更新日:2004/05/01
ビルト・イン・ワン・タイプ
スタック・タイプ



上の写真を見てもらうと分かるように、「スタック・タイプ」のアンプは、プリ・アンプ部(ヘッド部分)とスピーカー部(キャビネット)に分かれており、「コンボ・タイプ」の方は、プリ・アンプとスピーカーが一体になってます。
また、「スタック・タイプ」には、真空管(チューブ)を使用し、100Wを超える高出力なモデルが多く、「ビルト・イン・ワン・タイプ」にはトランジスタを使用した、比較的低出力なモデルが多い傾向にあります。
ここで、「チューブ・アンプ」と「トランジスタ・アンプ」のメリットとデメリットを比較して見ましょう。
トランジスタは、「消費電力が少なく増幅効率が高い」「音質特性が良い」「ノイズが少ない」「耐久性が高い」「安定性が高い」「電源を入れたらすぐに使用可能」「寿命が長い」「小型で軽量」「低価格」ect・・・・・と言う数々の優れた特徴があります。
トランジスタの大量生産が始まった70年代には、ラジオやテレビを始め、様々な電化製品にトランジスタが使用されました。こう言ったトランジスタの特徴は、そのままギター・アンプにも反映されていて、「サウンドがクリア」「耐久性が高く、殆どメンテナンスが不要」「低価格で軽量小型」などがトランジスタ・アンプのメリットです。
唯一と言っても良いデメリットは歪ませた時の音質で、トランジスタ・アンプで作った歪みを好むギタリストは非常に少数です。
一方、チューブ・アンプは、「消費電力が高く増幅効率が低い」「音質特性が悪い」「ノイズが多い」「振動や温度変化に弱く、耐久性が低い」「動作が不安定」「電源投入後、数分の余熱時間が必要」「寿命が短い」「大型で重い」「高価格」ect・・・・・とデメリットだらけ。。。。数少ないメリットは、「歪みが自然」「ウォームな音質」「音圧」など、サウンド面だけに限られます。
トランジスタ・アンプはピュアで音の立ち上がりが早く、チューブ・アンプは音の立ち上がりが遅い為、クリーンなサウンドはトランジスタ・アンプを好むギタリストは多いですが、太く、粘りのあるクリーン・サウンドはチューブ・アンプならではのサウンドですね。
真空管は、一本一本の個体差が大きく、現代においては、工業製品として完全にトランジスタには及ばず、真空管が最先端で使われているのは恐らくギター・アンプの世界だけでしょう。
未だにそんな古臭い真空管が、多くのギタリストに支持され続けているのは、「ギタリストのフィーリングを“直”に反映してくれるパーツ=真空管」だからだと思います。
トランジスタ・アンプとチューブ・アンプ。この2つがサウンド面で最も大きな違いを生んでいるのが「歪み」の部分ですが、次回は、「歪み方の違い」と、「どうして音が歪むのか」と言う事についてお話ししたいと思います。
今回はアンプについてお話します。
アンプの種類は、大きく分けて「チューブ・アンプ」と「トランジスタ・アンプ」の2種類に分けられます。
また、その中でも「スタック・タイプ」と「ビルト・イン・ワン・タイプ(コンボ・タイプ)」と呼ばれる物が存在します。
下のアンプは、私が所有している「ビルト・イン・ワン・タイプ」と「スタック・タイプ」のアンプです。
第3回 「チューブ・アンプとトランジスタ・アンプ Part I 」