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更新日:2005/04/01
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 ダイナミクス系エフェクターと言うと、真っ先に思い浮かぶのは“コンプレッサー/リミッター”ですが、これらを含め、以下のエフェクターもダイナミクス系に分類されます。


  ・コンプレッサー/リミッター  ・・・ 音量変化、大きな音を圧縮、リミッターは圧縮率が高い。
  ・サスティナー          ・・・ サスティンを長く、コンプレッサー+小音量の増幅効果。
  ・ストリングス・エフェクト    ・・・ アタックを遅くしてヴォリューム奏法を自動的に行う。
  ・ノイズ・ゲート(リダクション) ・・・ ノイズを減少、一定音量以下の小さな音を遮断。


 今回は、クリーン系のサウンド・メイクには欠かせないコンプレッサーを紹介しましょう。


〜 コンプレッサー/リミッター 〜
 
 ダイナミクス系のエフェクトで最も良く使われるコンプレッサーとリミッターは、構造的にはほとんど同じ物です。
 「設定した値以上の大きな音量を圧縮して、小さな音との音量差を縮める」これがコンプレッサーの役割。つまり、クリーン・トーンのアルペジオやカッティングなんかでコンプレッサーを使うと、ツブが揃った気持ちの良いサウンドが得られます。

 そして、圧縮率を高くし、瞬間的な過大入力(ピーク)を抑える働きをするのがリミッターです。ギターではコンプレッサーを使用するケースが多いですが、瞬間的な出力がより大きいベースなどは、リミッターを使うと便利なのです。

 コンパクト・タイプのコンプレッサーは幾つかのコントロールを省略している場合が多いですが、基本的な構造を知る為に、ラック・タイプのエフェクターに装備されているようなコントロールについても説明しておきます。


・THRESHOLD
 どのくらいの強さでギターを弾けば音にコンプレッサーが掛かるのか、その一定の“基準の音量”を決めるのがこの部分。例えば「全体の音量をこのくらいの大きさに揃えたい」と思う値に設定しておいてやれば、ギターを柔らかく弾いたときにはコンプレッサーの効果は掛からず、強く弾いて音量がこの値を超えた時にはコンプレッサーが掛かって、ツブの揃った滑らかなサウンドになるワケです。

・SUSTAIN(RATIO/COMP)
 音の圧縮率、つまりTHRESHOLDの値を超えた音量をどれくらい小さくする(基準の音量に近づける)かを調節します。「1:6」のように整数比で表示される事もあり、分かりづらいと思いますが、要するに“数字が大きいほど圧縮率が高い”と覚えておけば良いでしょう。
 SUSTAINが高ければ高いほど、THRESHOLDを超えた音量が基準の音まで圧縮されます。逆に低いとあまり圧縮されません。

・ATTACK
 THRESHOLDで設定した基準値を超えた音に、コンプレッサーが掛かり始めるまでの時間を調節。値を大きくするほど効果が速く掛かり、小さくするほど遅く掛かります。
 ギターの音では、ATTACKを大きくするとギターのアタック音も圧縮されてピッキング音が目立たなくなり、逆にATTACKを小さくするとピッキング音に効果が掛からず、ピッキング音が強調されます。

・RELEASE
 音量がTHRESHOLDの基準値を下回った後、効果が切れるまでの時間。省略される事が多い部分です。

・LEVEL
 全体の音量を調節。コンプレッサーは音量が下がるエフェクターなので、このツマミで下がった音量を補う必要があります。


 コンプレッサーを実際に使用する上での注意点は、他のエフェクター同様で“掛け過ぎると確実に音ヤセする”と言う事です。あくまでも「エフェクト=効果」である事をお忘れなく・・・・
第12回 「エフェクターに関する基礎知識 〜 ダイナミクス系〜 」
Sound Construction
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