TOP
LESSON ROOM TOP
CLASSROOM
更新日:2004/07/03
直線上に配置
 今回は「真空管がどの程度サウンドに影響するのか?」と言うのを解説して行きます。

 まず、真空管は大きく分けて「プリ管」と「パワー管」に区別できます。名前から分かる通り、プリ管はプリ・アンプ部、パワー管はパワー・アンプ部に使用されます。
 この2つのうち(プリ管、パワー管)、サウンドに最も影響するのはパワー管の方で、プリ管よりも音色に関わる部分が非常に大きいです。あまりのサウンドの変化に違和感を感じる人もいるくらい音が変わります。

 かと言って、「じゃあプリ管を換えてもサウンドに変化はないの?」って言われると、そうでもありません。
 「パワー管を交換すると、ギターで言うピック・アップを交換したくらい音が変わり、プリ管を交換すると、ギターで言う弦を交換したくらい音が変わる」と言うふうに思っていただければ分かり易いと思います。。

 チューブアンプを使ってて「あれ?何か前と音が違うぞ」って感じたら、取りあえず真空管を交換してみると良いかも知れません。特にパワー管がダメな時は、音量が出なくなったり、低音が出てこなくなったりします。
 同様に、真空管を今までと違うメーカーの物に交換すると今までとはチョット違った音になるので色々と試してみるのも良いと思います。

 真空管の寿命については、プリ管とパワー管で違うんですが、パワー管の方が寿命が短くて、どのくらいの音量で鳴らしていたかということで大幅に変わってきます。仮に、週に1回、2時間程度の使用だったら1年くらいは保つと思います。本来のクオリティを保ちたいなら、それくらいの頻度で換えた方が良いでしょう。

 プリ管の方は、パワー管の時と同じくらいの使用頻度でも3〜4年くらいは大丈夫だと思います。

 真空管(チューブ・アンプ)を使用するに当たっていくつか注意点がありまして、これを守らないと新品の真空管もスグ「ゴミ箱行き」になってしまいます…!
 でわ、早速注意点を見て行きましょう。。。

 チューブ・アンプには「POWER(電源)」の他に、「STANDBY」と言うスイッチが付いているのですが、必ず「POWER(電源)」を入れてから1〜2分経って「STANDBY」をONにして下さい。
 真空管は、電源を入れてから暖まるまでに数十秒掛かるので、十分に余熱してから使用しないと、真空管に余計な負担が掛かってしまい寿命が極端に短くなってしまうんです。
 逆に、電源を切る時は「SUTANDBY」をOFFにして1〜2分経ってから「POWER(電源)」をOFFにして下さい。
 
 次に、チューブ・アンプは必ずスピーカーを繋いだ状態で使用する様にして下さい。例えば、自宅録音などでラインアウトから録音する時には、スピーカーを繋いでないとパワー管が飛んじゃいます!!
 パワー管は電流を増幅させる物なので、スピーカーが繋がれてないと電流の行き場がなくて、チューブが真っ赤になって最後には切れてしまうんです。
 ですから、スピーカーか、もしくはロード・ボックスと言うスピーカーの代わりになる物を繋げておかないとイケナイと言うのが重要です。

 それと、もう1点。先ほども述べた通りパワー管は電流を増幅するので、アンプの電源が入っている時はかなり熱くなります。なので、アンプの通風孔に物(特にタオルなど)を置いて熱の逃げ道を塞がない様にしましょう。一見なんでもないような行為に感じるかもしれませんが、意外とコレで真空管の寿命を短くしちゃってる人が多いんですよね。。。
第5回 「真空管によるサウンドへの影響、及びチューブ・アンプ使用時の注意」
Sound Construction
直線上に配置
LESSON ROOM TOPへ戻る