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更新日:2005/02/01
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 この講座の“第8回”でも少し触れましたが、歪み系エフェクターにはいくつかの種類があり、それぞれに違った特徴があります。


・ディストーション/オーヴァードライヴ
 この2つは、構造的にほぼ同じエフェクターで、ディストーションは深い歪みを、オーヴァードライヴはナチュラルな歪みを作ります。
 そして、大抵の場合、どちらのエフェクターにも“GAIN”と“LEVEL”がある事から分かるとおり(機種によってはGAINは“DRIVE”、LEVELは“VOLUME”等と表記されている場合もあります。)、プリ・アンプと同じように捉える事が出来ます。
 多くのディストーション/オーヴァードライヴはトランジスタ(実際にはIC)回路を採用していますが、中には実際のアンプの様に真空管を使った機種も存在します。


・ファズ
 コレは機種によってサウンドはかなり異なりますが、やや潰れた感じの音が一般的で、イメージ的には「かなり歪むディストーション」って感じです。。。
 ただ、中にはオーヴァードライヴやディストーションの様にキレイに歪む機種もあり、ファズ独特の長いサスティンを活かしてリード・プレイに活用しておるギタリストも多くいます。


・ブースター
 ギターからの信号を増幅し、アンプへの入力を過大にして歪ませるのがこのブースターです。アンプ本来のサウンド特性を保ちつつ、歪みを更に増幅させたい時に使用すると効果的です。



 以上が歪み系に代表されるエフェクターですが、この歪み系エフェクターは、他のエフェクターよりも圧倒的に種類が多く、各メーカーから様々なエフェクターが発売されています。


 でわ、次に実際の歪み系エフェクターにおけるコントロール部について見て行きましょう。


 
・DRIVE(GAIN/DIST/FUZZ)
 機種によって色々な名前が付いていますが、要するに歪みの深さを決めるツマミです。歪みの深さとその変化は機種毎に異なりますが、DRIVEを上げると歪みだけでなく音量も上がるので(アンプと仕組みは同じ)、エフェクトON時とOFF時の音量を同じに保つには、DRIVEを上げたらLEVELを下げるっと言った使い方が一般的です。
 また、エフェクターだけに限らず、歪みそのものの特性として、深く歪ませるほど高音の倍音が増えてトレブリーなサウンドになる傾向があり、ノイズが増え、音が痩せると言う性質があります。


・TONE(FILTER/COLOR)
 名前から想像がつくと思いますが、これは音色を調節するツマミです。一般的なTONEは、高音を削って音色を調節する仕組みなので(これもアンプと同じ仕組み)、構造的には“10”がフラットなサウンドで、左に廻すほど高音を削るものがほとんど。
 しかし、「DRIVE」の項で説明したとおり、歪みは高音の倍音が増し、TONEが“10”だと高音が強すぎるので、普通は“5”の位置を基準に音作りを行うように設計されています。
 この“TONE”が歪み系エフェクターの個性になっている事も多く、「BASS、MIDLE、TREBLE」などの3バンドイコライザーを搭載した機種や、中音のクセを調節する“CONTOUR”を搭載してる機種もあります。


・LEVEL(VOLUME/OUTPUT)
 最終的な音量、つまりエフェクターの出力の大きさを調節するツマミ。LEVELを上げすぎると、次のエフェクターの入り口で予期せぬ歪み(と言うよりも割れた音)が発生したり、次に繋いでるエフェクターがデジタル・エフェクターなら、クリップ・ノイズが発生してサウンドを台無しにしてしまう事もあります。
 しかし、この“LEVEL”の扱い方には裏技的な使用方法もありまして。。。。基本的にはエフェクトON、OFF時の音量が同じになるようにLEVELを調節するのですが、この”LEVEL”の性質を逆手にとってブースターとして使う事も出来るんです。

 具体的にはどうすれば良いかと言いますと・・・・

 出来れば、ディストーションやファズではなく、ナチュラルな歪みを作れるオーヴァードライヴを使用します。で、軽く歪ませたアンプ(軽く指で弾くとクリーンになる程度が望ましい)に、“LEVEL=8〜9”、“DRIVE=2〜4”にセッティングしたオーヴァードライヴを繋ぐと、ギター、アンプ本来のサウンドを残しつつ、元気でハリのある太い音が作れるんです。
 
 歪み系エフェクターを使用する上で、この方法が1番オススメ!私もこの方法で音を作ってます。
 
第10回 「エフェクターに関する基礎知識 〜 歪み系〜 」
Sound Construction
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