく、1台の家庭用のテープレコーダーと3本のマイクだけを使用して録音されたという。ありがたいことに約8年の歳月を経てようやく正式アルバムとして日の目を見ることになった。
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| 欲望 |
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Desire 1976.1.5 |

LP:25AP289
CD:CK92393 |
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- Hurricane
- Isis
- Mozambique
- One More Cup Of Coffee
- Oh, Sister
- Joey
- Romance In Durango
- Black Diamond Bay
- Sara
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ローリング・サンダー・レビュー・ツアーの最中に発表され、全米1位を獲得した傑作アルバム。ディランの力強いヴォーカルが魅力の1枚。
サウンド的には前作と同様にアコースティックの色合いが強い。しかし前作とまったく趣を異にするのが、ほとんど全編に流れるスカーレット・リベラのバイオリンのせいだろうか。ディランはこれまでのどのアルバムより力強いボーカルを聴かせ、これに呼応するかのようにハワード・ワイエスのドラムが炸裂する。アルバム発表に先立ってスタートしたローリング・サンダー・レビュー・ツアーのように自由奔放な雰囲気が漂っているが、サウンドそのものはかなりしっかりとまとまっている。ディランは本作でこれまでにない共同作業を試みており、特に詩の面ではジャック・レヴィに負うところが多い。前作に引き続き全米第1位のヒットとなり、その座を5週連続で守った。
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| 激しい雨 |
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Hard Rain 1976.9.1 |

LP:PC34349 (US)
CD:SRCS6169 |
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- Maggie's Farm
- One Too Many Mornings
- Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues
Again
- Oh, Sister
- Lay, Lady, Lay
- Shelter From The Storm
- You're A Big Girl Now
- I Threw It All Away
- Idiot Wind
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70年代半ば、ロックミュージックの世界ですらビジネス志向が強くなってきた。ディランはそのアンチテーゼを提唱するかのように、「ローリング・サンダー・レヴュー」なる流動的で自由な雰囲気のツアーを決行する。このアルバムは、そのツアーの一環として行われたコロラドとテキサスのコンサートでの演奏を収録したライヴ盤だ。
曲ごとに参加メンバーも違うし、演奏自体もラフでフリーなムードの曲がほとんどである。だが、当時まき起こっていたパンクムーヴメントの連中と同じぐらいに、ロックの本質をついている。
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| ストリート・リーガル |
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Street Legal 1978.6.15 |

LP:25AP 1099 |
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- Changing Of The Guards
- New Pony
- No Time To Think
- Baby, Stop Crying
- Is Your Love In Vain?
- Senor (Tales Of Yankee Power)
- True Love Tends To Forget
- We Better Talk This Over
- Where Are You Tonight
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前作のライブ《Hard Rain》からは1年9ヶ月振り、スタジオ録音としては前々作の《Desire》から2年半振りとなる。この間、1978年2月から3月にかけて、ディランの初来日ライブが敢行され、日本のディラン・ファンはいささか戸惑いながらもこの新作に期待した。レコーディングはカリフォルニア州サンタモニカのランダウン・スタジオ。ディランがリハーサル用に借りたスタジオだ。バック・ミュージシャンはほぼ来日時と同じメンバーだが、ライブとはまったく異なったアプローチの演奏が聴ける。本アルバム全体を通して一貫しているのはディランのポップ性。強烈に個性的な曲は見当たらないが、佳曲が揃っている。
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| 武道館 |
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At Budokan 1979.4.23 |

LP:40AP1100~1 |
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- Mr. Tambourine Man
- Shelter From The Storm
- Love Minus Zero/No Limit
- Ballad Of A Thin Man
- Don't Think Twice, It's All Right
- Maggie's Farm
- One More Cup Of Coffee
- Like A Rolling Stone
- I Shall Be Released
- Is Your Love In Vain?
- Going, Going, Gone
- Blowin' In The Wind
- Just Like A Woman
- Oh, Sister
- Simple Twist Of Fate
- All Along The Watchtower
- I Want You
- All I Really Want To Do
- Knockin' On Heaven's Door
- It's Alright, Ma
- Forever Young
- The Times They Are A-Changin'
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1978年2月22日、遂にディランが日本での初公演を行った。東京の日本武道館と大阪の松下体育館で合計11回の公演が行われた。当時中学2年であった筆者は期末試験の最中にもかかわらず3月3日の日本武道館で初めてディランを生で体験した。コンサートの中身そのものよりも、とにかく実物のディランを肉眼で見ることのできた感動が忘れられない。当時、日本の新聞は今世紀最後の大物ミュージシャンの来日と大騒ぎし、来日公演のギャラは当時では破格の3億5千万円ともささやかれた。初日の公演には、当時、薬物事件で謹慎中の井上陽水のほか、岡林信康に誘われて美空ひばりも聴きにきた。パンナム航空機で羽田空港に降り立ったディランの記者会見と2月22日のステージの模様はNHKのニュース番組でも取り上げられた。そんな大騒ぎの来日公演を記録したのがこのアルバム。ディランにとっては23枚目であるが、実は日本では全世界に先駆け1978年11月に発売されたものだ。実際の公演を聴いた者としては、なんとも物足りないアルバムではあるが、とにかく日本での演奏が公式に記録されたことは喜ばしいことだろう。アルバムに収録されたのは2月28日と3月1日の演奏であるが、会場の客席の臨場感は見事にカットされている。レコードとしての音質は良いのかもしれないが、ライブならではの臨場感をもっと残すべきだったろ思う。
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| スロー・トレイン・カミング |
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Slow Train Coming 1979.8.20 |

LP:25AP1099
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- Gotta Serve Somebody
- Precious Angel
- I Believe In You
- Slow Train
- Gonna Change My Way Of Thinking
- Do Right To Me Baby
- When You Gonna Wake Up
- Man Gave Names To All The Animals
- When He Returns
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なぜか突然ボーン・アゲイン・クリスチャンになってしまったDylanの第一作。 当時賛否両論で騒然となり、なぜか1.はグラミーを獲ってしまう。
またこの時期のライブは旧作は一切やらず、このアルバムのナンバーをはじめとする
ゴスペル・ミュージックのみを演奏しつづけ、これも賛否両論を巻き起こす。 ただそういう色眼鏡で見ずに単純にアルバムを聞けばこれはそんなに悪いアルバムではない。
自身で「初めて正式にプロデュース作業を行った作品」と言っているとおり プロの手で丁寧にサウンドを作られたアルバムという感じがする。
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