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| アンダー・ザ・レッド・スカイ |
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Under The Red Sky 1990.7.11 |

CD:CK46794 (US)
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- Wiggle Wiggle
- Under The Red Sky
- Unbelievable
- Born In Time
- T V Talkin' Song
- 10,000 Men
- 2X2
- God Knows
- Handy Dandy
- Cat's In The Well
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ウォズ兄弟にプロデュースされた、全10曲オリジナル新作によるディラン90年代最初(’90年)のアルバム。
ドラムス(ケニー・アロノフ)、ベース(ドン・ウォズ、ランディ・ジャクソン)の基本リズム・セクションを除くと、1曲ごとにジョージ・ハリソン、エルトン・ジョン、アル・クーパー、スラッシュ、ロベン・フォード等などの豪華ゲストが入れ替わり登場する。録音に際しては、実際スタディオ入りするまで、ディランにはどういったメンバーと組むことになるのか知らされなかったらしい。これは、より偶発的でスポンテニアスな音楽を期待したドン・ウォズの目論見だが、正直それほど成果が上がっているとは思えない。
ディラン自身のヴォーカルもバックの演奏も全体的に穏やかな表情を見せている。G.ハリソンがスライド・ギターで参加する、どこか感傷的なタイトル曲が最も印象に残るところからして、ディランの心持ちもあまりアグレッシヴではなかったのだろう。
あるいは、ドン・ウォズが用意万端準備した60年代フォーク・ロック・ヒーローを遇する舞台で、ディランが「OK,OK!」とばかりにその役を演じきっているようにも感じる。「マギーズ・ファーム」や「ライク・ア・ローリング・ストーン」を思わせるナンバーが含まれているのも、ディラン自身によるディランのパスティーシュの如くだ。
結論としては、熱烈なディラノロジストの評価は知らないが、楽曲を含めガツンと強烈に魅きつけられるところの少ない作品だ。
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The Bootleg Series Vols.1-3 |
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| グッド・アス・アイ・ビーン・ツウ・ユー |
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Good As I Been To You 1992.11.3 |

CD:CK53200
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- Frankie And Albert
- Jim Jones
- Blackjack Davey
- Canadee-I-O
- Sittin' On Top Of The World
- Little Maggie
- Hard Times
- Step It Up And Go
- Tomorrow Night
- Arthur McBride
- You're Gonna Quit Me
- Diamond Joe
- Froggie Went A-Courtin'
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60年代からアメリカの魂を歌ってきたボブ・ディランが全曲トラディショナル・フォーク・ソングで固めたカヴァー・アルバム。“詠み人知らず”のナンバーばかりだが、どの曲にもディランのエキスがたっぷり染み込んでおり、“ボブ・ディラン・ミュージック”として楽しむことができる。60年代の彼を思わせるギター1本の弾き語りというスタイルも、彼のヴォーカルとギター、ハーモニカの味わい深さを引き出していて素晴らしい。次作『ワールド・ゴーン・ロング』と共に、ルーツへの回帰を図った重要な作品であり、アメリカ音楽をひもとく上でも貴重。
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| 30トリビュート・コンサート |
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The 30th Anniversary Concert Celebration 1993.8.24 |

CD:C2K63230 (US)
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- Like A Rolling Stone-John Mellencamp
- Leopard-Skin Pill-Box Hat-John Mellencamp
- Blowin' In The Wind-Stevie Wonder
- Foot Of Pride-Lou Reed
- Masters Of War-Eddie Vedder/Mike McCready
- The Times They Are A-Changin'-Tracy Chapman
- It Ain't Me, Babe-June Carter Cash/Johnny Cash
- What Was It You Wanted-Willie Nelson
- I'll Be Your Baby Tonight-Kris Kristofferson
- Highway 61 Revisited-Johnny Winter
- Seven Days-Ron Wood
- Just Like A Woman-Richie Havens
- When The Ship Comes In-The Clancy Brothers and Robbie O'Connell with special
guest Tommy Makem
- You Ain't Goin' Nowhere-Mary Chapin Carpenter/Rosanne Cash/Shawn Colvin
- Just Like Tom Thumb's Blues-Neil Young
- All Along The Watchtower-Neil Young
- I Shall Be Released-Chrissie Hynde
- Don't Think Twice, It's All Right-Eric Clapton
- Emotionally Yours-The O'Jays
- When I Paint My Masterpiece-The Band
- Absolutely Sweet Marie-George Harrison
- License To Kill-Tom Petty & The Heartbreakers
- Rainy Day Women #12 & 35-Tom Petty & The Heartbreakers
- Mr. Tambourine Man-Roger McGuinn
- It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)-Bob Dylan
- My Back Pages-Bob Dylan, Roger McGuinn, Tom Petty, Neil Young, Eric
- Knockin' On Heaven's Door
- Girl Of The North Country-Bob Dylan
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事の発端はコンサートの2週間前、生番組"Saturday Night Live"に出演したオコナーがボブ・マーレーの「War」を歌いながら「善が悪に勝つと信じる」というところでローマ法王の写真を破ったことです(5枚組みDVDに収録)。彼女の行動の真意は不明ですが、アイルランドのカトリック教会の小児性愛者聖職者問題に対する抗議の意味と思われます。
その行動の結果が、このコンサートでの有名なブーイング事件です。歌おうとしてステージに出て来たオコナーに対してブーイングが起こりました。オコナーは硬直し、しばらくじっとしていましたが、やがてイントロを始めたバンドを遮り、オコナーは伴奏なしで聴衆に挑むように1人で歌い出しました。「人間を優劣で区別する哲学がこの世から消え去らない限り、世界中が戦争だ」…「War」でした。歌い終わったオコナーは毅然と観衆に向かい、踵を返しましたが、舞台裏に入った瞬間に泣き崩れていました。
この出来事はこのナツメロ大会に一瞬の場違いな緊張感をもたらしましたが、その後は何事もなかったように進行していきました。ちなみにステージ後の彼女はセント・マークス・スクエアで生卵をぶつけられたといいます。
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| 奇妙な世界に |
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World Gone Wrong 1993.8.26 |

CD:974857 2 (UK)
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- World Gone Wrong
- Love Henry
- Ragged & Dirty
- Blood In My Eyes
- Broke Down Engine
- Delia
- Stack A Lee
- Two Soldiers
- Jack-A-Roe
- Lone Pilgrim
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全曲ソロの弾き語りスタイルで、トラディショナルやブルースナンバーをカヴァーした、前作の続編的アルバムである。年齢を重ねてより渋みを増したヴォーカルが、ストイックなブルースナンバーによく合っている。また、伴奏がディランのギターだけであるため、テクニカルなギタープレイヤーとしての彼の真価が、十二分に発揮されたアルバムともいえる。この時期のディランは、古きよきブルースを現代に伝える、語り部的な役割を果たそうとしていたのかもしれない。
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| グレイト・ヒット第3集 |
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Bob Dylan's Greatest Hits Vol.3 1994.11.15 |

CD:CK66783 (US)
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- Tangled Up In Blue
- Changing Of The Guards
- The Groom's Still Waiting At The Altar
- Hurricane
- Forever Young
- Jokerman
- Dignity
- Silvio
- Ring Them Bells
- Gotta Serve Somebody
- Series Of Dreams
- Brownsville Girl
- Under The Red Sky
- Knockin' On Heaven's Door
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グレイテスト・ヒッツのVol.1と2がほぼ60年代の音源で 固められているのに比べると、この第三集は70年代前半から 90年代前半まで、一枚の音源の中でなんと20年の差が。
しかしそこは御大。違和感はかえってヴァラエティとなって 響いてきます。それも、根本が変らないアーティストだから でしょうか。ディランのような人だからこそ、まとめて
聴けるベスト盤の存在も価値があるんだと思います。 個人的には若かりし頃に衝撃を受けた「Jokerman」や 「Silvio」、円熟の味である「Ring
Them Bells」、そして アンプラグドでライヴ演奏が聴ける「Dignity」のオリジナル スタジオ録音がツボでした。選曲・曲順も癖になる1枚です。
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| MTVアンプラグト |
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MTV Unplugged 1995.5.2 |

CD:CK67000 (US)
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- Tombstone Blues
- Shooting Star
- All Along The Watchtower
- The Times They Are A-Changin'
- John Brown
- Desolation Row
- Rainy Day Women #12 & 35
- Love Minus Zero/No Limit
- Dignity
- Knockin' On Heaven's Door
- Like A Rolling Stone
- With God On Our Side
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アンプラグド・シリーズではなぜかあまり認知度の高くないディランのアンプラグド。クラプトンや最近ではローリン・ヒルやアリシア・キーズのものが良質なアンプラグドとして親しまれていますが、ディランのアンプラグドも素晴らしい仕上がりとなっています。アンプラグドといってもかなり電子楽器を多用していますが、原曲を忠実に演奏しないディランならではの変奏楽曲が感動のステージを演出しています。観客はイントロを聴いてもそれが何の曲なのかわからないので、誰が一番に曲名を当てるかを競っているようです。ほとんどのライブでラストを飾る『天国への扉』のあとに『ライク・ア・ローリング・ストーン』が流れ出すと、観客は絶頂に達します。ステージの流れをよく考えた、ストーリー性の高いアンプラグドとなっています。
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| ラヴ・シック |
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LOVE SICK~DYLAN ALIVE! 1997.1.20 |

CD:SRCS8760-1 |
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【CD 1】
1.Love Sick(Album version)
2.Can't Wait(Live
Version)
3.Roving Gambler(Live Version)
4.Blind
Willie Mctell(Live Version)
【CD
2】
1.Love
Sick(Live“Grammy”version)
2.Cold
Irons Bound(Live version)
3.Cocaine
Blues(Live
version)
4.Born
In Time(Live version)
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97~8年の「ネヴァー・エンディング・ツアー」からのライヴ・テイクを中心に編まれたこの二枚組CDは、アナログをデジタル・リマスターせずにCD化したライヴ盤(『激しい雨』『偉大なる復活』)とくらべると、とにかく音がクリア。さらに、スタジオ・テイクよりも音に味があります。ディランのライヴ盤の場合よくあることながら、曲がスタジオ・テイクよりも一歩完成に近づいたという観があります。
CD1-1は、『タイム・アウト・オヴ・マインド』のトラック1をそのままシングル・カット。CD2-1は、グラミー賞授賞式でのライヴ・テイク。基本的なアレンジは、スタジオ・テイクと変わりませんが、しかし、間奏でのディランによる熱いエレキ・ギター・ソロがアルバム全体のクールでとにかく印象的。CD1-2は、『タイム・アウト』のトラック10のオリジナルとくらべると、ハードでポップなロック調のアレンジ。CD1-4は、『インフィデル』のアウトテイクでのちに『ブートレッグ・シリーズ第1~3集』に収録されたスタジオ・テイクとはちがって、ピアノ中心ではなく、エレキ・ギター中心。CD2-2は、『タイム・アウト』のトラック8をほぼ同じアレンジで演奏していますが、演奏にライヴの熱がこもっています。CD2-4は、『アンダー・ザ・レッド・スカイ』収録のスタジオ・テイクとちがって、アコーディオンがなくシンプルなバンド・サウンド。
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| タイム・アウト・オブ・マインド |
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Time Out Of Mind 1997.9.29 |

CD:486936-2 (UK)
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- Love Sick
- Dirt Road Blues
- Standing In The Doorway
- Million Miles
- Tryin' To Get To Heaven
- 'Til I Fell In Love With You
- Not Dark Yet
- Cold Irons Bound
- Make You Feel My Love
- Can't Wait
- Highlands
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『Time Out of Mind』がスタートすると、ボブ・ディランは1964年の「One Too Many Mornings」と同じように淀んだ日の風景の中に姿を現す。だが、今回のディランには、街角や遠くで吠える犬をロマンティックに描き出すような余裕はない。どんなに愛に、そして自分自身に疲れているか、ひたすらうめき声で訴えるばかりだ。うめくことで先を続ける力が出てくるんだと言いつつ、ディランは歌い続ける。そのようにしてつづられていく11曲は、ディランがもっとも正直に自分の気持ちを吐露したもので、雄弁な音楽性を持っている。90年代初頭の傑作アルバム『Good
As I Been to You and World Gone Wrong』で垣間見せた、再構成されたボトル・ブルースを受け継ぐのが本作なのだ。ダニエル・ラノワの手になるプロダクションとグルーヴは、ダーティーな質感をかもし出すべく入念に計算されており、少なくとも『Blood
on the Tracks』以降のディランのアルバムの中では最高の仕上がりといえるだろう。どれほどディランがひどい気分だと訴えようとも、これは強い、本当に強い男のつくった音楽である。
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| ベスト・オブ・ボブ・ディラン |
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The Best Of Bob Dylan 1997.8.6 |

CD:SRCS8412 |
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- Blowin' In The Wind
- The Times They Are A-Changin'
- Don't Think Twice, It's All Right
- Mr. Tambourine Man
- Like A Rolling Stone
- Just Like A Woman
- All Along The Watchtower
- Lay, Lady, Lay
- I Shall Be Released
- If Not For You
- Knockin' On Heaven's Door
- Forever Young
- Tangled Up In Blue
- Oh, Sister
- Gotta Serve Somebody
- Jokerman
- Everything Is Broken
- Shelter From The Storm(Alternate version)
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1997年編纂のボブ・ディランのベスト盤。ディランの場合、オリジナル・アルバムの数が多いうえ、各時代ごとに名盤と呼ばれる作品があり、さらには歌詞が難解なため日本語対訳がないとなかなか曲の内容を理解できない等々、初めて聴く人にとってはハードルの高いアーティストともよく言われる。
62年の余りにも有名な「風に吹かれて」から、89年の『オー・マーシー』収録曲「エヴリシング・イズ・ブロークン」まで、ディランの代表作といわれる作品を過不足なく網羅した選曲の良さ、菅野ヘッケル氏によるディランのバイオグラフィーおよび詳細な全曲解説、そして歌詞対訳と、入門用としてこれほどコンパクトかつ充実したテキストは他にない。“一家に一枚の必携盤”という表現も、決してオーバーではない。
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Bob Dylan Live 1966 |
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Not Dark Yet〜Dylan Alive!Vol.2 1997.8.6 |

CD:SRCS 8914
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1.Not Dark Yet(Album version)
2.Boots Of Spanish Leather(Live Version)
3.Tears Of Rage(Live Version)
4.Senor(Tales Of Yankee Power) (Live Version)
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{ディラン・アライヴ}シリーズの第2弾。グラミー最優秀アルバム賞を獲得した『タイム・アウト・オブ・マインド』に収録の「ノット・ダーク・イエット」と,ネヴァー・エンディング・ツアーの98年のライヴから厳選した3曲を収録。まさにアライヴ!
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